映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回の記事は、2017年7月19日に公開した記事を再編集したものとなっております。
本作の続編、というかスピンオフ作品である『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』を鑑賞するため、Netflixで配信されていた『Mr.タスク』を2017年に視聴しました。
一時、映画界では~人間シリーズが色々と輸入されておりましたが、本作も、そのうちのひとつとして日本へ入ってきましたね。
ひっそりと公開した本作ですが、ホラー映画が好きな人々の間では、そこそこの知名度があるようです。
ちなみに、本作と『コンビニ・ウォーズ』、そして次回作『MOOSE JAWS(ヘラジカ・ジョーズ)』で、「カナダ三部作(トゥルー・ノース・トリロジー)」と呼ばれているようです。
しかし、『MOOSE JAWS(ヘラジカ・ジョーズ)』は、2024年時点では、まだ製作されていないようです。
もしかしたら、二部作になるかも?
そんなわけで、今回は『Mr.タスク』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
製作:2014年アメリカ、カナダ
日本公開日:2015年7月18日
上映時間:1時間42分(102分)
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
ポッドキャストで低俗な番組を運営しているウォレスは、取材のためにカナダへ赴くものの、取材対象が亡くなってしまい途方にくれる。
酒を飲むために立ち寄ったバーのトイレで、ある広告を目にしたウォレスは、早速、その広告主に連絡をとり、指定の場所へと向かう。
広告は部屋を貸すというものだったが、ウォレスは部屋ではなく、広告主である老人に興味を持ったのだ。
ウォレスは、ハワードと名乗る老人から、数々の冒険譚を聞くうちに、強烈な眠気に襲われ、そのまま眠ってしまう。
目覚めたウォレスは、なんともいえない違和感に襲われる。
足が動かないのだ。
ハワードは毒クモに噛まれたと言って治療の過程で足が動かないと主張するが、自分の足にかけてある毛布を取ると、なんと自分の足が無くなっていた。
ハワードは、一体、ウォレスに何をするつもりなのか?

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紹介している作品は、2024年10月時点の情報です。
現在は配信終了している場合や、動画レンタル・動画購入対象作品に変更している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
Amazonプライムビデオ『Mr.タスク』(字幕版)
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製作:シャノン・マッキントッシュ、サム・イングルバート、ウィリアム・D・ジョンソン、デヴィッド・S・グレートハウス
製作総指揮:ジェニファー・シュウォールバック
音楽:クリストファー・ドレイク
撮影:ジェームズ・R・ラクストン
ウォレス・ブライトン:ジャスティン・ロング(川中子雅人)
アリー・レオン:ジェネシス・ロドリゲス(木下紗華)
テディ・クラフト:ハーレイ・ジョエル・オスメント(山崎健太郎)
ギー・ラポワンテ:ジョニー・デップ(平田広明)
コンビニ店員#1:ハーレイ・クイン・スミス(佐野愛)
コンビニ店員#2:リリー=ローズ・デップ(相沢梨紗)
他の~人間シリーズと同様に、結構、悪趣味な映画かと思いきや、意外と手堅くストーリーを作っているような感じです。
いやまぁ、充分に悪趣味ではあるんですが、「セイウチ人間」というアイデアだけで突っ走った印象があり、いまひとつ、突き抜けなかったという感じ。
前半は不気味さがあって、そこそこ面白いのですが、後半はイマイチ。
肝心の部分で面白みがないという致命的な映画でございました。
なんとも微妙な作品となっております。
ハワードと名乗る老人の冒険譚もなかなかいいですし、この老人が主人公に対し、どのような事をしようと企んでいるのか、イマイチ、掴めない不気味さがあってグッドでございました。
聡明である印象のハワードですが、「この人、大丈夫か??」と思わせる奇怪で意味不明な言い訳により、じょじょに、観客の不安を煽っていくスタイルは、なかなか良かったのではないでしょうか。
なるほど、確かに人気でちゃいますね、この二人。
ひとりは、ジョニー・デップの娘さんで、不思議な魅力を持つ美人さんです。
「マジで??」と目が点になりました。
このタスク氏の造形は、かなり手が込んでいて、CGとかではない分、気持ち悪さが半端ありません。
絶妙に、人間とセイウチをミックスさせることに成功しているため、グロテスクな印象を受けるデザインになっております。
グロテスク系が苦手な方は、要注意かもしれません。
それこそ60分程度でまとめる事ができてしまうくらい、ストーリー構成が難しいと思ったんですよ。
そしたら、ところどころに回想シーンがインサートされるんですね。
これが、ちょっとよくわからない。
伏線になっているようでなっていないし、冒頭のシーンで、主人公の人となりは、ある程度、わかってしまう。
それなのに、わざわざ、改めて紹介する必要性があったのかどうか。
どういう意図でこれらのシーンが存在しているのか、イマイチわかりません。
この回想シーンがあるおかげで、映画の展開が遅く感じてしまうのでした。
恐怖もナッシング。
そして、そこからストーリーとしては特に発展性がないという、かなり致命的な構造ミスを露呈してしまいます。
心配していた事が、そのまま目の前に登場してしまった感じで、「あちゃー」ってなってしまいました。
いやまぁ、Z級映画ですからね、ちょうどいいのかもしれませんが、ハワードにね、言いたいんですよ。
「本当にそれでいいのか??」ってね。
長い年月を費やした計画のエンディングが、コレかい!って、突っ込まずにはいられない。
マッドサイエンティストだからって、なんでも良いわけではないので、もうちょっと考えてラストを考えて欲しかった……。
セイウチ人間という一発ネタ的なアイデアのみで、映画を製作してしまった感じですね。
Filmarks
映画.com
もっと頭のキレる人物だと思っていたのですが、違う意味でキレてました。
あまり期待しないで鑑賞したのですが、それでも、ちょっと辛い作品。
飛び抜けている訳でもないし、オススメはできない……そんな映画となっております。
という事で、ここまでは『Mr.タスク』のネタバレなし感想でした。
ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!
この下にネタバレあり感想を書いております。
本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。
まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。
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色んな意味でぶっ飛んでいるのですが、そこにひとつの筋が全く通っていないため、マッド感もなく、映画のテンションと観客のテンションが食い違うというダメな展開に陥りました。
しかも、自分もセイウチスーツを着込むって。
あっけなくセイウチ人間になったのにも拍子抜け。
じょじょに、人ではない何かに改造されていく過程を描くのかと思いきや、そうではなかったので、見所は、本当にセイウチ人間のデザインだけなのでございます。
アイデアは良いですが、それを上手に料理できなかったという見本のような映画。
猛烈に暇な人はチャレンジしてみては、いかがでしょうか。
という事で、『Mr.タスク』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
今回の記事は、2017年7月19日に公開した記事を再編集したものとなっております。
本作の続編、というかスピンオフ作品である『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』を鑑賞するため、Netflixで配信されていた『Mr.タスク』を2017年に視聴しました。
一時、映画界では~人間シリーズが色々と輸入されておりましたが、本作も、そのうちのひとつとして日本へ入ってきましたね。
ひっそりと公開した本作ですが、ホラー映画が好きな人々の間では、そこそこの知名度があるようです。
ちなみに、本作と『コンビニ・ウォーズ』、そして次回作『MOOSE JAWS(ヘラジカ・ジョーズ)』で、「カナダ三部作(トゥルー・ノース・トリロジー)」と呼ばれているようです。
しかし、『MOOSE JAWS(ヘラジカ・ジョーズ)』は、2024年時点では、まだ製作されていないようです。
もしかしたら、二部作になるかも?
そんなわけで、今回は『Mr.タスク』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
『Mr.タスク』について
原題:『TUSK』製作:2014年アメリカ、カナダ
日本公開日:2015年7月18日
上映時間:1時間42分(102分)
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
予告編動画
簡単なあらすじ
人はセイウチなのではないか?ポッドキャストで低俗な番組を運営しているウォレスは、取材のためにカナダへ赴くものの、取材対象が亡くなってしまい途方にくれる。
酒を飲むために立ち寄ったバーのトイレで、ある広告を目にしたウォレスは、早速、その広告主に連絡をとり、指定の場所へと向かう。
広告は部屋を貸すというものだったが、ウォレスは部屋ではなく、広告主である老人に興味を持ったのだ。
ウォレスは、ハワードと名乗る老人から、数々の冒険譚を聞くうちに、強烈な眠気に襲われ、そのまま眠ってしまう。
目覚めたウォレスは、なんともいえない違和感に襲われる。
足が動かないのだ。
ハワードは毒クモに噛まれたと言って治療の過程で足が動かないと主張するが、自分の足にかけてある毛布を取ると、なんと自分の足が無くなっていた。
ハワードは、一体、ウォレスに何をするつもりなのか?
本作を視聴できる動画配信サービス
U-NEXT『Mr.タスク』会員の方は、見放題にて鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
本ページの情報は2024年10月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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会員の方は、本作を見放題にて鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
紹介している作品は、2024年10月時点の情報です。
現在は配信終了している場合や、動画レンタル・動画購入対象作品に変更している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
Amazonプライムビデオ『Mr.タスク』(字幕版)
Amazonプライムビデオ『Mr.タスク』(吹替版)
字幕版について、プライム会員の方は、見放題にて鑑賞することができます。会員でない方は、動画レンタルor動画購入にて、鑑賞することができます。
吹替版について、動画レンタルor動画購入にて、鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
2024年10月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。
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配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
2024年10月時点の情報です。最新情報につきましては、music.jpにてご確認ください。
スタッフ
監督・脚本・編集:ケヴィン・スミス製作:シャノン・マッキントッシュ、サム・イングルバート、ウィリアム・D・ジョンソン、デヴィッド・S・グレートハウス
製作総指揮:ジェニファー・シュウォールバック
音楽:クリストファー・ドレイク
撮影:ジェームズ・R・ラクストン
キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)
ハワード・ハウ:マイケル・パークス(稲垣隆史)ウォレス・ブライトン:ジャスティン・ロング(川中子雅人)
アリー・レオン:ジェネシス・ロドリゲス(木下紗華)
テディ・クラフト:ハーレイ・ジョエル・オスメント(山崎健太郎)
ギー・ラポワンテ:ジョニー・デップ(平田広明)
コンビニ店員#1:ハーレイ・クイン・スミス(佐野愛)
コンビニ店員#2:リリー=ローズ・デップ(相沢梨紗)
おっさんのネタバレなし感想
全体的な感想
うーむ。他の~人間シリーズと同様に、結構、悪趣味な映画かと思いきや、意外と手堅くストーリーを作っているような感じです。
いやまぁ、充分に悪趣味ではあるんですが、「セイウチ人間」というアイデアだけで突っ走った印象があり、いまひとつ、突き抜けなかったという感じ。
前半は不気味さがあって、そこそこ面白いのですが、後半はイマイチ。
肝心の部分で面白みがないという致命的な映画でございました。
なんとも微妙な作品となっております。
前半は良い
映画の途中までは、結構、いい感じに仕上がっております。ハワードと名乗る老人の冒険譚もなかなかいいですし、この老人が主人公に対し、どのような事をしようと企んでいるのか、イマイチ、掴めない不気味さがあってグッドでございました。
聡明である印象のハワードですが、「この人、大丈夫か??」と思わせる奇怪で意味不明な言い訳により、じょじょに、観客の不安を煽っていくスタイルは、なかなか良かったのではないでしょうか。
脱力系JKがユニーク
次回作『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』の主人公に抜擢されたコンビニバイト女子高生二人組みのやる気なさには、笑ってしまいました。なるほど、確かに人気でちゃいますね、この二人。
ひとりは、ジョニー・デップの娘さんで、不思議な魅力を持つ美人さんです。
意外とグロテスク
後半では、早々にタスク氏が登場するんですが、これがかなり気持ち悪い。「マジで??」と目が点になりました。
このタスク氏の造形は、かなり手が込んでいて、CGとかではない分、気持ち悪さが半端ありません。
絶妙に、人間とセイウチをミックスさせることに成功しているため、グロテスクな印象を受けるデザインになっております。
グロテスク系が苦手な方は、要注意かもしれません。
回想シーンはいらない
この映画、観る前から、どうやって100分の映画にするんだろうと、すごく疑問だったんですよね。それこそ60分程度でまとめる事ができてしまうくらい、ストーリー構成が難しいと思ったんですよ。
そしたら、ところどころに回想シーンがインサートされるんですね。
これが、ちょっとよくわからない。
伏線になっているようでなっていないし、冒頭のシーンで、主人公の人となりは、ある程度、わかってしまう。
それなのに、わざわざ、改めて紹介する必要性があったのかどうか。
どういう意図でこれらのシーンが存在しているのか、イマイチわかりません。
この回想シーンがあるおかげで、映画の展開が遅く感じてしまうのでした。
タスク氏はなんとなく滑稽
Mr.タスクの姿は確かにグロいのですが、所詮はセイウチな訳で、どことなく滑稽に映ります。恐怖もナッシング。
そして、そこからストーリーとしては特に発展性がないという、かなり致命的な構造ミスを露呈してしまいます。
心配していた事が、そのまま目の前に登場してしまった感じで、「あちゃー」ってなってしまいました。
終盤はもはやコント
ラスト付近のシーンは、もはや出来の悪いコントです。いやまぁ、Z級映画ですからね、ちょうどいいのかもしれませんが、ハワードにね、言いたいんですよ。
「本当にそれでいいのか??」ってね。
長い年月を費やした計画のエンディングが、コレかい!って、突っ込まずにはいられない。
マッドサイエンティストだからって、なんでも良いわけではないので、もうちょっと考えてラストを考えて欲しかった……。
セイウチ人間という一発ネタ的なアイデアのみで、映画を製作してしまった感じですね。
口コミレビューや評価
下記サイトで『Mr.タスク』レビューや評価をチェック!Filmarks
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今回のネタバレなし感想のまとめ
本作最大のホラーはハワードというキーマンが、実は何も考えていない雑な人間だった、というところでしょうか。もっと頭のキレる人物だと思っていたのですが、違う意味でキレてました。
あまり期待しないで鑑賞したのですが、それでも、ちょっと辛い作品。
飛び抜けている訳でもないし、オススメはできない……そんな映画となっております。
という事で、ここまでは『Mr.タスク』のネタバレなし感想でした。
ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!
この下にネタバレあり感想を書いております。
本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。
まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。
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「人はセイウチなのではないか?」という長年の疑問を解消するために、なぜ人をセイウチにして、さらに自分と戦わせるのか。色んな意味でぶっ飛んでいるのですが、そこにひとつの筋が全く通っていないため、マッド感もなく、映画のテンションと観客のテンションが食い違うというダメな展開に陥りました。
しかも、自分もセイウチスーツを着込むって。
あっけなくセイウチ人間になったのにも拍子抜け。
じょじょに、人ではない何かに改造されていく過程を描くのかと思いきや、そうではなかったので、見所は、本当にセイウチ人間のデザインだけなのでございます。
アイデアは良いですが、それを上手に料理できなかったという見本のような映画。
猛烈に暇な人はチャレンジしてみては、いかがでしょうか。
という事で、『Mr.タスク』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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