映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回は、『リアル鬼ごっこ(2015年劇場公開版)』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
本作は、国内の評価が高い園子温さんが監督と脚本を務めています。
おっさんは、園子温監督の作品には縁がなく、本作が初鑑賞となりました。
また、『リアル鬼ごっこ』も小説は昔に読んだ事はあるけれど、映画版とテレビ版は見ていない。
そんな状況です。
それにしても、映画シリーズが終わり、もう映像作品は出ないと思っていたところへ、やたら有名な監督が『リアル鬼ごっこ』を発表したもんですから、公開当時から、興味はありました。
ただ、ターゲットが佐藤さんから女子高生に変わって、個人的には「うーむ」って思ってしまって、結局、今まで鑑賞には至らない。そんな感じでした。
色んな意味で発表当時、物議を醸した小説を、園子温監督がどのように料理するのか。
興味津々でしたが、なんと、園子温監督は小説は読まず、タイトルの響きからインスピレーションを得て、本作を作ったそうです。
……えぇ???
だったら、それは、もう全くの別物じゃあないですかね??
巷の評価が、やたら低いのも、もしかして、それが原因なのでしょうか??
日本公開日:2015年7月11日
上映時間:1時間25分
オススメ度:☆☆☆☆☆(ほしなし!)
クラスメートはみんな真っ二つになってしまい、生き残ったミツコは、<風>から必死に逃げる。
気がつくと、見知らぬ女子高生たちが自分に親しげに声をかけてきて、ミツコは知らない学校へたどり着くのだった。

会員の方は、追加料金なしで鑑賞可能です。
配信期限がありますので、ご注意ください。
本ページの情報は2023年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
Amazonプライムビデオ『リアル鬼ごっこ 2015年版』
動画レンタルor動画購入にて視聴可能です。
配信期限がありますので、ご注意ください。
2023年3月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。
原作:山田悠介
企画プロデュース:柴田一成
プロデューサー:谷島正之、稲垣竜一郎、大野貴裕
ケイコ:篠田麻里子
いずみ:真野恵里菜
アキ:桜井ユキ
ジュン:高橋メアリージュン
むつこ:磯山さやか
一言でいうと、面白くもなんともない、というのが正直なところ。
題材はエンターテインメント向きであるのに対し、園子温監督はエンタメ向きの人ではないのかもしれません。
演出や映像構成、シナリオ。
どれをとっても、エンタメとは程遠く、舞台演劇向けではないかと感じました。
脚本は無茶苦茶で、昨今のZ級邦画ホラーでもやらない事を、平気でしでかしていまして、もはや、映画ですらないのではないか?とさえ、思えてしまいます。
それくらい、物語は破綻していました。
破綻した物語を映像で制作してしまうと、自主制作映画以上に痛々しいものに仕上がってしまいます。
しかし、演劇であれば、ライブ感が観客に感動を与え、どんなに支離滅裂なものでも、楽しめるのです。
そういう意味でも、少なくとも、このストーリーは舞台演劇でするべきでした。
CGとかも、ほとんど使われていないし、演劇の方が、きっと、もっと面白かったに違いない。
それにしても、こんな企画をよくGOしたなぁ。
映画の内容よりも、製作されてしまったという点が、とにかく怖い、恐い……という映画です。
女の子、女性がいっぱい登場するという点でしょうか。
園子温監督の趣味が全開なんでしょうか。
この監督、もっと硬派なイメージがありましたけど、すごい男子高校生、いや男子中学生みたいな欲望があるんですかねぇ。
その趣味が笑えない感じで、すごく寒いですけれど、まぁ、可愛らしい女の子やクールな女性を堪能できるので、男性にはオススメできます。
ただ女性は、この映画を観て、どう思うんでしょうか?
グロい描写が割と多いのが気になりました。
これらの描写が必要であれば、まだ良いのですが、スプラッターシーンを無理矢理に入れている感じがあって、違和感が残ってしまうんですね。
そして、無理矢理に登場するスプラッターシーンの数々は、ホラー映画好きが生み出すようなものではなく。
「スプラッターって、こんなものだろう??」って、すごく適当に作られている感じ。
そこに、園子温監督の、作品に対する愛とか、そういうものが一切感じられないのが非常に問題です。
ですから、それらのシーンを観ても、何も感じられないんですよね。
恐怖や不気味さ。不条理感。絶望感。
少なくともホラー映画には、そのいずれかが必要だと思っているのですが、本作の場合、それらすべて、本当にナッシング。
結局のところ、園子温監督は、スプラッターシーンを入れないと、本作を完成させる事ができなかったという事なのかもしれません。
そう考えると、本作のスプラッター描写に力が入っていない点は納得できるかな?
これらが全て回収……される訳もなく。
さらには、結局のところ、オチを見せられても、全く理解できない。
1時間25分もの間、観客は一体なにを見せられていたのか。
考察しようにも、手がかりやヒントがなさすぎて、何がなにやら。
完全に監督の自己満足映画となっておりました。
あぁ、芸術性の高い映画は理解できませぬ。
それにしても、タイトルに鬼ごっことついているのに、鬼ごっこしていないのは、いかがなものでしょうね。
色んな意味で解せぬ映画でした。
という事で、今回は『リアル鬼ごっこ 2015年版』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
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今回は、『リアル鬼ごっこ(2015年劇場公開版)』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
本作は、国内の評価が高い園子温さんが監督と脚本を務めています。
おっさんは、園子温監督の作品には縁がなく、本作が初鑑賞となりました。
また、『リアル鬼ごっこ』も小説は昔に読んだ事はあるけれど、映画版とテレビ版は見ていない。
そんな状況です。
それにしても、映画シリーズが終わり、もう映像作品は出ないと思っていたところへ、やたら有名な監督が『リアル鬼ごっこ』を発表したもんですから、公開当時から、興味はありました。
ただ、ターゲットが佐藤さんから女子高生に変わって、個人的には「うーむ」って思ってしまって、結局、今まで鑑賞には至らない。そんな感じでした。
色んな意味で発表当時、物議を醸した小説を、園子温監督がどのように料理するのか。
興味津々でしたが、なんと、園子温監督は小説は読まず、タイトルの響きからインスピレーションを得て、本作を作ったそうです。
……えぇ???
だったら、それは、もう全くの別物じゃあないですかね??
巷の評価が、やたら低いのも、もしかして、それが原因なのでしょうか??
『リアル鬼ごっこ 2015年版』について
製作:2015年日本日本公開日:2015年7月11日
上映時間:1時間25分
オススメ度:☆☆☆☆☆(ほしなし!)
予告編動画
簡単なあらすじ
修学旅行中の女子高生ミツコは、クラスメートとバスで移動中、<風>に襲撃される。クラスメートはみんな真っ二つになってしまい、生き残ったミツコは、<風>から必死に逃げる。
気がつくと、見知らぬ女子高生たちが自分に親しげに声をかけてきて、ミツコは知らない学校へたどり着くのだった。
本作を視聴できる動画配信サービス
U-NEXT『リアル鬼ごっこ 2015年版』会員の方は、追加料金なしで鑑賞可能です。
配信期限がありますので、ご注意ください。
本ページの情報は2023年3月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
Amazonプライムビデオ『リアル鬼ごっこ 2015年版』
動画レンタルor動画購入にて視聴可能です。
配信期限がありますので、ご注意ください。
2023年3月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。
スタッフ
監督・脚本:園子温原作:山田悠介
企画プロデュース:柴田一成
プロデューサー:谷島正之、稲垣竜一郎、大野貴裕
キャラクター:キャスト(出演者)
ミツコ:トリンドル玲奈ケイコ:篠田麻里子
いずみ:真野恵里菜
アキ:桜井ユキ
ジュン:高橋メアリージュン
むつこ:磯山さやか
おっさんのネタバレなし感想
ええとですね。一言でいうと、面白くもなんともない、というのが正直なところ。
題材はエンターテインメント向きであるのに対し、園子温監督はエンタメ向きの人ではないのかもしれません。
演出や映像構成、シナリオ。
どれをとっても、エンタメとは程遠く、舞台演劇向けではないかと感じました。
脚本は無茶苦茶で、昨今のZ級邦画ホラーでもやらない事を、平気でしでかしていまして、もはや、映画ですらないのではないか?とさえ、思えてしまいます。
それくらい、物語は破綻していました。
破綻した物語を映像で制作してしまうと、自主制作映画以上に痛々しいものに仕上がってしまいます。
しかし、演劇であれば、ライブ感が観客に感動を与え、どんなに支離滅裂なものでも、楽しめるのです。
そういう意味でも、少なくとも、このストーリーは舞台演劇でするべきでした。
CGとかも、ほとんど使われていないし、演劇の方が、きっと、もっと面白かったに違いない。
それにしても、こんな企画をよくGOしたなぁ。
映画の内容よりも、製作されてしまったという点が、とにかく怖い、恐い……という映画です。
『リアル鬼ごっこ 2015年版』の良いところ
女の子がたくさん登場する
本作の唯一の良いところは、あれですかね。女の子、女性がいっぱい登場するという点でしょうか。
園子温監督の趣味が全開なんでしょうか。
この監督、もっと硬派なイメージがありましたけど、すごい男子高校生、いや男子中学生みたいな欲望があるんですかねぇ。
その趣味が笑えない感じで、すごく寒いですけれど、まぁ、可愛らしい女の子やクールな女性を堪能できるので、男性にはオススメできます。
ただ女性は、この映画を観て、どう思うんでしょうか?
『リアル鬼ごっこ 2015年版』の悪いところ
グロ注意
園子温監督の趣味全開パート2、でしょうかね。グロい描写が割と多いのが気になりました。
これらの描写が必要であれば、まだ良いのですが、スプラッターシーンを無理矢理に入れている感じがあって、違和感が残ってしまうんですね。
そして、無理矢理に登場するスプラッターシーンの数々は、ホラー映画好きが生み出すようなものではなく。
「スプラッターって、こんなものだろう??」って、すごく適当に作られている感じ。
そこに、園子温監督の、作品に対する愛とか、そういうものが一切感じられないのが非常に問題です。
ですから、それらのシーンを観ても、何も感じられないんですよね。
恐怖や不気味さ。不条理感。絶望感。
少なくともホラー映画には、そのいずれかが必要だと思っているのですが、本作の場合、それらすべて、本当にナッシング。
結局のところ、園子温監督は、スプラッターシーンを入れないと、本作を完成させる事ができなかったという事なのかもしれません。
そう考えると、本作のスプラッター描写に力が入っていない点は納得できるかな?
意味がわからない
意味深なセリフ、意味深なシーンの数々。これらが全て回収……される訳もなく。
さらには、結局のところ、オチを見せられても、全く理解できない。
1時間25分もの間、観客は一体なにを見せられていたのか。
考察しようにも、手がかりやヒントがなさすぎて、何がなにやら。
完全に監督の自己満足映画となっておりました。
あぁ、芸術性の高い映画は理解できませぬ。
Yahoo!映画での口コミレビューや評価
ヤフー映画『リアル鬼ごっこ 2015年版』でレビューや評価をチェック!今回のネタバレなし感想のまとめ
色々と書きたい事はありますが、それはネタバレありの感想にて、改めて書き綴りたいと思います。それにしても、タイトルに鬼ごっことついているのに、鬼ごっこしていないのは、いかがなものでしょうね。
色んな意味で解せぬ映画でした。
という事で、今回は『リアル鬼ごっこ 2015年版』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
ネタバレあり感想
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