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今回ご紹介する映画:『呪い襲い殺す』
原題:『OUIJA』
製作:2014年アメリカ
日本公開日:???
上映時間:1時間29分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)




予告編動画





あらすじ

幼い頃から一緒に暮らし遊んでいるレインとデビー。学生になってからも二人は仲が良かった。

ある日、デビーが突然自殺した。

自殺前に会話したレインはデビーの死を受け入れる事ができずにいた。

デビーの母親は家にいる事が耐えられず、別の場所で過ごす事になり、その間の事をレインにお願いする。

レインは、デビーの家を訪れ、様子を見に来た時、デビーの家にあったウィジャボードを発見するのだった。

どうしてもデビーに別れを言いたかったレインは友人たちを誘い、デビーの家で降霊術をおこなう。

そこでレインたちは「D」と名乗る幽霊と出会うのだったが、それが悪夢の始まりだった。




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どーも、おっさんです。

以前にTSUTAYAの店頭で気になっていた映画を、動画配信サイトにて視聴しました。

それが『呪い襲い殺す』という映画です。

えらく物騒な上、横文字をそのまま邦題にする事もままある昨今、ここまで、日本語でがっつり邦題というのは珍しいかも。

しかも、字面が凄いパワーありますな。




本作はホラー映画でお馴染みのジェイソン・ブラムと、アクション映画が十八番で最近プロデューサー業にも進出しているマイケル・ベイのコンビが製作を担当している作品です。

マイケル・ベイ色はあまり感じませんが、ジェイソン・ブラム色はしっかり感じる事ができており、なかなかの良作となっております。




というわけで、今回は『呪い襲い殺す』のネタバレなし感想を書いていくんだぜ?



スタッフとキャスト

監督・脚本・原作:スタイルズ・ホワイト
製作:マイケル・ベイ、ジェイソン・ブラム、アンドリュー・フォーム、ブラッド・フラー

出演者:オリビア・クック、ダレン・カガソフ、ダグラス・スミス、ビアンカ・サントス、アナ・コト







おっさんのネタバレなし感想

本作は、あまり期待しないで鑑賞したんですけど、最後までハラハラできて、面白いホラー映画でした。

特に目立ったアイデアがある訳ではなく、むしろ使い古されたアイデアなのですが、それを物語と演出で、最後までしっかり観客を引っ張っていっていましたね。

ジェイソン・ブラム製作のホラー映画は、ストーリー的に前半と後半に分かれる事が多いのですが、その構成は観やすく、また前半と後半に分ける事で、それぞれ東洋系ホラーと西洋系ホラーの両方によるアプローチが可能になっています。

そのため、本作でも一粒で二度美味しいというホラーに仕上がっていましたね。

ビジュアル系しか受け付けない、雰囲気ホラーしか受け付けない、という方には、いささか面白みに欠ける映画かもしれませんが、視覚的ホラーも心理的ホラーも大好物なおっさんみたいな人には、オススメできる作品です。

100分もないので、サクサクと見れますしね。




良いところ

地味だけど丁寧

本作は、あまり派手な演出はありません。

音で驚かせる西洋的な演出はもちろん本作でも登場しますが、基本は淡々とストーリーが進行するスタイルです。

そのため、一見すると地味なのですが、物語はちゃんとつつがなく進行するので、一気に最後まで見てしまう作品になっていました。

途中で飽きる事なく、続きが気になるような、上手なシナリオ構成。

セルフィー・フロム・ヘル』のように、終盤にゴチャゴチャする事なく、ラストまで納得できる仕上がり。

これは良い拾い物をしましたな。




ストーリーがきちんとしている

本作は、冒頭で謎が提示され、そこから起承転結で物語が構成されています。

だから、起承あたりで、人によっては、鑑賞をやめてしまうかもしれません。

けれど、起承でも、ちゃんと観客の興味を引くようなシーンを作っており、「地味だなぁ。なにも起きないなぁ」と思いながらも、ついつい続きを見ちゃう、優等生タイプの脚本でした。

痛々しいシーンはあるものの、グロテスクなシーンはありませんし、ホラー映画が苦手な人でなければ、難なく鑑賞する事ができる映画です。




悪いところ

前半と後半でホラーのテイストが異なる

前半は雰囲気・空気を重視する東洋的ホラー。後半はビジュアルメインの西洋的ホラーとなっています。

ホラー映画が好きな方は、通常、東洋ホラーか西洋ホラーのどちらかの好みに分かれているかと思います。

そういう方にとっては、「どうせなら、どっちかに統一して欲しい」って感じるかもしれませんね。

両方の要素があるからこそ、本作は面白く仕上がっているのですが、この点が許容できない方には、本作はちょっと厳しいかもしれません。

どちらかというと、ホラー映画好きな方よりも映画好きの方にオススメしやすい映画かもしれません。




新鮮味はない

本作はウィジャボードを使用した降霊術がアイデアの根底にあります。

ウィジャボードって、日本でいうところの、こっくりさんやエンジェルさんですね。

そして、国が違っても基本ルールは、ほとんど変わりません。

ですから、物語はわかりやすいのですが、反面、目新しい要素はありませんので、そういった点で本作を鑑賞してしまうと、大失敗してしまいます。

シンプルなアイデアを受け入れる事ができるかどうか。

この点が、本作の評価を左右するかもしれませんね。




今回のネタバレなし感想のまとめ

本作は2016年に続編であり前日譚となる映画が製作されています。

タイトルは『ウィジャ ビギニング~呪い襲い殺す~』となります。

単純に『呪い襲い殺す2』ではないところと、ちゃんとビギニングとついているところが、なかなか秀逸な邦題なのではないでしょうか。

こちらも、鑑賞予定ですので、また見終わったら、感想を書きたいと思います。




という事で、今回は『呪い襲い殺す』のネタバレなし感想でした。

それでは、今日はこの辺で。

しーゆー!




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