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映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2019年5月1日に公開した記事を再編集したものとなっております。




巷の評価は芳しくないのかな??と思っていたら、意外と高評価である、風変わりなアルゼンチン産のホラー映画『テリファイド』。

DVDのジャケットから、最初は『SF/ボディ・スナッチャー』のような作品かと思ったのですが、別ベクトルの展開で驚きまくりです。




原題は『aterrados』。

スペイン語は全く知らないのでGoogle先生に聞いてみたところ、意味は「あっけ、パニック状態、呆然」だそうです。

アルゼンチン映画なのですが、作品の雰囲気を味わうという意味でも、ぜひ、最初は吹き替え版ではなく字幕版で鑑賞して欲しい作品です。

そんな訳で、今回は『テリファイド』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。

まだ本作を鑑賞していない方は、ご注意ください。







ネタバレなし感想

ネタバレなし感想では、あらすじや予告編動画も併せてご紹介しております。




ネタバレあり感想

人によって怖いの深度が異なる

この映画、ネタバレなし感想でも書きましたが、わかりやすいホラー映画ではありません。

はっきりとした恐怖描写はありますが、この映画の面白さはそこではないですね。

ずらされた恐怖描写にこそ、本作の魅力がつまっていると、私は考えております。

本作の肝となるネタそのものがわかりにくくいため、色んな解釈ができると同時に、人によっての恐怖の度合いが、かなり変わるという点も魅力のひとつです。




この映画、わたしの場合、『残穢』に近い怖さがあると感じました。

自分が何もしていないのに、向こうから自分に接してくる怖さ。

向こうから来た何者かの存在を察知した時点で、自分はすでに<感染>しており、どのような対応もできない。これはかなり怖いです。

と、ここまで書いてみて思ったのが、インフルエンザや癌、寄生虫といった意外と身近な命の危機と似ている。

この映画のアイデアは、意外とそんなところから出てきたのかもしれませんね。




意味深なラスト、そして解説や考察が盛り上がる

女性の科学者が刑事に対し、スキンヘッドおじさんの正体を明かすシーンがあります。

わたしは、とても期待していました。これで正体がようやく判明すると、

しかし、科学者さんは「だと思う」を連発。

要は「
わたしもわかりまへん」。





( ゚д゚)




( ゚д゚)




( ゚д゚ )



そして、科学者さんは、直後に首をポキリされるという。

もう何がなんだか、わかりません。




さらに、なんともいえない不気味なラストで提示されるヒント。

独特の演出で繰り返し鑑賞する事ができるため、色んな解釈ができるという、なんとも不思議なホラー映画でした。

絶望感の漂うラストでありながらも、なんともいえない妙な爽快感があって、玄人向けのホラー映画!って感じです。




ハマると、とてつもなく恐ろしく面白い映画なのですが、ハマらないと、何が怖いのか……面白いのか、一切わからないという、カルト映画の側面を持っている作品です。



口コミレビューや評価

下記サイトで『テリファイド』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com



今回のネタバレあり感想のまとめ

色んな意味で潔い映画です。

本作は「未体験ゾーンの映画」たちで上映されていたため、上映館がとても少なかったのですが、改めて、上映館の数を増やして再度映画館で上映して欲しいです。

埋もれてしまうには、あまりにも惜しいホラー映画ですから。




という事で、今回は『テリファイド』のネタバレあり感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさんでした。

それでは、しーゆー!



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