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映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2017年10月22日に公開した記事を再編集したものとなっております。




以前、ユニークなゾンビ映画のひとつとして、とあるサイトに紹介されてから、ちょっと気になっていた『サマー・インフェルノ』。

事前情報は全くなしで鑑賞したのですが、それがかえって良かったようです。

というのも、前もってちょっと情報を入手していた人の評価が軒並み低いので。

2017年に鑑賞した際は、吹き替え版ではなく、字幕版を視聴しました。

そんな訳で、今回は『サマー・インフェルノ』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。




『サマー・インフェルノ』について

原題:『SUMMER CAMP』

製作:2016年アメリカ・スペイン

日本公開日:劇場未公開

上映時間:1時間25分(85分)

オススメ度:★★★☆☆(三つ星)




予告編動画





簡単なあらすじ

この恐怖は入れ替わる。



子どもたちのサマーキャンプのため、前日にキャンプ場に訪れていたキャンプ指導員のウィル、アントニオ、ミシェル、クリスティの4人。

お嬢様育ちのクリスティはわがままを言い放題でミシェルを困らせている。

また昨年女性指導員に二股をかけて辞められたのに、今年もミシェルとクリスティを狙うアントニオに呆れるウィル。

色々と問題はありそうだが、みんな、明日のキャンプのために準備を進める。




キャンプ場から廃棄された古い屋敷へ移動した4人。

屋敷には子どもたちが動物たちと触れ合うために、色んな動物たちが住んでいる。

その内の一匹である犬が突然凶暴化。

狂犬病ではないかと疑う管理人のハビエルは4人に警告する。

だが、狂犬病を見た事のあるウィルは、狂犬病の症状ではないことを見抜き、犬を落ち着かせようとする。

だが、この試みは失敗し、ウィルは腕に怪我を負う。

仕方なくハビエルは犬を殺生。

その後、ハビエルはアントニオから休暇をもらい、屋敷を後にするのだった。




夜になり、パーティーする事を提案するアントニオ。

アントニオとウィルは地下室へワインを取りに行く。

そこで綿毛が多く発生している事に気付くアントニオ。

一体これは何なのか?




酒を物色するアントニオを待つ間、傷口が悪化していくウィルは、なかなか酒を決められないアントニオに業を煮やし、背後から近づく。

すると、アントニオは急に暴れだし、口から血を吐き出し苦しみだす。

そうかと思うと、人が変わったかのように、アントニオはウィルに襲いかかるのだった。




本作を視聴できる動画配信サービス

2025年5月時点で、『サマー・インフェルノ』を配信しているVODサービスを見つけることができませんでした。



スタッフ・キャスト・日本語吹き替え版声優

監督・脚本:アルベルト・マリーニ

脚本:ダニエル・シュレイフ

撮影:アレックス・デ・モリナ

音楽:アルナウ・バタレル

製作:フリオ・フェルナンデス、ピーター・サフラン

製作総指揮:ジャウマ・バラゲロ、カルロス・フェルナンデス、ローラ・フェルナンデス

出演者:ディエゴ・ボネータ、マイアラ・ウォルシュ、ジョスリン・ドナヒュー、アンドレス・ヴェレンコソ、アレックス・モネール

吹替声優:水村拓未、竹村知美、湯浅恵里奈







おっさんのネタバレなし感想

異色のバイオレンスムービーといった感じですね。

ゾンビ作品の亜流作品なのですが、アイデアがユニークで、なかなか面白かったです。

感染系パニック映画で、感染者がコロコロ入れ替わるという風変わりな作品。

最後まで、どうなるのか、ハラハラしながら鑑賞する事ができました。

ホラー映画やZ級映画を嗜んでいる方にはオススメしやすい作品。

未見の方は一度チャレンジしてみてください。




『サマー・インフェルノ』の良いところ

意外とクオリティーが高い映画
本作は何気に伏線がいくつか張られており、それがラストでちゃんと回収されるという、意外と完成度の高いシナリオとなっております。

設定が甘い箇所もあるという指摘がありましたけど、それは映画を盛り上げるために、あえて考えられていないのだと感じました。

わたしは、ほとんど気にならなかったです。

登場人物の性格も一貫性がありますし、起承転結がちゃんとしていて、アルバトロスさん提供の作品ですが、観やすい映画でございます。




原因がちゃんと存在する
凶暴化する原因が劇中で示唆され、ラストに提示されている点は好感度高し。

あえて原因を描写しない手法もあるのですが、本作の場合は、展開が意味不明すぎて、原因を作中で出す事により、作品が面白くなりました。

ただ、原因が完全に明示されている訳ではなく、その点において、色々と考察が捗る作品でした。




『サマー・インフェルノ』の悪いところ

前半がスローペース
中盤以降のハイテンションなストーリー進行と違い、前半は結構なスローテンポでございまして、物語が動き出すまで、少し待たなければいけません。

もう少し序盤をスリムにして、後半に設定を活かした物語を展開すれば、もっと面白かったのにって感じましたね。




クリスティにイライラしっぱなし
お嬢様キャラクターのクリスティは、本当にイライラします。

かなり自己中心的な人物で、自分だけが大切という嫌な人物でございます。

この事で、他のキャラクターにリアリティが宿って、これはこれで良かったのですが、クリスティだけは色々と許せなかったです。

この点については、気にならない方もいらっしゃるかもしれませんね。




みんな凶暴化するのが難点
みんな「うぐぁ!!!」という事で凶暴化し、バイオレンス、バイオレンス、バイオレンス!

そんな訳で、登場人物みんなインクレディブル・ハルクのようになるので、とにかく感情移入できません。

わたしのように、映画の人物に自分を投影する鑑賞タイプだと、辛いストーリー展開です。

一人くらい、最後まで正気の人がいれば、まだ良かったですが、等しくみんな「うぎゃぁ!」ですからね。

うーむ。

客観的に映画を鑑賞する方には、特に問題ないかな?




アイデアに頼りすぎ
みんなが凶暴化したり、正気に戻ったりする。

これは、なかなか斬新なアイデアなので期待したのですが、そのアイデアだけに頼ってしまい、展開に変化がなく単調になってしまったのが無念です。

作品としては普通に面白いのですが、それだけという残念な結果になってしまって、なんとも勿体無いなぁ。

いつ凶暴になるのか、誰が凶暴になるのか。

疑心暗鬼な展開もできたはずですが、中途半端なものになってしまった印象で残念でした。

もっと面白くできたはずなのにって感じで、可能であれば、いつかセルフリメイクして欲しい作品です。




口コミレビューや評価

下記サイトで『サマー・インフェルノ』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com



今回のネタバレなし感想のまとめ

人によっては、救いのないラスト・後味の悪いラストって感じるかもしれません。

しかし、わたしとしては、本作のテイストにマッチした良いエンディングだと感じました。

余韻漂うラストで、映画としては、個人的には、結構、楽しめました。




本作は『REC レック』のスタッフが集結した作品だったらしく、その情報を持っていた人は凄い期待値だったみたい。



だから、意外と評価が低いのでした。

ハードルを上げまくると、確かにアレな作品ではあるのですが、ハードルをあまり上げないで鑑賞すれば、そんなに悪くないと思います。




という事で、今回は『サマー・インフェルノ』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!




ネタバレあり感想





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