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どーも、四十郎のおっさん999です。

今回は、ホラー映画ではなく、ホラー小説を読んだので、その感想を書いていきたいと思います。

『憑き歯 密七号の家』は、お化け屋敷プロデューサーの五味弘文さんが執筆した作品となります。

数年前に「歯」をモチーフにしたお化け屋敷を手がけていらしていて、そのお化け屋敷の設定を踏襲しつつも小説として新しい物語を紡いだ、といった感じでしょうか。

五味さんが手掛けるお化け屋敷は、ストーリーと世界観、設定が凝っているので、小説ではそのあたりの五味さんの持ち味をどのように表現するのか、そこに注目したい小説です。








感想

お化け屋敷とは違った、すごく不気味な内容の小説でしたね。

幽霊やクリーチャーといったものが、わかりやすく登場しないにも関わらず、東洋的ホラーの特徴である、雰囲気・空気感に重きを置いて、物語が展開する様子は、素晴らしかったです。

小説、つまりは文章・言葉で恐怖を演出するためのアイデアもユニークでした。

反面、わかりやすい恐怖描写を期待して読んでしまった人は置いてけぼりをくらう感じになり、そういう方には不向きな作品ともいえますね。

小説ではあるけれど、雰囲気作品を好む人にしか、オススメできない作品。




異なる2つの視点で物語が進行していくのですが、これが交わりそうにないくらい、ストーリー的に接点が遠いんですよね。

この2つのストーリーが、遠回りしながらも、ゆっくり交差し、最後には1つの物語に結集する構成は、ちょっと読みにくい、じれったいと感じながらも、良い構成であると感じました。

しかし、人によっては、のんびりしたストーリー進行に嫌気を抱く人もいるかもしれません。




結果、結構、人を選ぶ小説だなぁという印象。

面白いだけに残念だけど、お化け屋敷を日頃から研究している人らしい作品ともいえますね。




それでは、今日はこの辺で。

しーゆー!

(´・ω・`)ノシ




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