不可能に挑め。

今回ご紹介する映画:『真田十勇士』
オススメ度:★★★★★(五つ星!)


予告編動画




『真田十勇士』のあらすじ

とある村。村人たちに追い詰められ、娘を人質に寺に立てこもる一人の忍。そこに、ある男が「自分を身代わりにしよう」と申し出る。隙をついて娘は逃げ出し、忍と男はふたり寺の中で対峙する。忍は問う。「お前は誰だ?」すると男は答えた。

「私は真田幸村だ」


関ヶ原の戦いから10年。徳川家康は天下統一を着々と進めていた。そんな中、徳川に反旗を翻す豊富秀頼勢は徳川に対し、どのように対抗するか、日々頭を悩ませていた。そして、天下一の武将と名高い真田幸村に、何度も使者を送っているものの、真田幸村からの返答はなかった。

実は、真田幸村は、その容姿から、その言動に裏があると深読みされ続け、周囲が勝手に「名武将」と思い込んでいるだけの臆病で平凡な武将であったのだ。噂と本当の姿のギャップに面白さを感じた、あの忍ーー猿飛佐助は、この武将を噂通りの百戦錬磨の武将に仕立てようと目論む。そして、佐助は仲間を集め、徳川との戦いに挑む決意を幸村に告げる。

果たして、大坂夏の陣と冬の陣は、史実通りなのか。それとも?




スポンサーリンク



今年は大河ドラマ『真田丸』もオンエアされ、ゲームでも人気を博している実在の人物・真田幸村。彼の物語を面白おかしく描写したのが、エンターテインメント活劇『真田十勇士』。この作品は舞台が最初で、初演は2014年。今年2016年に舞台の再演が決定し、同時に実写映画化のプロジェクトもスタートした企画です。

ベテラン俳優を始め、今をときめく若手俳優も多数出演し、大いに盛り上がりを見せていた本作ですが、評判は正直、微妙。

私も、あまり期待しないで鑑賞したんですが。。。いやはや、今年は本当に当たりの邦画が多い!

という事で、今回は『真田十勇士』の感想を書いていくんだぜ?



『真田十勇士』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督:堤幸彦
脚本:マキノノゾミ、鈴木哲也
アクション監督:諸鍛冶裕太
VFXスーパーバイザー:朝倉怜
制作指揮:中山良夫
制作:大角正、佐藤直樹、熊谷宜和、藪下維也、永井聖士、阿部順一、弓矢政法、長坂信人
ゼネラルプロデューサー:奥田誠治
エグゼクティブプロデューサー:門屋大輔、今泉浩美
企画・プロデュース:村松英幹
プロデューサー:飯沼伸之、伊藤卓哉、福島聡司
撮影:唐沢悟
美術:清水剛
照明:木村匡博
録音:鴇田満男
編集:伊藤伸行
音楽プロデューサー:茂木英男
監督補:稲留武
助監督:宮村敏正
衣装デザイン:黒澤和子
装飾:高橋光
VFX監修:野崎宏二
アニメーション監修:橋本満明
音響効果:北田雅也
記録:奥平綾子
現場編集:似内千晶
監修:北川央
主題歌:松任谷由実

キャスト
猿飛佐助:中村勘九郎
霧隠才蔵:松坂桃李
火垂:大島優子
根津甚八:永山絢斗
由利鎌之助:加藤和樹
筧十蔵:高橋光臣
三好清海:駿河太郎
海野六郎:村井良大
三好伊三:荒井敦史
真田大助:望月歩
望月六郎:青木健
仙九郎:石垣佑磨
徳川家康:松平健
真田幸村:加藤雅也
淀殿:大竹しのぶ



真田十勇士のすべて 天下相手にでっかい嘘をついた
using あまらく



『真田十勇士』の感想

とにかく面白い!

なんにも考えないで映画の世界に入り込めば、本当に楽しい130分が待っています。個人的には、もう一回、映画館に足を運んでも良いくらい。なぜ、3Dで撮影しなかったのか。残念だぁ〜。

時代劇ではありますが、若い人や時代劇をあまり観ない人にも観やすいように、色々な配慮が随所でなされており、非常に楽しみやすい映画に仕上がっておりました。



『真田十勇士』の良いところ

笑いどころあり。泣けるシーンあり。迫力ある合戦シーンあり。本当に全力でエンタメに振り切った作品です。今の時代劇は、どちらかというとリアル志向がメインなんですが、そんな流れなんて関係ねぇ!って感じで開きなって製作されています。本当に楽しんだ者勝ちって感じ。

登場人物はみんな格好良いです。誰一人として存在が薄いなんてことはない。それでも、その中で飛び抜けて良いのは主演のふたり。中村勘九郎さんの安定感あるお芝居と、松坂桃李さんのクールな演技が素晴らしい。松坂さんは、正直、今まであまり演技が上手じゃないなぁって思っていたのですが、本作では完全にその考えが吹き飛びました。素晴らしい役者さんです。相手が中村勘九郎さんだからというのもあるんでしょうけど、この二人の掛け合いがすごく楽しかったです。

嘘と真、リアルとファンタジーが絶妙に混じり合った、爽快感ある活劇。ぜひ映画館で鑑賞して欲しい映画です。

堤監督の遊び心が満載の映画!



『真田十勇士』の悪いところ

リアル志向の方には、本当に向いていない映画ですね。そのタイプの人が見ると一言「あり得ない」で終わっちゃいます。現に、ネットで見かけた評価の大半は「漫画っぽい」など、およそリアルと感じる事ができなかったため、楽しめなかったというものが多かったです。

もちろん、そういう方でも、途中で見方を切り替えれば、それなりに楽しめるのですが、私は、そういうタイプの人には、あまりオススメできないです。DVDで鑑賞した方がいいかも。

また、堤監督の遊び心が許容できるかどうかも大切。今まで、堤監督の作品を楽しめなかった人には、かなり厳しいんじゃなかろうか。

色々な「遊び」を楽しめない人には向いていない映画となっていますので、リアルさいこーの方は要注意です。



『真田十勇士』のまとめ

個人的には、本当、文句なしの出来だったんですが、割と、けちょんけちょんに言われているので、びっくりしました。まぁ、私のようなひねくれ者が好きって事だから、かなりヘンテコムービーって事なんでしょうかねぇ。

うーむ、もう一回、見に行こうかしら、どうしようかなぁ。。。




この記事がイイネ!と思ったら下のブログランキングボタンをクリックして頂けると嬉しいです☆

人気ブログランキングへ







【関連記事】

『超高速!参勤交代』の感想 笑って殺陣も楽しめるエンタメ映画

『超高速!参勤交代リターンズ』の感想 笑って楽しめるエンタメ時代劇

『殿、利息でござる!』 笑いあり涙ありのテーマがしっかりしているオススメの邦画






↓ここからネタバレあり。注意!↓





『真田十勇士』ネタバレあり感想

冒頭にアニメが流れて、一緒に見に行った父親が「あれ??」ってつぶやいていたのが面白かったです。うん、最初びっくりしました。少ししたら、ちゃんとテロップが流れて安心しましたけどね。笑ってしまいましたよ。

さて、ラストには一応のどんでん返しがありますが、このあたりは舞台作品のような構成になっていて、舞台版もちゃんと大切にしているんだなぁって思いました。舞台版は見た事ないですけど。どんでん返しそのものは、途中でわかるくらい簡単なものなんですが、わかっていても「そうあって欲しい」と思うように仕掛けられていて、作り方がとても上手でしたね。

監督はじめスタッフのみなさんと俳優陣の力ががっちり合わさって、うまい具合に化学変化を引き起こした良作です。個人的にはオススメ!



『真田十勇士』のレビューや評価

時間が長く感じた つまらない面白くない。

内容は王道で奇をてらうようなものではないので安心して観てられました。
分かりやすく笑えるところ、ちょっと泣けるところもあって満足です。

少し難しいかなと、思い小学生低学年を連れて映画館へ行ったけど飽きることなく見れて歴史にもスタントにも興味を持ってくれました。


YAHOO!JAPAN映画