※本記事は、2016年06月19日に投稿したものを再編集したものになります。

ども、『スプライス/SPLICE』は意外と評価が高いようで、映画好きの中にも変人奇人が多くなって嬉しい映画好きのおっさんです。
調べてみると、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督は、あまり作品を発表してなくて残念。
まだ観ていない作品があるので、時間を作って、未見の作品を鑑賞したいところです。
さて、今回は『スプライス/SPLICE』の感想を<ネタバレあり>で書いていきます。
未見の人は、今回はスルーでお願いします。

スプライス(字幕版)
ふたりは、法律と倫理を無視した禁断の実験に手を染める。
それは、人と動物のDNAを配合し、新しい生命体を創り上げるというものだった。
実験は無事に成功。
誕生した生命体に<ドレン>と名付けた二人は、<ドレン>を大切に育てていく。
美しい女性に成長する<ドレン>だったが、やがて二人の手に負えない存在へと変貌してしまう。
主演は『プレデターズ』のエイドリアン・ブロディ、共演は『死ぬまでにしたい10のこと』のサラ・ポーリー。
作品時間は1時間44分で、レイティングはR15+。
監督・脚本・原案:ヴィンチェンゾ・ナタリ
脚本・原案:アントワネット・テリー・ブライアント
脚本:ダグ・テイラー
製作総指揮:ギレルモ・デル・トロ、ジョエル・シルヴァー
撮影監督:永田鉄男
キャスト(出演者)
エイドリアン・ブロディ
サラ・ポーリー
デルフィーヌ・シャネアック
シモーナ・メカネスキュ
デヴィッド・ヒューレット
しかし、研究者は会社に還元するよりも、自分たちの知的探究心を満足させるためだけに、自分勝手に研究を進めるという研究者としてのタブー、人間としてのタブーを犯した先に、研究者も予想できない生物を生み出してしまいました。
この生物を主題に、本作では人間社会のさまざまな問題を描いています。
夫は子供欲しいけれど、奥さんは子供がきっかけで仕事を辞めたくない。
だったら、自分の仕事で子供みたいなのを作ったらいいじゃん!と訳のわからないことを考えついて、奥さんは自分のDNAをぶっこんで新しい生命体<ドレン>を作る。
可愛いからと子供のようにドレンに接するエルサに対し、いわば突然子供ができたことに戸惑い、比較的冷静に物事を考えることができるクライヴとの関係は、なんか子育ての覚悟ができていない夫婦のように描写しています。
また、エルサは幼少期に親から虐待を受けていたことが、ほんのり示され、だんだん大人になって反抗期を迎えるドレンに対し、虐待をしていくんですね。
親から受けたものは、そうありたくないと思いつつも、結局、毒親と同じことを繰り返す悲しみが示されています。
さらには、大人になったドレンと性交渉してしまうクライヴ、クライヴとの性交渉の果てに性転換して男になったドレンが母親であるエルサを襲い、子供を身篭らせるというまさかの異種姦・近親相姦を描くという……。
もう何がなんだか状態で、これでもかというくらい、現代社会のタブーというか、問題を前面に押し出しています。
SF映画を装いながら、人間ドラマが深く描かれていた作品で、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督って、かなり変態な人なんだなぁって、つくづく思いました。
まぁ、そこまで深読みしなくても、楽しめる人は楽しめる、アクの強い映画ですけどね。
Yahoo!映画『スプライス/SPLICE』
私もちょっと面食らいましたけどね。
でも、好きな人には好きという、なんとも言えない不思議な映画です。
Amazonプライムビデオで配信されていなかったら、確実にDVD買うなぁ、この映画。
という事で、今回は『スプライス/SPLICE』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!

ども、『スプライス/SPLICE』は意外と評価が高いようで、映画好きの中にも変人奇人が多くなって嬉しい映画好きのおっさんです。
調べてみると、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督は、あまり作品を発表してなくて残念。
まだ観ていない作品があるので、時間を作って、未見の作品を鑑賞したいところです。
さて、今回は『スプライス/SPLICE』の感想を<ネタバレあり>で書いていきます。
未見の人は、今回はスルーでお願いします。

スプライス(字幕版)
『スプライス/SPLICE』(原題 SPLICE)
予告編動画
『スプライス/SPLICE』のあらすじ
科学者の夫婦であるクライヴとエルサ。ふたりは、法律と倫理を無視した禁断の実験に手を染める。
それは、人と動物のDNAを配合し、新しい生命体を創り上げるというものだった。
実験は無事に成功。
誕生した生命体に<ドレン>と名付けた二人は、<ドレン>を大切に育てていく。
美しい女性に成長する<ドレン>だったが、やがて二人の手に負えない存在へと変貌してしまう。
『スプライス/SPLICE』の映画情報
『CUBE』の鬼才ヴィンチェンゾ・ナタリ監督が、『パンズ・ラビリンス』を生み出した鬼才ギレルモ・デル・トロと『マトリックス』シリーズのジョエル・シルヴァーを製作総指揮に迎え、作り上げたSFサスペンス作品。主演は『プレデターズ』のエイドリアン・ブロディ、共演は『死ぬまでにしたい10のこと』のサラ・ポーリー。
作品時間は1時間44分で、レイティングはR15+。
『スプライス/SPLICE』のスタッフとキャスト(出演者)
スタッフ監督・脚本・原案:ヴィンチェンゾ・ナタリ
脚本・原案:アントワネット・テリー・ブライアント
脚本:ダグ・テイラー
製作総指揮:ギレルモ・デル・トロ、ジョエル・シルヴァー
撮影監督:永田鉄男
キャスト(出演者)
エイドリアン・ブロディ
サラ・ポーリー
デルフィーヌ・シャネアック
シモーナ・メカネスキュ
デヴィッド・ヒューレット
ネタバレなし感想
ネタバレあり感想
人間関係をえぐって描写する『スプライス/SPLICE』
人間の遺伝子と動物のDNAを組み合わせ、禁断の生物を生み出すという内容で、ビジネスとして研究に出資していた会社の考えは意外とまともです。しかし、研究者は会社に還元するよりも、自分たちの知的探究心を満足させるためだけに、自分勝手に研究を進めるという研究者としてのタブー、人間としてのタブーを犯した先に、研究者も予想できない生物を生み出してしまいました。
この生物を主題に、本作では人間社会のさまざまな問題を描いています。
夫は子供欲しいけれど、奥さんは子供がきっかけで仕事を辞めたくない。
だったら、自分の仕事で子供みたいなのを作ったらいいじゃん!と訳のわからないことを考えついて、奥さんは自分のDNAをぶっこんで新しい生命体<ドレン>を作る。
可愛いからと子供のようにドレンに接するエルサに対し、いわば突然子供ができたことに戸惑い、比較的冷静に物事を考えることができるクライヴとの関係は、なんか子育ての覚悟ができていない夫婦のように描写しています。
また、エルサは幼少期に親から虐待を受けていたことが、ほんのり示され、だんだん大人になって反抗期を迎えるドレンに対し、虐待をしていくんですね。
親から受けたものは、そうありたくないと思いつつも、結局、毒親と同じことを繰り返す悲しみが示されています。
さらには、大人になったドレンと性交渉してしまうクライヴ、クライヴとの性交渉の果てに性転換して男になったドレンが母親であるエルサを襲い、子供を身篭らせるというまさかの異種姦・近親相姦を描くという……。
もう何がなんだか状態で、これでもかというくらい、現代社会のタブーというか、問題を前面に押し出しています。
SF映画を装いながら、人間ドラマが深く描かれていた作品で、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督って、かなり変態な人なんだなぁって、つくづく思いました。
まぁ、そこまで深読みしなくても、楽しめる人は楽しめる、アクの強い映画ですけどね。
『スプライス/SPLICE』のレビューや評価
成長するにつれ手に負えなくなっていくのはいつものパターン。
でもこの映画はひとひねりあって先が観たくなりました。
人間も化け物も終始気持ちが悪い。
とにかくナンセンス、倫理観ブッ壊れ映画です。
Yahoo!映画『スプライス/SPLICE』
今回のネタバレあり感想のまとめ
人によっては、生理的嫌悪を抱くかもしれない映画でした。私もちょっと面食らいましたけどね。
でも、好きな人には好きという、なんとも言えない不思議な映画です。
Amazonプライムビデオで配信されていなかったら、確実にDVD買うなぁ、この映画。
という事で、今回は『スプライス/SPLICE』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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