映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回の記事は、2017年4月9日に公開した記事を再編集したものとなっております。
TSUTAYA DISCAS でタイトルだけを見て、予約リストに放り込んだDVDが本作『地の果てから来た怪物』。
Z級映画だろうと考えていると、予想外に昔の作品でございました。
1966年製作の映画だそうで、かなりビックリしました。
今までDVDにはなっていなかった作品で、カルト映画として、2016年にDVD化されたみたいですね。
タイトルは全く知りませんが、原作小説があるようで、SFの世界では巨匠のマレイ・ラインスターが執筆。
現在は古本でしか手に入らないみたいです。
古い作品であるが故に、ノー前知識の状態で、DVDを鑑賞。
一体どんな作品なのか。
今回は、『地の果てから来た怪物』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
製作:1966年アメリカ
日本公開日:劇場未公開
上映時間:1時間26分(86分)
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
南極基地の中継地点である孤島へ向かった輸送機。
その輸送機には、9名の乗員がいたのだが、忽然と姿を消してしまう。
さらに、孤島に建設された研究施設では、真夜中に出没する、正体不明の姿が見えないモンスターによって、次々と研究員が姿を消していく。
生存者たちは、極限状態に陥りながら、モンスターの正体を暴こうとする。
製作:ロジャー・コーマン、ジョージ・エドワーズ
原作:マレイ・ラインスター
出演者:マミー・ヴァン・ドーレン、アンソニー・アイズリー、ビリー・グレイ、ボビー・ヴァン、ウォルター・サンド
映像描写がアイデアに追いついていないため、色々と工夫を凝らして、ストーリーを構築しております。
面白さは、まぁまぁといったところ。
物語が動き出すまでが、ちょっと退屈で、映画の舞台となる島の配置がわかりにくくて、イマイチ緊張感に欠けてしまったのも残念。
ただ謎の生命体が島を跋扈しているという不気味さは十分漂っており、個人的には日本の怪奇映画に近いものを感じました。
『マタンゴ』などをはじめとする怪奇映画は、この時代のSFホラーを参考にしたのかもしれませんね。
面白いところとそうでない部分が、はっきり分かれてしまっている勿体無い作品。
けれど、駄作とかZ級映画とかではない、古き良きSF映画といったところ。
今リメイクすると、どのような作品に仕上がるのか、ちょっと気になります。
遺体が残る訳ではなく、人が消失するというのも苦肉の策だったのかもしれないですが、それがかえって、不気味さを醸し出していて、グッドです。
クリーチャーの姿もチープではありますが、チープ故に、何を考えているのか、全くわからないという不気味さと気持ち悪さがありますね。
これは『マックイーンの絶対の危機』でもそうなんですが、安っぽいクリーチャーは、生命体としての感情というか、思考が読めないという怖さがあるんですよ。
『絶対の危機』は、のちにリメイクされましたけれど、リメイク版である『ブロブ/宇宙からの不明物体』のクリーチャーは、確固たる意思が伝わってきました。
それ故、何を考えているのか不明という気味悪さがなくなりました。
どちらが優れているという話ではありませんが、SFホラーとして見た場合、古い時代のクリーチャーの方が恐怖を想起させるような気がします。
しかも、劇中に登場するキャラのほとんどは軍人なんですから、もう少し考えて行動して欲しかったですね。
一人で動いて、襲われて、「うわーっ」ってコントみたいでしたよ。
ストーリーについては、最初に書いたとおり、序盤が退屈なんですね。
キャラクター説明も兼ねているのですが、どうにも面白くない。
ここで挫けそうになりました。
一方で、島に到着する軍用機では事件が起きている訳です。
上手に、このふたつの場面を対比させていれば面白くなったはずなんですが、ぶつ切り状態で、疲れました。
その後も、クリーチャーがいるようだとわかってからも行動しない人々にイライラ。
もうちょっと考えて対策を施したらいいのにって感じました。
Filmarks
allcinema
それくらい、最初が辛い。
それ以降は、度々、事件が起きるので、比較的、飽きることはないのですが、だからこそ、最初で随分と損をしているなぁという感じです。
古い映画でも無問題な人であれば、鑑賞してみてもいいかもしれません。
古い映画は駄目って人は、スルーした方が賢明です。
という事で、ここまでは『地の果てから来た怪物』のネタバレなし感想でした。
ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!
この下にネタバレあり感想を書いております。
本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。
まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。
DVD・Blu-ray
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最初に登場した時は、「うぉっ」と声をあげてしまいました。
結構不気味です。
そんなクリーチャーも所詮は植物という事で、結局、火でもって倒します。
ここまではいいのですが、ラストはいただけない。
なぜ、爆撃でジ・エンドにしてしまったのか。
それだったら、数匹だけにしておいて、ラストに誰かのカバンに紛れ込んで、アメリカ本国に移動するという終わり方の方が良かったんじゃないかな?
色々と書いたのですが、全体的に、良くも悪くも、王道のB級映画でございました。
という事で、『地の果てから来た怪物』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
今回の記事は、2017年4月9日に公開した記事を再編集したものとなっております。
TSUTAYA DISCAS でタイトルだけを見て、予約リストに放り込んだDVDが本作『地の果てから来た怪物』。
Z級映画だろうと考えていると、予想外に昔の作品でございました。
1966年製作の映画だそうで、かなりビックリしました。
今までDVDにはなっていなかった作品で、カルト映画として、2016年にDVD化されたみたいですね。
タイトルは全く知りませんが、原作小説があるようで、SFの世界では巨匠のマレイ・ラインスターが執筆。
現在は古本でしか手に入らないみたいです。
古い作品であるが故に、ノー前知識の状態で、DVDを鑑賞。
一体どんな作品なのか。
今回は、『地の果てから来た怪物』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
『地の果てから来た怪物』について
原題:『The Navy VS The Night Monsters』製作:1966年アメリカ
日本公開日:劇場未公開
上映時間:1時間26分(86分)
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)
予告編動画
簡単なあらすじ
その島では、なにかがうごめく。南極基地の中継地点である孤島へ向かった輸送機。
その輸送機には、9名の乗員がいたのだが、忽然と姿を消してしまう。
さらに、孤島に建設された研究施設では、真夜中に出没する、正体不明の姿が見えないモンスターによって、次々と研究員が姿を消していく。
生存者たちは、極限状態に陥りながら、モンスターの正体を暴こうとする。
本作を視聴できる動画配信サービス
2024年8月時点で、『地の果てから来た怪物』を配信しているVODサービスを見つけることができませんでした。スタッフ・キャスト
監督・脚本:マイケル・A・ホーイ製作:ロジャー・コーマン、ジョージ・エドワーズ
原作:マレイ・ラインスター
出演者:マミー・ヴァン・ドーレン、アンソニー・アイズリー、ビリー・グレイ、ボビー・ヴァン、ウォルター・サンド
おっさんのネタバレなし感想
全体的な感想
以前鑑賞した『遊星よりの物体X』に似たものを感じました。映像描写がアイデアに追いついていないため、色々と工夫を凝らして、ストーリーを構築しております。
面白さは、まぁまぁといったところ。
物語が動き出すまでが、ちょっと退屈で、映画の舞台となる島の配置がわかりにくくて、イマイチ緊張感に欠けてしまったのも残念。
ただ謎の生命体が島を跋扈しているという不気味さは十分漂っており、個人的には日本の怪奇映画に近いものを感じました。
『マタンゴ』などをはじめとする怪奇映画は、この時代のSFホラーを参考にしたのかもしれませんね。
面白いところとそうでない部分が、はっきり分かれてしまっている勿体無い作品。
けれど、駄作とかZ級映画とかではない、古き良きSF映画といったところ。
今リメイクすると、どのような作品に仕上がるのか、ちょっと気になります。
『地の果てから来た怪物』の良いところ
クリーチャーを出したくても予算の問題や、当時の技術ではイメージ通りのものを再現できないなど、いろんな枷がある中で、その枷を逆手に取った、不気味な演出は個人的には良かったです。遺体が残る訳ではなく、人が消失するというのも苦肉の策だったのかもしれないですが、それがかえって、不気味さを醸し出していて、グッドです。
クリーチャーの姿もチープではありますが、チープ故に、何を考えているのか、全くわからないという不気味さと気持ち悪さがありますね。
これは『マックイーンの絶対の危機』でもそうなんですが、安っぽいクリーチャーは、生命体としての感情というか、思考が読めないという怖さがあるんですよ。
『絶対の危機』は、のちにリメイクされましたけれど、リメイク版である『ブロブ/宇宙からの不明物体』のクリーチャーは、確固たる意思が伝わってきました。
それ故、何を考えているのか不明という気味悪さがなくなりました。
どちらが優れているという話ではありませんが、SFホラーとして見た場合、古い時代のクリーチャーの方が恐怖を想起させるような気がします。
『地の果てから来た怪物』の悪いところ
よくわからない、人を襲う生物が外を歩き回っているのに、どうして皆一人で行動したがるのか。しかも、劇中に登場するキャラのほとんどは軍人なんですから、もう少し考えて行動して欲しかったですね。
一人で動いて、襲われて、「うわーっ」ってコントみたいでしたよ。
ストーリーについては、最初に書いたとおり、序盤が退屈なんですね。
キャラクター説明も兼ねているのですが、どうにも面白くない。
ここで挫けそうになりました。
一方で、島に到着する軍用機では事件が起きている訳です。
上手に、このふたつの場面を対比させていれば面白くなったはずなんですが、ぶつ切り状態で、疲れました。
その後も、クリーチャーがいるようだとわかってからも行動しない人々にイライラ。
もうちょっと考えて対策を施したらいいのにって感じました。
口コミレビューや評価
下記サイトで『地の果てから来た怪物』レビューや評価をチェック!Filmarks
allcinema
今回のネタバレなし感想のまとめ
序盤が結構な試練で、このブログを書いていなかったら、たぶん、最初で鑑賞をやめたかもしれません。それくらい、最初が辛い。
それ以降は、度々、事件が起きるので、比較的、飽きることはないのですが、だからこそ、最初で随分と損をしているなぁという感じです。
古い映画でも無問題な人であれば、鑑賞してみてもいいかもしれません。
古い映画は駄目って人は、スルーした方が賢明です。
という事で、ここまでは『地の果てから来た怪物』のネタバレなし感想でした。
ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!
この下にネタバレあり感想を書いております。
本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。
まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。
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メインブログ(四十郎おっさんによる映画感想まがい)
ネタバレあり感想
氷に封じられていた雑食性の生命体が、クリーチャーの正体で、歩く木のような風貌をしております。最初に登場した時は、「うぉっ」と声をあげてしまいました。
結構不気味です。
そんなクリーチャーも所詮は植物という事で、結局、火でもって倒します。
ここまではいいのですが、ラストはいただけない。
なぜ、爆撃でジ・エンドにしてしまったのか。
それだったら、数匹だけにしておいて、ラストに誰かのカバンに紛れ込んで、アメリカ本国に移動するという終わり方の方が良かったんじゃないかな?
色々と書いたのですが、全体的に、良くも悪くも、王道のB級映画でございました。
という事で、『地の果てから来た怪物』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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