今回ご紹介する映画:『マシニスト』(THE MACHINIST)
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)

予告編動画




『マシニスト』のあらすじ

極度の不眠症で1年も眠れず、病的に痩せ衰えた機械工のトレヴァー(クリスチャン・ベイル)。自宅で不気味な貼り紙を見つけ、新しい同僚に出会って以来、彼の周囲で奇妙な出来事が頻発する。誰かが自分を陥れようとしていると感じたトレヴァーは、疑心暗鬼になっていく。by シネマトゥデイ『マシニスト』


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今回は2005年頃に公開された映画『マシニスト』の感想を書いていきます。

公開当時、クリスチャン・ベールのすごい体重の減量やストーリーが、話題になったにも関わらず、縁がなくて鑑賞していなかった作品です。しかし、公開当時に観なくて良かったというのが、正直なところ。今観たからこそ、冷静に鑑賞できました。

『マシニスト』に関する解説などは、いろんなブログやサイトでおこなわれているので、このブログでは、純粋に、私の感想を綴っていきます。



『マシニスト』映画情報

1年間眠っていない男が体験する悪夢のような世界を描き、2004年のサンダンス映画祭やベルリン国際映画祭など多方面で絶賛されたサイコ・サスペンス。暗号めいた数字や記号を随所に散りばめ、衝撃的な物語を作りあげたのは、『ワンダーランド駅で』『セッション9』の鬼才ブラッド・アンダーソン。主演は、『バットマン・ビギンズ』に抜擢された若手実力派クリスチャン・ベイル。約30キロ減量して挑んだ鬼気迫る演技にオスカー候補の呼び声も上がっている。(上映時間1時間42分)by シネマトゥデイ『マシニスト』


『マシニスト』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督:ブラッド・アンダーソン 
プロデューサー:フリオ・フェルナンデス
脚本: スコット・コーサー
撮影監督:ジャヴィ・ヒメネス
編集:ルイス・デ・ラ・マドリード
美術:アラン・ベイネ
音楽:ロケ・バニョス

キャスト
クリスチャン・ベイル
ジェニファー・ジェイソン・リー
アイタナ・サンチェス=ギヨン
ジョン・シャリアン
マイケル・アイアンサイド
ラリー・ギリアード
レグ・E・キャシー
アンナ・マッセイ



マシニスト (字幕版)
using あまらく


『マシニスト』の感想

面白いかどうかと言われると、普通といったところ。はっきり言って、脚本の完成度は、それほど高くありません。ですので、映画的には、可もなく不可もなくといった作品なのです。

ただ、それでもこの映画そのものの評価が高いのは、クリスチャン・ベールの演技による所が大きいです。

この作品は映画のストーリーを楽しむというよりは、ひたすらクリスチャン・ベールのお芝居を堪能する作品。物語展開に対して、過剰な期待をすると、がっかりしてしまいます。



『マシニスト』の良いところ

Wikipediaによると、役作りのために四ヶ月間、りんごひとつとツナ缶一個で過ごして30キロ近く減量したそうです。うへぇ。すげぇダイエット。その姿もすごいですが、そのガリガリの容姿に合った歩き方や姿勢をしているのが素晴らしいです。猫背ではないんですが、顔だけを前に突き出している独特の姿勢で、なんとも不気味な雰囲気を発しています。

この映画は、とにかくクリスチャン・ベイルの演技を楽しむ作品です。彼の演技により、拙いストーリーに説得力を持たせ、観客を最後まで引っ張っている構成になっていますね。言い換えれば、完全にクリスチャン・ベイル頼みの作品です。

彼の演技により、一人の男が、どんどん狂っていき、破滅していく様子を鮮烈に描写していて、内容が気になるよりも、クリスチャン・ベイルの演技をもっと見たいという欲求を湧き上がらせる作品になっています。

クリスチャン・ベイルの演技を楽しむことができなければ、はっきりいって、つまらない。そんな映画。

ちなみに、私は、チキン?か何かの肉を頬張っているときのその食べ方とその時に手紙を開けたり、ポストイットにメモするところや、冷蔵庫に貼られている見に覚えのないメモを発見した時の演技と表情がとても好きです。



『マシニスト』の悪いところ

完全にクリスチャン・ベイルに頼りきっているため、ストーリーもチープだし、カメラワークも普通という、内容的にはZ級映画に近いB級映画です。クリスチャン・ベイルが出演しているから、かろうじてメジャー作品になった、といった感じ。

想像通りのオチが用意されていて、そのオチも、あまりにも説得力がない。それはラストで鮮やかにネラばらしされていないから。

「ほら、こういうことだよ」って、さらりと描写されて、はい終わりって感じなので、「いや、じゃ、このシーンやあの場面はどうなってたの??」って疑問だけが残り、爽快感が全く残らない映画でした。

またタイトルの『マシニスト』。これが悪い。「マシニスト」はmachinistで「機械工」という意味です。つまりmachineとistで機械を扱う人って事ですよね。ええと、まんま主人公の職業ですよ、これ。

( ゚д゚)



( ゚д゚ )



そんな適当でいいんですか、映画のタイトルは!!!

もっと、なんか考えてよ!!



『マシニスト』のまとめ

雰囲気は悪くないし、クリスチャン・ベイルや他の役者さんもいい感じなんですけどね。脚本だけが爆弾だったというなんとも残念な作品でした。

時間があれば鑑賞してみても良いかもしれないですが、明るい映画ではないので、それなりの覚悟は必要です。映画が好きな人には、そのあたりは、あまり関係ないかもしれないですけどね。

ストーリーは気に入りませんが、クリスチャン・ベイル見たさに、DVDを購入しても良いかなとは思いました。



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↓ここからネタバレあり。注意!↓





『マシニスト』ネタバレあり感想

とりあえず、シナリオを手がけた人に、『ファイトクラブ』を観た?って、言いたくなるような作品でした。

「もしや、ファイトクラブをやるんじゃなかろうな??」って恐れていたら、まんまラストで『ファイトクラブ』しちゃったので、びっくりしました。オチになんの捻りもなかったので、やらかした感が漂いまくり。

少なくとも、映画好きには、あまり評価されない映画なんじゃないかな?映画が好きな人なら、鑑賞中にすぐにネタばれして「こういう事なんじゃないの??」って、白けてしまう可能性が高いです。

この後の『アイデンティティー』や最近だと『ピエロがお前を嘲笑う』などと比べると、結末の説得力のなさを含め、明らかにレベルの低い完成度でした。あくまで、ストーリーについてはですけれど。

それでも、ラストまで鑑賞できてしまうのは、やはりクリスチャン・ベールのお芝居がすごいからでしょう。この後のクリスチャン・ベールは『ダークナイト』『ダークナイトライジング』『ターミネーター4』など、相手役にことごとく持っていかれてしまう不遇の俳優になってしまうので、そんなクリスチャン・ベールの凄さをじっくり味わうことができる一作ともいえます。

しかし、『ファイトクラブ』のように、では実際、周囲にはどのように見えていたの??っていう種明かしの場面が一切ないので、なんとも腑に落ちないですねぇ。空港のカフェで、どのように見えていたかというのが示唆されているのですが、それだったら、不気味な客なので追い返されるような気もします。うーん、どうにもこうにも説明不足すぎますなぁ。



『マシニスト』のレビューや評価

映画のためにあの体を作り上げたクリスチャン・ベイルの役者魂には頭が下がる思いがしますが、あそこまでやられると逆に心配になってしまいます。
残念なことに見どころはそこだけで、サスペンスとしてはイマイチな出来。
疑問に感じる個所は『精神に異常をきたしているから』と言われればそれまでなのですが。


クリスチャンベイルの役作りと演技が良かったです。いかれてました。(笑)
ストーリーは微妙でした。
オチが想像の範囲内。
なんとなく読める展開の中最後までまだどんでん返しを期待していましたがなかった。
でも雰囲気は怖くて良かったです!


クリスチャンベイルの役作りを含めた演技は圧巻。
全体的に重たい内容で、日曜日に見るとズーンとなるかも。


by YAHOO!JAPAN映画『マシニスト』