ども、映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回は、格闘ゲームが元ネタとなっている映画『モータルコンバット(2021)』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。




本作は、1995年に製作されたポール・W・S・アンダーソン監督の『モータルコンバット』のリブート版となっております。





ポール・W・S・アンダーソン監督といえば、実写版『バイオハザード』シリーズの監督ですね。





彼が初期に手掛けた作品を、『SAW』『死霊館』シリーズのジェームズ・ワンが新たにプロデュースしたという本作。

映画館では鑑賞できなかったのですが、今回DVDでようやく鑑賞できました。




『モータルコンバット(2021)』について

原題:『MORTAL KOMBAT』

製作:2021年アメリカ

日本公開日:2021年6月18日公開

上映時間:1時間50分

オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)

年齢制限:R15+




予告編動画





簡単なあらすじ

人間界に危機が迫っていた。

地球の戦士と魔界の邪悪な戦士との戦い「モータルコンバット」。

魔界からの使者であるシャン・ツンが、「モータルコンバット」で10回勝利すると、人間界は魔界に征服されてしまう。

シャン・ツンは、すでに9回、勝利を収めており、次の勝利を確実なものとするため動き始める。

シャン・ツンは、次回の「モータルコンバット」が始まる前に、出場権利を持つ人間界の戦士を血祭りにあげようと画策していた。

そして、シャン・ツンは氷を操る戦士サブゼロを人間界に送り込む。




本作を視聴できる動画配信サービス

U-NEXT『モータルコンバット』

会員の方でも、別途料金が必要となります。

配信期限がありますので、視聴の際は確認してください。

本ページの情報は2022年4月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。




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他にも、いろいろなVODサービスで配信しています。

気になる方は公式ホームページを確認してください。




スタッフ

監督:サイモン・マッコイド

脚本:グレッグ・ルッソ、デイヴ・キャラハム

製作:ジェームズ・ワン、トッド・ガーナー、サイモン・マッコイド、E・ベネット・ウォルシュ

音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ




キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)

コール・ヤング:ルイス・タン(鈴木達央)

ソニア・ブレイド:ジェシカ・マクナミー(木下紗華)

カノウ:ジョシュ・ローソン(間宮康弘)

ライデン:浅野忠信(津田健次郎)

ジャクソン・"ジャックス"・ブリッグス:メカッド・ブルックス(三宅健太)

リュウ・カン:ルディ・リン(江口拓也)

クン・ラオ:マックス・ハン(露崎亘)




シャン・ツン:チン・ハン(拝真之介)

ビ・ハン/サブゼロ:ジョー・タスリム(田所陽向)

レイコ:ネイサン・ジョーンズ(木内太郎)

ミレーナ:シシ・ストリンガー(三重野帆貴)

カバル:ダニエル・ネルソン/声デイモン・ヘリマン(堀総士郎)

ゴロー:アンガス・サンプソン(佐々木祐介)

ニタラ:メル・ジャーンソン(熊谷海麗)




ハサシ・ハンゾウ/スコーピオン:真田広之(井上和彦)






おっさんのネタバレなし感想

1995年版の方が面白い

私は、1995年に公開された『モータルコンバット』を、映画館で鑑賞しております。

その時、原作ゲームである『モータルコンバット』の存在を知らずに、予告編だけ見て、映画館に足を運んだんですね。

で、1995年版は、むちゃくちゃ、面白かった訳です。

オープニングから、とにかくテンションが高い。

「モータルコンバァァァァァァァト!!!!!!!!!!!!」

その後に、ノリノリの音楽が流れ、ワクワクが止まらず、そのまま本編に。

本編もわかりやすい内容で、とても楽しく面白い映画でした、1995年版は。




ではでは、今回のリブート版はどうだったのかというと、正直なところ、イマイチな感じでした。

「つまらない」「ひどい」とかではないんですよね。

普通に面白い映画なのですが、物足りなさがありました。

1995年版は完全にB級映画のノリで製作されている感じ。

一方で、本作はA級超大作として、大真面目に作られているようで、失敗できないっていう気持ちが作品にも出てしまったように思います。




本作は、1995年版とは違って、世界観や設定を重視している作り方になっております。

なので、原作ゲームを知っている方であれば、とても楽しめるかもしれません。

小ネタも色々あるようですし、原作をご存知の方は、そういったものを探すのも面白いですね。




主人公に魅力なし

1995年版の主人公はリュウ・カンで、格好良いキャラクターでした。

リュウ・カンは、原作のゲームにも登場していますし、なんなら本作にも登場します。

なので、私は最初、本作の主人公もリュウ・カンだと思っていました。

しかし、実際は、コール・ヤングというキャラクターが主人公でした。

ちなみに、コール・ヤングは、1995年版には登場しておりません。




主人公の変更は別に問題はないのですが、問題だったのは、主人公に魅力がないこと。

登場人物全員が「戦う!」状態になっているのに対し、終始、逃げることを選び続ける。

終盤には、さすがに変化はありますが、最初から終わり近くまで、後ろ向きなんですよね。

なんか応援できないキャラクターだなぁ、どうしてこのキャラクターを選んだのだろう??

首を傾げていたのですが、なんとコール・ヤングは、本作オリジナルのキャラなんだそうです。

それを知って、妙に納得してしまいました。




私が、本作をイマイチに感じてしまった最大の原因は、この主人公の魅力のなさだろうと思います。



フェイタリティー導入

本作では、ジェームズ・ワンがプロデューサーに参加したということで、1995年版にはなかったグロ描写が導入されました。

といっても、ホラー映画並みのグロではないので、注意が必要です。

とはいえ、アクション映画のジャンルでみると、結構なグロ描写。

原作のゲームのウリのひとつが、このグロ描写なので、実写映画でしっかり演出されている点は良かったですね。

フェイタリティー(必殺技)の演出も、かなり格好良く、満足度が高い。

1995年版にはフェイタリティーはなかったので、この点は良かった。




日本人俳優も格好良い

日本人俳優が、今回2人出演していまして、公開前から、結構話題になっていたように思います。

アメリカ映画で日本人俳優が出演しても、イマイチな感じになることが多い中、本作では非常に格好良いキャラクターを演じております。




特にスコーピオンは、衣装と演技を含めて、作中で一番ではないかと思えるほどの格好良さ。

このスコーピオンを見るだけでも、正直なところ、本作を見る価値があるのではないかというほど、個人的には良かったですね。

ライデンも良かったのですが、1995年版ではクリストファー・ランバートが演じていたためか、スコーピオンほどの印象は残りませんでした。

ライデン、格好良かったんですけどね、クリストファー・ランバートの印象が強すぎた……。




最後のシーンで小ネタ

ゲームを遊んだことのない私でも、ラストシーンで登場した小ネタには、ニヤリとしました。

本作は、続編やスピンオフ作品が進行中とのこと。

このシーンが、それらの企画に繋がっているようです。

本格的なトーナメント形式のストーリーも構想されているそうです。

今後の展開が楽しみですね。




Yahoo!映画での口コミレビューや評価

ヤフー映画『モータルコンバット(2021)』でレビューや評価をチェック!



今回のネタバレなし感想のまとめ

個人的には、そこそこ楽しめたアクション映画でした。

期待値が高すぎたのが、原因かもしれないですね。

1995年版を観ていなければ、もっと楽しめたのかも。

1995年版を観ているかどうかで、本作の評価は変わるかもしれません。




という事で、今回は『モータルコンバット(2021)』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!




DVD・Blu-ray




個人的にオススメな1995年版↓




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