映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回の記事は、2016年4月26日に公開した記事を再編集したものとなっております。
2016年に、ニコニコ動画で『デスフォレスト 恐怖の森4』公開記念という企画がありました。
いくつかホラー映画をニコニコ生放送でオンエアするという企画で、今回は、そこで放送されたホラードキュメンタリー作品『呪い面』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
1時間ほどの短い作品でして、ネタバレなしの感想は、逆に難しいと思い、今回はネタバレありの感想を書くことにしました。
日本公開日:――
上映時間:1時間(60分)
オススメ度:☆☆☆☆☆(ほしなし!)
作家であり、オカルト研究家の第一人者の山口敏太郎氏が、2006年に骨董商で発見し、<呪い面>の封印を解いてからというもの、関わった人達に数々の災難が降りかかったらしい……。
<呪い面>によって呪われてしまった有名人らの証言の数々から、驚愕の全貌を明かす、超危険なホラードキュメント作品。
監修:山口敏太郎
製作:張江肇、鈴木ワタル、大橋孝史
プロデューサー:宮田生哉、沢田慶
出演者:山口敏太郎、島田秀平、有村昆、疋田紗也、ガリガリガリクソン他
そもそも、この作品は「呪い面」という、現在は京都のお寺さんに収められている実在するお面に宿る<呪い>について言及しています。
ただ「こんなことがあったんだよ~怖いよね~恐ろしいよね~」と出演者たちがインタビュー形式で勝手に盛り上がっているだけの作品でした。
ドキュメンタリーとも言えないもので、大学生が適当に製作した自主製作作品のようです。
2016年当時、本作を鑑賞していて、本当に辛かった。
過去に遡って調査したりするなど、そういった工程を全部抜いて、関係者の感想をつなげただけの映像作品。
特に再現ドラマのようなものもないですし、そもそも「呪い面」の正体について、関係者が興味ないようなので、そのあたりも描写されずじまい。
結局、この『呪い面』というDVDを発売した目的も意味不明で、ひたすら山口敏太郎さんの宣伝VTRのような印象を持ちました。
さすがに、これは……という感じの作品。
もっと、こう、なんかあるだろぉ!
そう思ってしまうくらいには、クオリティーが低い作品となっております。
この放送を見た後に、気分が悪くなったり、倒れてしまった人もいる様子。
「何かが起きる」までに時間がかかるタイプの呪いのようで、当時「見ちゃった」などと話題になっていたようです。
……この特集があった時は、私はあまりテレビを見なくなってしまったので、全く知らなかったのですが……。
厳密には、いろいろな条件が重なって、初めて呪いが発動するようですが、よくわかりませんでした。
写真を見ただけでは、どうも呪いは発動しないっぽいのですが、どうなんでしょうか。
「呪い面」については、取材しようとする時点で、スタッフさんや関係者の親戚などに不幸が見舞われたとの事。
直接関わっている当の本人たちをスルーして、全く関係のない人に力が及ぶという、『呪怨』の伽椰子さん並の力を「呪い面」は持っているらしい。
恐ろしい呪いの力を持つものだからこそ、正体や製作された意味・意図はわからなくても、オカルト研究家の第一人者という肩書を名乗っている以上、山口敏太郎さんは調べないといけないはず。
調べてみて、結果わかりませんでしたというのと、最初から調べる事をしないで「怖いよね。終わり」とでは、天と地の差があります。
危険なものだからこそ、稲川淳二さんの「生き人形」のように、生半可な気持ちで触れられないようにしないといけないから、ちゃんとアナウンスしないといけないと、私は思うのですよね。
これを見ると、映像関係者の人は面白がって、また取り上げるのではないでしょうか。
現に、『奇跡体験!アンビリーバボー』では、2回オンエアされている訳ですから。
さらに「呪い面、こわい」って言ってる割には、関係者の人たちは「呪い面」をぞんざいに扱っています。
かなり管理が適当なんですよね。
なんでやねんって、ツッコんでしまいました。
結局、山口敏太郎さん含め、「呪い面」について、真面目に向き合っている関係者が一人もいないというのが、ある意味一番怖いです。
一体、いつの時点での話をしているのか、全くわかりません。
こういう作品では、わかりやすくする事が大事だと思うんですよね。
ドキュメンタリーってものは伝えたいことがあるから製作するはずです。
この作品も、嘘かどうかはわかりませんが、少なくとも「呪い面」の怖さを伝えたいはずです。
それなのに、こんなことが起きたという話が、あっちこっちに飛んで、しまいには見ているこちら側が「もう、どうでもいいや」と整理することを諦めるという事態になります。
一体、何をしたかったのか。
心霊ドキュメンタリーにもなっていないし、一体全体、どんな意図があって製作されたんでしょうか。
制作意図が見えてこないため、個人的には「呪い面」よりも、そちらの方が気になった、そんな作品でございます。
山口敏太郎さんが、その存在を明らかにしてから話題になっていたらしい「呪い面」。
正体についてはわかりませんが、少なくとも、今回の映像作品『呪い面』を観た限りでは、正直「なんのこっちゃ?」って感じです。
私は心霊ドキュメンタリーなんかも好きですが、『呪い面』はオススメできないです。
山口敏太郎さんのファンの方なら観てもいいんじゃないでしょうか。
その前にファンの方なら、もう鑑賞済みでしょうけれど。
かなり厳しい書き方になりますが、1時間ほど、時間を無駄にしても良いという事であれば、チャレンジしてみも良いかも。
ちなみに、ラストに「呪い面」が登場します。
自己責任で鑑賞お願いします。
私はその部分だけ見ませんでした。
だって、こわいもんね。
という事で、今回は『呪い面』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
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メインブログ(四十郎おっさんによる映画感想まがい)
今回の記事は、2016年4月26日に公開した記事を再編集したものとなっております。
2016年に、ニコニコ動画で『デスフォレスト 恐怖の森4』公開記念という企画がありました。
いくつかホラー映画をニコニコ生放送でオンエアするという企画で、今回は、そこで放送されたホラードキュメンタリー作品『呪い面』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
1時間ほどの短い作品でして、ネタバレなしの感想は、逆に難しいと思い、今回はネタバレありの感想を書くことにしました。
『呪い面』について
製作:2014年日本日本公開日:――
上映時間:1時間(60分)
オススメ度:☆☆☆☆☆(ほしなし!)
予告編動画
簡単なあらすじ
2012年、フジテレビ「奇跡体験!アンビリーバボー」で放送され、さらに、2013年に同番組で再度取り上げられるや、話題騒然となった、「関わる者が不幸になる」と言う噂の、<呪い面>。作家であり、オカルト研究家の第一人者の山口敏太郎氏が、2006年に骨董商で発見し、<呪い面>の封印を解いてからというもの、関わった人達に数々の災難が降りかかったらしい……。
<呪い面>によって呪われてしまった有名人らの証言の数々から、驚愕の全貌を明かす、超危険なホラードキュメント作品。
本作を視聴できる動画配信サービス
2024年7月時点で、『呪い面』を配信しているVODサービスを見つけることができませんでした。スタッフ・キャスト
構成・演出:寺内康太郎原作:山口敏太郎「恐怖・呪い面~実話都市伝説」(TO文庫)
リンク
監修:山口敏太郎
製作:張江肇、鈴木ワタル、大橋孝史
プロデューサー:宮田生哉、沢田慶
出演者:山口敏太郎、島田秀平、有村昆、疋田紗也、ガリガリガリクソン他
おっさんのネタバレあり感想
全体的な感想
感想を一言で書くと、面白くない。そもそも、この作品は「呪い面」という、現在は京都のお寺さんに収められている実在するお面に宿る<呪い>について言及しています。
ただ「こんなことがあったんだよ~怖いよね~恐ろしいよね~」と出演者たちがインタビュー形式で勝手に盛り上がっているだけの作品でした。
ドキュメンタリーとも言えないもので、大学生が適当に製作した自主製作作品のようです。
2016年当時、本作を鑑賞していて、本当に辛かった。
過去に遡って調査したりするなど、そういった工程を全部抜いて、関係者の感想をつなげただけの映像作品。
特に再現ドラマのようなものもないですし、そもそも「呪い面」の正体について、関係者が興味ないようなので、そのあたりも描写されずじまい。
結局、この『呪い面』というDVDを発売した目的も意味不明で、ひたすら山口敏太郎さんの宣伝VTRのような印象を持ちました。
さすがに、これは……という感じの作品。
もっと、こう、なんかあるだろぉ!
そう思ってしまうくらいには、クオリティーが低い作品となっております。
目が合うと危険なデスマスク「呪い面」
もともと『奇跡体験!アンビリーバボー』で二度に渡って特集された「呪い面」。この放送を見た後に、気分が悪くなったり、倒れてしまった人もいる様子。
「何かが起きる」までに時間がかかるタイプの呪いのようで、当時「見ちゃった」などと話題になっていたようです。
……この特集があった時は、私はあまりテレビを見なくなってしまったので、全く知らなかったのですが……。
厳密には、いろいろな条件が重なって、初めて呪いが発動するようですが、よくわかりませんでした。
写真を見ただけでは、どうも呪いは発動しないっぽいのですが、どうなんでしょうか。
「呪い面」については、取材しようとする時点で、スタッフさんや関係者の親戚などに不幸が見舞われたとの事。
直接関わっている当の本人たちをスルーして、全く関係のない人に力が及ぶという、『呪怨』の伽椰子さん並の力を「呪い面」は持っているらしい。
恐ろしい呪いの力を持つものだからこそ、正体や製作された意味・意図はわからなくても、オカルト研究家の第一人者という肩書を名乗っている以上、山口敏太郎さんは調べないといけないはず。
調べてみて、結果わかりませんでしたというのと、最初から調べる事をしないで「怖いよね。終わり」とでは、天と地の差があります。
危険なものだからこそ、稲川淳二さんの「生き人形」のように、生半可な気持ちで触れられないようにしないといけないから、ちゃんとアナウンスしないといけないと、私は思うのですよね。
これを見ると、映像関係者の人は面白がって、また取り上げるのではないでしょうか。
現に、『奇跡体験!アンビリーバボー』では、2回オンエアされている訳ですから。
さらに「呪い面、こわい」って言ってる割には、関係者の人たちは「呪い面」をぞんざいに扱っています。
かなり管理が適当なんですよね。
なんでやねんって、ツッコんでしまいました。
結局、山口敏太郎さん含め、「呪い面」について、真面目に向き合っている関係者が一人もいないというのが、ある意味一番怖いです。
時系列が無茶苦茶で意味不明な『呪い面』
インタビュー形式で『呪い面』は進行していくのですが、話の内容が飛ぶ飛ぶ。一体、いつの時点での話をしているのか、全くわかりません。
こういう作品では、わかりやすくする事が大事だと思うんですよね。
ドキュメンタリーってものは伝えたいことがあるから製作するはずです。
この作品も、嘘かどうかはわかりませんが、少なくとも「呪い面」の怖さを伝えたいはずです。
それなのに、こんなことが起きたという話が、あっちこっちに飛んで、しまいには見ているこちら側が「もう、どうでもいいや」と整理することを諦めるという事態になります。
一体、何をしたかったのか。
心霊ドキュメンタリーにもなっていないし、一体全体、どんな意図があって製作されたんでしょうか。
制作意図が見えてこないため、個人的には「呪い面」よりも、そちらの方が気になった、そんな作品でございます。
口コミレビューや評価
映画レビューサイトに『呪い面』のページを見つけることができませんでした。今回のネタバレあり感想のまとめ
雑誌など特集したり、オンエアされたその後に、包んでいた布に異変があったり、<閲覧注意>と書かれた動画や画像がアップされたり……。山口敏太郎さんが、その存在を明らかにしてから話題になっていたらしい「呪い面」。
正体についてはわかりませんが、少なくとも、今回の映像作品『呪い面』を観た限りでは、正直「なんのこっちゃ?」って感じです。
私は心霊ドキュメンタリーなんかも好きですが、『呪い面』はオススメできないです。
山口敏太郎さんのファンの方なら観てもいいんじゃないでしょうか。
その前にファンの方なら、もう鑑賞済みでしょうけれど。
かなり厳しい書き方になりますが、1時間ほど、時間を無駄にしても良いという事であれば、チャレンジしてみも良いかも。
ちなみに、ラストに「呪い面」が登場します。
自己責任で鑑賞お願いします。
私はその部分だけ見ませんでした。
だって、こわいもんね。
という事で、今回は『呪い面』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
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