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今回ご紹介する映画:『パワーレンジャー』
原題:『POWER RANGERS』
製作:2017年アメリカ、カナダ
日本公開日:2017年7月15日
上映時間:2時間4分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)



予告編動画




『パワーレンジャー』のあらすじ

小さな田舎町エンジェル・グローブ。そこに暮らす5人の高校生。

ラグビーで優秀な成績を残して将来も約束されていた町の誇りであったジェイソン・スコットは、ある事件をきっかけに孤立。
キンバリーは、ある事件によって、チアのチームからはずされてしまう。
ビリーは自閉症であるが故に、コミュニケーションの方法が独特となっており、孤独な生活を送っていた。
トリニーは家族に不満を持っており、生活に馴染めない。
ザックは病気の母親が心配で、いつも傍についている。

そんな5人が、ある時、一緒の場所に集まっていた。そして、奇妙な石を発見する。それは星の守護者である「レンジャー」の証であった。

一方、町では邪悪な存在が復活しようとしていた。




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観に行ってきましたよ!!『パワーレンジャー』!!

日本が誇る「スーパー戦隊」を、ハリウッドがガチでリブートしてしまった本作。予告編を観ただけで、とんでもないクオリティーである事はわかります。

今回わたしが鑑賞したのは、字幕版でございます。

という事で、今回は『パワーレンジャー』の感想を書いていくんだぜ?




今回利用した映画館

なんばパークスシネマ



『パワーレンジャー』のスタッフとキャスト

監督:ディーン・イズラライト
脚本:ジョン・ゲイティンズ、アシュリー・ミラー
製作総指揮:アリソン・シェアマー、ブレント・オコナー、ジョン・ゲイティンズ、ジョエル・アンドリック、鈴木武幸
製作:ハイム・サバン、、ブライアン・カセンティーニ、マーティ・ボーウェン、ウィク・ゴッドフリー

出演者:
ジェイソン・スコット/レッド・レンジャー:デイカー・モンゴメリー
ビリー・クランストン/ブルー・レンジャー:RJ・サイラー
キンバリー・ハート/ピンク・レンジャー:ナオミ・スコット
トリニー/イエロー・レンジャー:ベッキー・G
ザック/ブラック・レンジャー:ルディ・リン
アルファ5:ビル・ヘイダー
ゾードン:ブライアン・クランストン
リタ・レパルサ:エリザベス・バンクス

日本語吹き替え版声優;
ジェイソン・スコット/レッド・レンジャー:勝地涼
キンバリー・ハート/ピンク・レンジャー:広瀬アリス
ビリー・クランストン/ブルー・レンジャー:杉田智和
トリニー/イエロー・レンジャー:水樹奈々
ザック/ブラック・レンジャー:鈴木達央
アルファ5:山里亮太
ゾードン:古田新太
リタ・レパルサ:沢城みゆき




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『パワーレンジャー』の元ネタとは?

1993年に『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』が第一作としてスタートした、スーパー戦隊シリーズの作品をベースにアメリカ用に製作されている特撮ヒーロー作品です。

ドラマパートはアメリカの方で撮影・製作されており、戦闘パートは日本版のものを流用しております。

最近では日本で撮影を終えたスーツや小道具などを使用して、アメリカで一部のシーンを撮影しているようです。

ウィキペディア先生によると、本来1作目のタイトルはオリジナルである『恐竜戦隊ジュウレンジャー』から『ジュウレンジャー』となる予定だったのですけど「ジュー」という単語が悪い意味で使用されている単語のため、『パワーレンジャー』というタイトルに変更されたらしいです。

で、今回製作された本作は、『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』を原作にした、リブート作品でございます。




『パワーレンジャー』の感想

いやぁ、面白い。面白かった!!

驚愕のスケールで作り直された「スーパー戦隊」。けれど、ちゃんと日本の「戦隊もの」らしさを残していて、観ていて楽しい映画でございました。

原作へのリスペクトを感じさせつつ、現代風にアレンジされている作品で、映画としてのクオリティーもちゃんとあります。そのため「スーパー戦隊」好きでなくても、映画が好きであれば、楽しめる作品に仕上がっているのは好印象。

前半は青春映画。後半はアクション映画。2時間越えの作品ですが、飽きさせないように、ストーリーにちゃんと起伏があり、様々な工夫が施されております。

オススメのポップコーン・ムービーでございますな!




『パワーレンジャー』の良いところ

ちゃんと「スーパー戦隊」である事

前半はアメリカ映画らしい青春ドラマが展開されます。ここが評価の分かれ目になるかもしれないですが、この部分があるからこそ、後半における戦闘シーン、そして、そのシーンにある「戦隊モノ」要素が栄えるという構成になっております。

ちゃんと「戦隊モノ」らしさを残しつつ、アメリカ映画らしい部分も追加して、すごい贅沢な「スーパー戦隊」です。

高校生といえば、「何者かになりたい」という欲求が一番強い時期であると、個人的に思っています。だからこそ、色んな事で悩むお年頃。そんな時に自分たちが強い力を持って、しかも星を守る使命を背負うというプロットは、王道ではあるんですが、熱い。とても心が熱くなる展開です。

この思春期全開の要素を、しっくりくる形で「スーパー戦隊」に融合させた点は、本当に素晴らしいですね。



恐竜の乗り物が格好良い

日本の場合、どうしても玩具になってしまう乗り物系。本作では、日本のオモチャ感を残しつつ、とても格好良い感じに仕上げております。さらには可愛さまでも残すという素晴らしさ。ここに原作へのリスペクトを強く感じました。

スーツと乗り物の関係性もちゃんと示しており、日本では見られない乗り物で戦闘するという場面を堪能する事ができました。




『パワーレンジャー』の悪いところ

変身して戦うシーンは少ない

本作は、イントロダクションという事で、主人公たちがパワーレンジャーとして目覚めるまでのストーリーを描いているんですね。ですので、パワースーツを着用して敵と戦うシーンは、終盤にしか存在しません。がっつり、そういうシーンを期待すると、ガッカリしてしまうかもしれませんね。

ただ、本作では、ちゃんとそれ以外の戦闘シーンも用意されていて、変身して戦うシーンはあまりないにも関わらず、なぜか、満足度が高い。これは、前半のドラマ部分がしっかりしているからこその満足度だと思うんですね。青春映画の要素を作り込んだ結果、終盤の戦闘シーンが、より熱いものになって、わたしは応援してしまったもの。「頑張れ!レンジャー!!」幼い頃の気持ちを思い出してしまいました。



あくまでプロローグである

本作は、あくまでイントロダクションです。5人の高校生が、どのようにして「パワーレンジャー」として目覚めるのか。その過程が描かれております。

ですので、お約束的なシーンも、実はあまりありません。イントロダクションであるからこそ、スーツを着用するまでにも時間がかかりますし、敵も今回は組織ではありません。

日本の「スーパー戦隊」とは一味もふた味も違う映画となっていますので、言い方を変えれば、日本の戦隊モノでは味わえない楽しさがある、という事です。

この点を許容できれば、本作を楽しめるのですが、「戦隊モノ」はこうあるべき!!とする方には、受け入れがたい作品でありますね。




『パワーレンジャー』のまとめ

powerrangers_2

普通に面白いだろうなぁとは思っておりましたけど、まさか、これほど面白く楽しい映画だとは、夢にも思いませんでした。本当に素晴らしい映画だった!

本作、2時間越えの作品だったのですねぇ。あっという間でございましたよ。

正しい形でアップデートされた「スーパー戦隊」。今後の展開に期待してしまいますなぁ。




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↓ここからネタバレあり。注意!↓





『パワーレンジャー』ネタバレあり感想

続編の構想はすでにあるようですね。本作ではまだまだ明かされていない事が多く存在します。

ゾードンがかつて率いていたパワーレンジャーはどこの星の人だったのか。
なぜ地球を守ってくれていたのか。
地球に人類が現れる事をなぜゾードンは知っていたのか。


また、本作はプロローグという事で、戦隊モノに欠かせないシーンが存在しません。
自分たちの意思でロボットに合体する。
それぞれの武器を集めて、ひとつの強力なウェポンを作り出し、敵を倒す。
ポーズを決める。

これらのシーンがかつての海外版でもあったのかどうか、わかりませんけど、次回作以降では、ぜひとも再現して欲しいものです。


それにしても、ラストのクリスタルを守るシーンで、5人が一列に並んで壁を作るシーンには、涙しました。それぞれ命の危機にさらされているのに、いつの間にか、ちゃんと皆がパワーレンジャーになっていた。この展開、まさしく「スーパー戦隊」です。

非常に面白く楽しかった『パワーレンジャー』。早く続編が観たい!!




『パワーレンジャー』のレビューや評価

パワーレンジャーに変身する前のはぐれもの5人の悩みや結束の描かれ方はとても丁寧でよかった。ちょっと泣きました。
5人のキャラもよい、とくにブルーレンジャーの人とてもいいキャラでした。
そのぶん変身までに時間がかかりましたが、時間がかかるだけの理由も納得だし気になりませんでした。
ただそのぶん、変身できたときのカタルシスは期待してしまうもので。。

変身してからだだーっと流れるように戦闘に入り、ちょろっと肉弾戦をして、いつのまにか乗り物にのり。
戦闘シーンはダイジェスト版のようでした。

変身ヒーロー大好きオヤジとしては、メーカーに媚びないカッコ良さが全面に溢れていて、非常に好感が持てるんだけど、面白味に欠けるような…。


YAHOO!JAPAN映画『パワーレンジャー』