映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回の記事は、2016年5月30日に公開した記事を再編集したものとなっております。
あと数歩でカルト映画になれたはずの映画『ミートボールマシン』。
人によっては、『鉄男』より面白いという人もいるので、こういう系統の映画が好きな人は、チェックしても損はないかもしれないですね。
邦画で、このタイプの映画って、本当に出ないですから、貴重といえば貴重な作品です。
私としては、『鉄男』の方が好みです。
ということで、今回は『ミートボールマシン』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
本作を鑑賞していない方は、鑑賞後に、今回の感想をお読み頂ければと思います。
設定はあっても良いけれど、わざわざ映画で語らなくても良かったんじゃないかな?
予算がないから、あまりネクロボーグを登場させることはできないのかもしれないですが、少なくとも、5体くらいは出てきているんだから、その連中で、バトルロイヤルしても良かったと思うんですけどね。
このあたりは、オリジナル版が上手でした。
ネクロボーグは、エイリアンが作り出した、ゲーム端末のようなものという設定ですが、エイリアンが出てきてしまった時点で、今まで勢いで、チープさをかろうじて隠していたのに、隠しきれなくなり、一気に面白くなくなりました。
ラストも、なんだかなぁ~っていう印象が拭えません。
人としての意識を保つネクロボーグは珍しいから、主人公の細胞からクローンを作り出して、新しいゲーム端末<ミートボールマシン>を作るっていうラストは……私は、ちょっとダメでした。
だったら、最後に生き残ったネクロボーグが<ミートボールマシン>と呼ばれるとか、ありきたりではありますが、そんな感じでも良かったのではないかな?
個人的には、このエイリアンさえ登場しなければ、まだ「なかなか良いじゃない♪」って印象で終わったのですが……残念……。
しかも、主人公とヒロインは、映画の折り返し時点あたりで、ようやくネクロボーグになります。
さらに主人公は人間としての意識があるので、ヒロインと対峙するまで、ウダウダやってます。
結局、ラストの戦闘を期待して鑑賞していたのに、お目当の戦闘場面は、割と短めです。
主人公とヒロイン以外のネクロボーグは勝手に戦っている状態で、主人公たちとの関わりはゼロです。
一応、2体のネクロボーグが戦って、勝った方が負けた方のネクロボーグの心臓部を食べようとし、そこに謎のおっさんがそのネクロボーグを襲撃。
致命傷を負ったネクロボーグはその場から逃げ出すのですが、そのまま絶命。
寄生モードに戻ったエイリアンは、今度は主人公に寄生しようとして、というつながりはあります。
けど、それはあってないようなものなので、他のネクロボーグと戦わせないのなら、最初から登場させないという選択肢もあったように思います。
とにかく、ネクロボーグ同士の戦いをメインに持ってくるのか、主人公とヒロインの戦闘を主軸にするのか。
どちらかに軸足を置いておけば、ぶれずに済んだのですが、どっちつかずの映画になってしまった印象です。
Filmarks
映画.com
設定や世界観、演出。
それぞれを上手に料理し、融合できていれば、もっともっと評価される映画になったはず。
個人的には、どうしてこうなってしまったのか状態の残念な映画ではありますが、一方で本作を高評価している方もいらっしゃいます。
なので、興味のある方は、一度チャレンジしてみてください。
ただし、グロテスクなシーンやショッキングな場面が多く、不条理なエピソードもありますから、耐性がない人は要注意でございます。
という事で、今回は『ミートボールマシン』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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今回の記事は、2016年5月30日に公開した記事を再編集したものとなっております。
あと数歩でカルト映画になれたはずの映画『ミートボールマシン』。
人によっては、『鉄男』より面白いという人もいるので、こういう系統の映画が好きな人は、チェックしても損はないかもしれないですね。
邦画で、このタイプの映画って、本当に出ないですから、貴重といえば貴重な作品です。
私としては、『鉄男』の方が好みです。
ということで、今回は『ミートボールマシン』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
本作を鑑賞していない方は、鑑賞後に、今回の感想をお読み頂ければと思います。
ネタバレなし感想
ネタバレなし感想では、予告編動画やあらすじ、スタッフやキャストについてもあわせて書いております。ネタバレあり感想
理屈や理由は必要ないよ『ミートボールマシン』
ネタバレなし感想でも書きましたけれど、ネクロボーグの設定なんて、考えなくて良かったと思います。設定はあっても良いけれど、わざわざ映画で語らなくても良かったんじゃないかな?
謎の生命体に寄生され、クリーチャーになった人間たちの戦いだけをピックアップして物語を構成していれば、面白い映画になっただろうし、もっと、いろんなタイプのネクロボーグが登場して、緊張感のあるバトルが展開されたはず。
予算がないから、あまりネクロボーグを登場させることはできないのかもしれないですが、少なくとも、5体くらいは出てきているんだから、その連中で、バトルロイヤルしても良かったと思うんですけどね。
このあたりは、オリジナル版が上手でした。
ネクロボーグは、エイリアンが作り出した、ゲーム端末のようなものという設定ですが、エイリアンが出てきてしまった時点で、今まで勢いで、チープさをかろうじて隠していたのに、隠しきれなくなり、一気に面白くなくなりました。
ラストも、なんだかなぁ~っていう印象が拭えません。
人としての意識を保つネクロボーグは珍しいから、主人公の細胞からクローンを作り出して、新しいゲーム端末<ミートボールマシン>を作るっていうラストは……私は、ちょっとダメでした。
だったら、最後に生き残ったネクロボーグが<ミートボールマシン>と呼ばれるとか、ありきたりではありますが、そんな感じでも良かったのではないかな?
個人的には、このエイリアンさえ登場しなければ、まだ「なかなか良いじゃない♪」って印象で終わったのですが……残念……。
主人公とヒロインの戦闘だけでも良かったような?
映画のはじめから、独特のビジュアルを有しているネクロボーグが登場し、派手な戦闘を仕掛けていくのですが、肝心の主人公はヒロインとしか戦いません。しかも、主人公とヒロインは、映画の折り返し時点あたりで、ようやくネクロボーグになります。
さらに主人公は人間としての意識があるので、ヒロインと対峙するまで、ウダウダやってます。
結局、ラストの戦闘を期待して鑑賞していたのに、お目当の戦闘場面は、割と短めです。
主人公とヒロイン以外のネクロボーグは勝手に戦っている状態で、主人公たちとの関わりはゼロです。
一応、2体のネクロボーグが戦って、勝った方が負けた方のネクロボーグの心臓部を食べようとし、そこに謎のおっさんがそのネクロボーグを襲撃。
致命傷を負ったネクロボーグはその場から逃げ出すのですが、そのまま絶命。
寄生モードに戻ったエイリアンは、今度は主人公に寄生しようとして、というつながりはあります。
けど、それはあってないようなものなので、他のネクロボーグと戦わせないのなら、最初から登場させないという選択肢もあったように思います。
とにかく、ネクロボーグ同士の戦いをメインに持ってくるのか、主人公とヒロインの戦闘を主軸にするのか。
どちらかに軸足を置いておけば、ぶれずに済んだのですが、どっちつかずの映画になってしまった印象です。
口コミレビューや評価
下記サイトで『ミートボールマシン』レビューや評価をチェック!Filmarks
映画.com
『ミートボールマシン』感想一覧
今回のネタバレあり感想のまとめ
面白くなりそうな要素はたくさんありました。設定や世界観、演出。
それぞれを上手に料理し、融合できていれば、もっともっと評価される映画になったはず。
しかし、オリジナル版を普通の映画にしようとして、結果的に、作品そのものを自分たちで、叩き壊してしまった……そんな感じの映画となっております。
個人的には、どうしてこうなってしまったのか状態の残念な映画ではありますが、一方で本作を高評価している方もいらっしゃいます。
なので、興味のある方は、一度チャレンジしてみてください。
ただし、グロテスクなシーンやショッキングな場面が多く、不条理なエピソードもありますから、耐性がない人は要注意でございます。
という事で、今回は『ミートボールマシン』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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