映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2016年4月8日に公開した記事を再編集したものとなっております。




主演女優が元AKB48の板野友美さんということで、期待していなかったホラー映画『のぞきめ』。

ホラー映画なので、とりあえず観ておこうということで、『のぞきめ』を鑑賞しました。

今回は、日本のホラー作品『のぞきめ』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。




ちなみに、本作には原作が存在します。

原作は、推理小説家の三津田信三さんの書籍です。

私は三津田信三さんの著書を、残念ながら、読んだことがなく、今回は原作未読の状態で映画版『のぞきめ』を鑑賞することになりました。




『のぞきめ』について

製作:2016年日本

日本公開日:2016年4月2日

上映時間:1時間39分(99分)

オススメ度:★★★☆☆(三つ星)




予告編動画






簡単なあらすじ

覗かれると死ぬ



テレビ局でアシスタントディレクターをしている三嶋彩乃は、夢見ていた仕事と現実とのギャップに思い悩んでいた。

ある日、報道のデスクに電話がかかってきたのだが、誰もオフィスにおらず、彩乃が電話をとる。

電話の内容は転落事故があったため、現場に急行し、カメラだけでも回してほしいという報道ディレクターからの電話だった。




部署は違うものの、頼まれたため、彩乃は現場に行き、カメラを構え映像を撮り始める。

転落事故と聞いていた彩乃は、なぜか階段の踊り場で倒れている男性を撮影しながら、どうして階段の踊り場で?という疑問を感じていた。




無事、撮影も終わり、映像を報道部署に渡すことができた彩乃は、数日後、報道ディレクターから、あの転落事故に奇妙な点があると聞かされる。

事件はそのまま事故になるようだが、どうも腹から急激なねじれが生じ、喉には泥が付着していたとのことだった。

奇妙に感じた彩乃は、例のマンションへ向かい、そこで、被害者の恋人だった和世と出会う。被

害者の住んでいた部屋に入る彩乃は、ガムテープで隙間という隙間を塞いでいる異様な光景を目の当たりにする。

その部屋で和世は彩乃に「なにかに呪い殺された」と伝える。

直後、和世はなにかに怯え、部屋を後にするのだった。




上着を忘れた和世のために、和世の家を訪れた彩乃は、部屋に閉じこもっている和世に出会う。

しかし、そこで和世は発狂。

救急車で病院に運ばれてしまう。

薬で一時的に落ち着きを取り戻した和世は、彩乃に、恋人と二人で、ある山に登ったこと、そして、そこで奇妙な村を訪れたと伝える。

場所や写真を和世から貰った彩乃は、自分の恋人である信二とともに、その村へ向かうのだった。

しかし、その村と、村がある山は、地元の人間からは立ち入ることが許されていない禁忌の場所だった。

彩乃たちは、そこで、謎の少女と出会ってしまう。




本作を視聴できる動画配信サービス

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スタッフ

監督:三木康一郎

原作:三津田信三




脚本:鈴木謙一

音楽:小山絵里奈

主題歌:板野友美

製作総指揮:堀内大示、堀義貴

企画:菊地剛、津嶋敬介、西尾聖

プロデュース:片山宣、井上竜太

プロデューサー:岡田和則、梶野祐司

撮影:榎本正使

照明:尾畑弘昌

録音:鶴巻仁

音響効果:柴崎憲治

美術:山下修侍

装飾:篠田公史

特殊メイク:梅沢壮一

衣装:宮本茉莉

ヘアメイク:根本佳枝

編集:加藤ひとみ

VFXスーパーバイザー:西尾和弘

スクリプター:浦川友紀

助監督:中村大輔

制作担当:濱崎林太郎




キャラクター:キャスト(出演者)

三嶋彩乃:板野友美

津田信二:白石隼也

岩登和世:入来茉里

岩登佳世子:東ちづる

四十澤想一(過去の想一):玉城裕規

城戸勇太郎:小澤亮太

スズ:石井心愛

中岡仁:池田鉄洋

高田恵一:つぶやきシロー

竹村篤史:石井正則

四十澤想一:吉田鋼太郎







おっさんのネタバレなし感想

全体的な感想

面白さでいうと、まあまあというところ。

演出は良いのだけれど、脚本がイマイチなのと、主演の板野さんの演技が酷いので、トータルで普通といったところですね。

可もなく不可もなく……という作品に仕上がっております。




『のぞきめ』の良いところ

演出は、なかなか良い感じ。

ドーンと現れて、ジャーンと音が鳴って、ギャーという定番のジャンプスケア演出です。

いろんなところで、びっくりする演出が施されているので、ホラー映画としては楽しめます。




また「のぞきめ」という怪異は、貞子や伽椰子とは一線を画す、特異な怪異です。

「のぞきめ」の特徴はユニークなので、本当は、この点を脚本に上手く活かせることができれば良かったのですが……。




キラリと光る部分も多々あっただけに、とても残念でした。

ホリプロが製作に絡んでいる事が、本作最大のホラーになっているので、真面目に映画を製作していれば、もっと良くなったのではないかと思います。




『のぞきめ』の悪いところ

まず書かずにはいられないのは、主演の板野友美さんの演技の酷さ。

共演の白石隼也さんのおかげで、まだ最後まで鑑賞できる作品になっていますが、板野さんが一番演技が下手なので、ちょっと辛いです。

台詞は棒読み、表情もあまり変わらず、とにかく手抜きが酷い。

あからさまに適当に演技をしていることが伝わってきて、非常にまずい。

観客を小馬鹿にしているかの板野さんの演技は、観ていて、非常に不快になります。

「こんなものだろう」って思っていた私でも、こんな印象なので、普通にホラー映画を見に行った人の中には、怒った人もいるんじゃないでしょうか。




もうひとつは、脚本がイマイチだったこと。

「のぞきめ」という怪異の特質を、もっと上手くストーリーに活かして欲しかったですね。




ラストについても、ありきたりなものになってしまって、残念でした。

これらの点を上手に処理していれば、ホラー映画としては、風変わりな作品になっていただけに、とても残念です。




口コミレビューや評価

下記サイトで『のぞきめ』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com

Movie Walker



今回のネタバレなし感想のまとめ

脇役に上手な役者を配してしまったため、主演女優の酷さが際立ってしまった『のぞきめ』。

これほど大きなプロジェクトで、棒演技を披露できる心臓の持ち主であることをアピール出来た主演女優を垣間見る事ができます。

原作は読んでいないのですが、話がかなり変更になっているようで、原作小説をモチーフにした映画になっています。




邦画では『リング』、洋画では『フッテージ』など、お手本になるような作品があるのに、どうして、こんなへんてこシナリオを未だに書いてしまうのか、とても謎です。

面白くなる、伸びしろがあるだけに、とても残念……邦画のホラー映画って、こんな感じの作品が多いのですが……。

原作小説は文庫にもなっているので、機会があれば、読んでみたいですね。




という事で、今回は『のぞきめ』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!




ネタバレあり感想





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