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事件に潜む隠された副作用―サイドエフェクト。


今回ご紹介する映画:『サイド・エフェクト』
原題:『THE SIDE EFFECTS』
製作:2013年アメリカ
日本公開日:2013年9月6日
上映時間:1時間46分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)



予告編動画




『サイド・エフェクト』のあらすじ

金融マンであったマーティンは違法な株取引をおこなっていて、それが明るみにでてしまい、逮捕されてしまう。マーティンの妻であるエミリーは、マーティンが出所するまで、健気にも頻繁に面会し、マーティンを励ましていた。

マーティンが出所し、新しいスタートを切ったマーティンとエミリー。しかし、エミリーは、以前に患ったうつ病を再発。壁に車ごと体当たりする。病院に運ばれたエミリーは幸いにも軽傷で済んだが、ブレーキ痕がなかった事から、精神科医のバンクスが、エミリーの診察にあたる。

バンクスは色んな薬を処方するも、エミリーの体質が合わず、エミリーは副作用をしばしば引き起こす。バンクスは、以前、エミリーを診察していたシーバート博士の元を訪れ、彼女に相談を持ちかける。バンクスは、シーバートからエミリーの症状の詳細を聞き、新薬のアブリクサをエミリーに処方する。エミリーの症状は快方に向かっていると思われていた。だが、エミリーは、アブリクサを服用以来、うつろになる事が多くなった。




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公開当時、映画館に行けなくて、ずっと見ていなかった映画『サイド・エフェクト』。タイトルの意味は「副作用」です。

ミステリーというか、スリラー的な映画を期待していたのですが、なんか人間ドラマみたいな雰囲気。

「これは、失敗したかもしれん」と思ったおっさんでございます。

しかし、結果的に鑑賞して良かった!と思える映画でございましたよ。ええ。

という事で、今回は『サイド・エフェクト』の感想を書いていくんだぜ?




今回利用した動画配信サービス

Netflix ネットフリックス



『サイド・エフェクト』のスタッフとキャスト

監督:スティーヴン・ソダーバーグ
製作:ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ、グレゴリー・ジェイコブズ
製作・脚本:スコット・Z・バーンズ
製作総指揮:ジェームズ・D・スターン
製作総指揮・ユニットプロダクションマネージャー:マイケル・ポレール
共同製作・テクニカルアドバイザー:サシャ・バーデイ博士
美術:ハワード・カミングス
衣装:スーザン・ライアル

出演者
ジュード・ロウ
ルーニー・マーラ
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ
チャニング・テイタム
ヴィネッサ・ショウ




the_side_effects


『サイド・エフェクト』の感想

トータルすると、とても面白かったです。前半と後半で、作品の雰囲気というか、映画のジャンルが変化するという、風変わりな作品でございました。

最初は人間ドラマ的な展開なので、ここで脱落する人も多いかと思いました。

そう考えると、本作は観る人を選ぶ作品なのかもしれません。後半は、完全にエンタメになっているので、鑑賞しやすいんですけどね。

後半の展開のおかげで、男性と女性とでは、感想が思い切り異なるのではないでしょうか。なかなか風変わりな映画です。




『サイド・エフェクト』の良いところ

丁寧な人物描写

本作は前半のパートで、登場キャラクターをしっかり紹介しております。どういう人物なのかをきっちり提示しておいてから、後半に、登場人物たちがあり得ない方向に突き進んでいく様子が素晴らしい。キャラクターについては、色んな側面を垣間見る事ができ、様々な推察をしながら、映画を楽しむ事ができます。


落ち着いた演出

スティーブン・ソダーバーグ監督なので、派手な演出はありません。すごく地味、というか落ち着いた演出です。かなり淡々とストーリーが進みます。この演出は、映画の物語にピッタリで、味のある雰囲気を作り上げています。



『サイド・エフェクト』の悪いところ

途中で変化するシナリオに賛否?

個人的には、してやられた感があって良かったのですが、人によっては、途中で180度、展開が変わる内容に嫌悪感を示す人がいるかもしれません。予想の範囲内ではあるんですが、最初のテイストのまま、副作用に関するドラマを期待していた人にとっては、ちょっと注意が必要です。結局のところ、ちゃんとしたエンターテインメント映画であったのですが、ここで賛否が分かれちゃうかもしれませぬ。



『サイド・エフェクト』のまとめ

クセはあるものの、なかなか面白い映画でございました。普通に映画が好きな人には、オススメの映画でございます。

カップルで鑑賞してみて、感想を言い合うと、なかなか面白いかもしれませんね。ただ、それをやって、不仲になっても、わたしは責任とれませんので、自己責任でお願いしまする。




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『サイド・エフェクト』ネタバレあり感想

副作用によるホラー映画を期待しておりましたが、実際は副作用を悪用したミステリー作品でしたね。このあたりは日本映画の『39』に通じるものがある感じ。

悪者が最後まで出し抜くのではなく、ちゃんと罰を受ける点は好印象でございました。ただ、ここで男性と女性の意見が分かれるような気がするんですよね。そもそもの元凶は不法な取引をおこなったマーティンな訳で、彼女は一種の被害者ですからねぇ。

それにしても、途中でサスペンスになるとは。。。




『サイド・エフェクト』のレビューや評価

ストーリーがしっかりしてるので、時間の無駄と思うことはないでしょう。

いい感じのラストでした!


YAHOO!JAPAN映画『サイド・エフェクト』