見た目は大人、中身は子供。その名はシャザム!
今回ご紹介する映画:『シャザム!』
原題:『SHAZAM!』
製作:2019年アメリカ
日本公開日:2019年4月19日
上映時間:132分
オススメ度:★★★★★(五つ星!)
兄とともに父の運転する車に乗っていたサデウス・シヴァナは、突然、謎の宮殿に誘われる。そこで、謎の老人と出会い、彼から<チャンピオン>になる事を提案される。だが、その場所に封印されていた<七つの大罪>に唆されてしまい、サデウスは<チャンピオン>に相応しくないと否定されてしまうのだった。
現在。
幼い頃に母親と離れ離れになってしまい、孤児になったビリー・バットソンは、様々な里親の元を転々としていた。里親に預けられる度に脱走するビリーは、ずっと母親を探していた。
ある日、新しい里親の運営するグループホームに、ビリーは預けられる。そこには様々な孤児たちが家族として日々を過ごしているのだった。
ビリーは、グループホームで一緒に住んでいる足の不自由なフレディがいじめっ子にいじめられている場面に遭遇。最初は無視しようとしたが、いじめっ子のある一言がカチンときて、いじめっ子に食って掛かる。
いじめっ子から逃げるために地下鉄に乗るビリー。そこでビリーは謎の宮殿に召喚される。
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どーも、『シャザム』をIMAXレーザー/GTテクノロジーで鑑賞しようとしたら、1週間経たずしてIMAXバージョンが上映終了して咽び泣いている、おっさん999です。まさか『アベンジャーズ/エンドゲーム』のパワーが、これほどまでとは……。
さて、日本で公開される前から、海外のトレーラーで異色を放っていた本作。おっさん、実は楽しみにしておりました。
重厚さをメインにしている「DCエクステンデッド・ユニバース」、おっさんは好きですけど、シリアスばかりは疲れますからね。だから、シリアスメインのユニバースに参加する、コメディ路線のヒーローに興味津々。
1週間しないうちに、IMAX での上映が終わってしまったため、通常スクリーンでの鑑賞となりましたが、それでも映画館で鑑賞してよかった!と思える素敵な映画でございました。
そんな訳で、今回は『シャザム!』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
脚本:ヘンリー・ゲイデン
原案:ヘンリー・ゲイデン、ダーレン・レムケ
原作:『キャプテン・マーベル』(フォーセットコミックス)
原作クリエイター:C・C・ベック、ビル・パーカー
製作:ピーター・サフラン
シャザム:ザッカリー・リーヴァイ
フレディ・フリーマン:ジャック・ディラン・グレイザー
サデウス・シヴァナ:マーク・ストロング
魔術師シャザム:ジャイモン・フンスー
シャザム:菅田将暉
フレディ・フリーマン:阪口大助
サデウス・シヴァナ:子安武人
魔術師シャザム:杉田智和

炎上した理由は、本作の吹替版の監修・演出に福田雄一監督が抜擢されたからのようです。さらに、吹き替え声優に菅田将暉さんを起用したため、さらに炎上が加速した模様。
今回は、いわゆる福田組からの参加は菅田将暉さんだけなので、声優起用問題については、そこそこの炎上に終わったようです。
しかし、今回の炎上、そもそもの原因が福田雄一監督自身のようでして。
わたしは福田雄一作品について好きなのですが、福田監督自身についてはそれほど知りません。だけど、福田監督は周囲に対し、非常に失礼な態度で有名らしい。
今回一番ダメダメだったのが下記の発言。
上記は「ヤガンEX」さんのブログから引用。
福田監督は、度々、こういった発言や態度を繰り返していて、映画好きの間からは、結構嫌われているとの事。そのため、福田監督の関与が発表された時点で、作品とは違うところで炎上したようです。
吹替版はどのような仕上がりになっているのか。ちょっと気になりますね。
実は、シャザムというヒーローは、もともと、フォーセットコミックスから出版されたコミックスで、この時のタイトルが『キャプテン・マーベル』でした。
その後、DCコミックスから、「スーパーマンの盗用である」として訴えられてしまい、1950年代に売上が低迷し、フォーセットコミックスは廃刊になりました。
DCコミックスは1970年代に本作の権利を獲得したものの、その時すでにマーベル・コミックが「マーベル」を商標登録していたため、フォーセットコミックスのキャプテン・マーベルは、シャザムと改題されました。
結構、ややこしい問題。
この映画は、かなり楽しい映画でございました。もちろん、きちんと面白いのですが、とにかく楽しい映画です。
劇場内でも、ぽつりぽつりと笑いがあがったりしつつ、コメディーだけでなく、メッセージ性もふんだんに盛り込まれている、素敵な作品でございました。
一見すると、DCコミックスっぽくありません。しかし、その本質は、他のDCコミックスに引けを取らないほど、シリアスな精神が構築されており、見ごたえのある映画に仕上がっています。
本作は、アメコミの実写映画化にしては珍しく、主人公が精神的に成長するという点がわかりやすいですね。海外作品の場合、最初から強くて、精神的に仕上がっている人物が多い。けれど、本作では、スーパーパワーを間違った方向で使いながらも、じょじょにスーパーヒーローとして成長していく主人公の姿が映し出されており、日本人でも共感できるのではないでしょうか。
そして、この映画の一番ステキなところは、なんといっても、「DCエクステンデッド・ユニバース」の1作品でありながら、本作単体で鑑賞できる点。この映画から「DCエクステンデッド・ユニバース」に参加しても問題ありません。入り口としては、その方がいいかな??
DCコミックスのシリアスさを期待してしまうと、駄目なやーつです。基本はコメディーなので、人によっては、そこが許せない!となっちゃうかもしれません。
また、「DCエクステンデッド・ユニバース」とのつながりは、ほとんど感じられない部分も、そういう繋がりを期待していた人にとっては残念な点かもしれません。
「DCエクステンデッド・ユニバース」の次の作品は、わたしは知らない訳ですが、次回作品も楽しみにしたい!待ってるぜ!
という事で、今回は『シャザム!』のネタバレなし感想でした。
それでは、今回はこの辺で。
しーゆー!
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今回ご紹介する映画:『シャザム!』
原題:『SHAZAM!』
製作:2019年アメリカ
日本公開日:2019年4月19日
上映時間:132分
オススメ度:★★★★★(五つ星!)
予告編動画
あらすじ
1974年のクリスマス。兄とともに父の運転する車に乗っていたサデウス・シヴァナは、突然、謎の宮殿に誘われる。そこで、謎の老人と出会い、彼から<チャンピオン>になる事を提案される。だが、その場所に封印されていた<七つの大罪>に唆されてしまい、サデウスは<チャンピオン>に相応しくないと否定されてしまうのだった。
現在。
幼い頃に母親と離れ離れになってしまい、孤児になったビリー・バットソンは、様々な里親の元を転々としていた。里親に預けられる度に脱走するビリーは、ずっと母親を探していた。
ある日、新しい里親の運営するグループホームに、ビリーは預けられる。そこには様々な孤児たちが家族として日々を過ごしているのだった。
ビリーは、グループホームで一緒に住んでいる足の不自由なフレディがいじめっ子にいじめられている場面に遭遇。最初は無視しようとしたが、いじめっ子のある一言がカチンときて、いじめっ子に食って掛かる。
いじめっ子から逃げるために地下鉄に乗るビリー。そこでビリーは謎の宮殿に召喚される。
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どーも、『シャザム』をIMAXレーザー/GTテクノロジーで鑑賞しようとしたら、1週間経たずしてIMAXバージョンが上映終了して咽び泣いている、おっさん999です。まさか『アベンジャーズ/エンドゲーム』のパワーが、これほどまでとは……。
さて、日本で公開される前から、海外のトレーラーで異色を放っていた本作。おっさん、実は楽しみにしておりました。
重厚さをメインにしている「DCエクステンデッド・ユニバース」、おっさんは好きですけど、シリアスばかりは疲れますからね。だから、シリアスメインのユニバースに参加する、コメディ路線のヒーローに興味津々。
1週間しないうちに、IMAX での上映が終わってしまったため、通常スクリーンでの鑑賞となりましたが、それでも映画館で鑑賞してよかった!と思える素敵な映画でございました。
そんな訳で、今回は『シャザム!』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
今回利用した映画館
TOHOシネマズなんば 字幕版スタッフ
監督:デヴィッド・F・サンドバーグ脚本:ヘンリー・ゲイデン
原案:ヘンリー・ゲイデン、ダーレン・レムケ
原作:『キャプテン・マーベル』(フォーセットコミックス)
原作クリエイター:C・C・ベック、ビル・パーカー
製作:ピーター・サフラン
キャスト
ビリー・バットソン:アッシャー・エンジェルシャザム:ザッカリー・リーヴァイ
フレディ・フリーマン:ジャック・ディラン・グレイザー
サデウス・シヴァナ:マーク・ストロング
魔術師シャザム:ジャイモン・フンスー
日本語吹き替え版声優
ビリー・バットソン:緒方恵美シャザム:菅田将暉
フレディ・フリーマン:阪口大助
サデウス・シヴァナ:子安武人
魔術師シャザム:杉田智和

『シャザム』炎上問題について
実は『シャザム!』、日本公開前に軽く炎上したようです。炎上した理由は、本作の吹替版の監修・演出に福田雄一監督が抜擢されたからのようです。さらに、吹き替え声優に菅田将暉さんを起用したため、さらに炎上が加速した模様。
今回は、いわゆる福田組からの参加は菅田将暉さんだけなので、声優起用問題については、そこそこの炎上に終わったようです。
しかし、今回の炎上、そもそもの原因が福田雄一監督自身のようでして。
わたしは福田雄一作品について好きなのですが、福田監督自身についてはそれほど知りません。だけど、福田監督は周囲に対し、非常に失礼な態度で有名らしい。
今回一番ダメダメだったのが下記の発言。
福田監督「脚色と演出を引き受けてから本編を見たのですが、つまらなかったらどうしようと思ってました笑 本当に面白かったのでホッとしました笑 そこから吹き替えのキャストを考えました。」
上記は「ヤガンEX」さんのブログから引用。
福田監督は、度々、こういった発言や態度を繰り返していて、映画好きの間からは、結構嫌われているとの事。そのため、福田監督の関与が発表された時点で、作品とは違うところで炎上したようです。
吹替版はどのような仕上がりになっているのか。ちょっと気になりますね。
キャプテン・マーベルとシャザム
シャザムをグーグル先生で検索すると、キャプテン・マーベルとの関係について書かれているサイトやブログがヒットします。実は、シャザムというヒーローは、もともと、フォーセットコミックスから出版されたコミックスで、この時のタイトルが『キャプテン・マーベル』でした。
その後、DCコミックスから、「スーパーマンの盗用である」として訴えられてしまい、1950年代に売上が低迷し、フォーセットコミックスは廃刊になりました。
DCコミックスは1970年代に本作の権利を獲得したものの、その時すでにマーベル・コミックが「マーベル」を商標登録していたため、フォーセットコミックスのキャプテン・マーベルは、シャザムと改題されました。
結構、ややこしい問題。
おっさんのネタバレなし感想
前置きが長くなりましたが、ここで、わたしの感想を。この映画は、かなり楽しい映画でございました。もちろん、きちんと面白いのですが、とにかく楽しい映画です。
劇場内でも、ぽつりぽつりと笑いがあがったりしつつ、コメディーだけでなく、メッセージ性もふんだんに盛り込まれている、素敵な作品でございました。
一見すると、DCコミックスっぽくありません。しかし、その本質は、他のDCコミックスに引けを取らないほど、シリアスな精神が構築されており、見ごたえのある映画に仕上がっています。
良いところ
軽いタッチの映画に見えますが、この映画には様々なメッセージが組み込まれております。エンターテインメント性を重視しつつ、チラリチラリと見え隠れする、本作に込められたメッセージ。こういった構成が一番作品のことを深く考える事ができるので、おっさんは大好きです。本作は、アメコミの実写映画化にしては珍しく、主人公が精神的に成長するという点がわかりやすいですね。海外作品の場合、最初から強くて、精神的に仕上がっている人物が多い。けれど、本作では、スーパーパワーを間違った方向で使いながらも、じょじょにスーパーヒーローとして成長していく主人公の姿が映し出されており、日本人でも共感できるのではないでしょうか。
そして、この映画の一番ステキなところは、なんといっても、「DCエクステンデッド・ユニバース」の1作品でありながら、本作単体で鑑賞できる点。この映画から「DCエクステンデッド・ユニバース」に参加しても問題ありません。入り口としては、その方がいいかな??
悪いところ
本作は一番良いところが、悪いところになるというパターンです。DCコミックスのシリアスさを期待してしまうと、駄目なやーつです。基本はコメディーなので、人によっては、そこが許せない!となっちゃうかもしれません。
また、「DCエクステンデッド・ユニバース」とのつながりは、ほとんど感じられない部分も、そういう繋がりを期待していた人にとっては残念な点かもしれません。
今回のネタバレなし感想のまとめ
予想外の面白さで、おっさんは大満足でございました。いやぁ、面白かったですわ!!「DCエクステンデッド・ユニバース」の次の作品は、わたしは知らない訳ですが、次回作品も楽しみにしたい!待ってるぜ!
という事で、今回は『シャザム!』のネタバレなし感想でした。
それでは、今回はこの辺で。
しーゆー!
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