映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回の記事は、2017年5月4日に公開した記事を再編集したものとなっております。
映画ファンの間で話題となった問題作『パラドクス』の監督の第二作である『ダークレイン』。
早々にDVDがレンタルされたので、記事作成当時、さっそく借りてきて鑑賞しました。
というわけで、今回は『ダークレイン』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
製作:2015年メキシコ
日本公開日:2017年1月21日(未体験ゾーンの映画たち2017)
上映時間:1時間30分(90分)
オススメ度:★★★★★(五つ星!)
記録的な豪雨が街を襲う夜。
交通網は麻痺してしまい、ラジオや電話の状況も悪化の一途をたどる中、とあるバス停で、足止めされている人々がいた。
外で降る雨は、どうやら自然発生的な雨ではないようだが、それを知る者は、ここにはいない。
バスがいつまでもやってこない状況にイライラする人々の身に、やがて恐ろしい事が起き始める。
不意に発作が襲いかかり一時的に気絶し、その後、肉体が変容するという謎の奇病がバス停に蔓延。
彼らは無事、この状況から脱出する事ができるのか。
会員の方は、本作を見放題にて鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
紹介している作品は、2024年5月時点の情報です。
現在は配信終了している場合や、動画レンタル・動画購入対象作品に変更している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
Amazonプライムビデオ『ダークレイン』
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会員でない方は、動画レンタルor動画購入にて、鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
2024年5月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。
製作:パブロ・グイサ・キャスティンガー
音楽:エディ・ラン
出演者:ルイス・アルベルティ、フェルナンド・ベセリル、ウンベルト・ブスト、アルベルト・エストレヤ
『パラドクス』が衝撃的すぎて、あれを越える事はできないのではないかと思っていたのですが、個人的には、『パラドクス』を軽く越えてしまった感じです。
素晴らしく面白い。
『パラドクス』は難解でしたが、本作はかなりわかりやすい映画となっています。
であると同時に、スリラー映画のテンプレートに則ったストーリーになっているので、観やすい作品に仕上がっていました。
B級・Z級映画好きの方には、オススメ!
前半は一体なにが起きているのか、全くわからない怖さを感じ、中盤からは予想を斜め上をいく展開に絶句。
終盤は映画のジャンルを覆してしまう物語に改めて恐怖と不安を感じました。
一体なにがなんなのか。
終盤に提示される情報量の多さには圧倒されてしまいます。
物語のテンポは早く、早々に事件が起きたりして、続きが気になる上手なストーリー構成になっています。
うまいこと、飽きさせないように工夫がされているところが良かったです。
映画の時代設定は、かなり古めなようで、映像も古めかしく仕上げているのですが、それが本作の雰囲気とマッチしていて非常に良かった。
『パラドクス』と同じく独特の空気感と物語で、強烈に印象に残る映画。
余韻が半端ありませぬ。
コメディーに思えてしまったら、もうこの映画をラストまで観ることができないのではないでしょうか。
また視覚的な恐怖を求めてしまう人にも不向きです。
『パラドクス』と同じく雰囲気スリラーとなっているため、この映画を支配する独特の空気感を楽しめないと、退屈な作品に映ってしまいますね。
Filmarks
映画.com
テーマがサラリと表現される点は良いですなぁ。
『パラドクス』と同じく好き嫌いの好みがハッキリと分かれてしまう映画。
『パラドクス』が楽しめたのであれば、本作も気に入ると思います。
キワモノ映画を探している方、ぜひチャレンジしてみてください。
という事で、ここまでは『ダークレイン』のネタバレなし感想でした。
ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!
この下にネタバレあり感想を書いております。
本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。
まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。
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さらに子どもの超能力が全ての発端であり、さらに主人公の一人は、すでに感染しているとは……。
ラスト15分前くらいから結末まで、怒涛のどんでん返し祭りで、ビックリしました。
特に、今回の犯人である子どものお芝居が素晴らしく、終盤の彼の演技は不気味であり、満面の笑みにゾクリと背筋が凍りました。
ウィルスではなく、超能力が世界を変容させるというアイデアはありそうですが、それをこんな雰囲気のスリラーとくっつけてしまう、その発想は、本当に凄いですね。
イサーク・エスバン監督にますます目が離せなくなってきました。
次回作が楽しみ!
ちなみに、人面犬の尋常ではない造詣には驚きました。
あれだけで一本の映画作れるんじゃね??って感じで、素晴らしく気味悪い感じでした。
また、最後の最後、少年が何冊かの本を取り出すシーンがあるんですが、その中に『パラドクス』というタイトルの本がありました。
ということは、あの物語も彼の仕業なのか?
というか、この少年、あの映画に登場しているのか??
もう一回『パラドクス』を観なければ!!
という事で、『ダークレイン』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
今回の記事は、2017年5月4日に公開した記事を再編集したものとなっております。
映画ファンの間で話題となった問題作『パラドクス』の監督の第二作である『ダークレイン』。
「未体験ゾーンの映画たち2017」において上映されていた映画な訳ですが、残念ながら、期間中に上映館へ出かける事ができませんでした。
早々にDVDがレンタルされたので、記事作成当時、さっそく借りてきて鑑賞しました。
あの奇妙奇天烈な『パラドクス』を作った監督が、第2作でどのような物語を紡ぐのか。
とてもワクワクしながら鑑賞。
というわけで、今回は『ダークレイン』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
『ダークレイン』について
原題:『LOS PARECIDOS』『THE SIMILARS』製作:2015年メキシコ
日本公開日:2017年1月21日(未体験ゾーンの映画たち2017)
上映時間:1時間30分(90分)
オススメ度:★★★★★(五つ星!)
予告編動画
簡単なあらすじ
雨に紛れて彼らはやってきた。記録的な豪雨が街を襲う夜。
交通網は麻痺してしまい、ラジオや電話の状況も悪化の一途をたどる中、とあるバス停で、足止めされている人々がいた。
外で降る雨は、どうやら自然発生的な雨ではないようだが、それを知る者は、ここにはいない。
バスがいつまでもやってこない状況にイライラする人々の身に、やがて恐ろしい事が起き始める。
不意に発作が襲いかかり一時的に気絶し、その後、肉体が変容するという謎の奇病がバス停に蔓延。
彼らは無事、この状況から脱出する事ができるのか。
本作を視聴できる動画配信サービス
hulu会員の方は、本作を見放題にて鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
紹介している作品は、2024年5月時点の情報です。
現在は配信終了している場合や、動画レンタル・動画購入対象作品に変更している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
Amazonプライムビデオ『ダークレイン』
プライム会員の方は、見放題にて鑑賞することができます。
会員でない方は、動画レンタルor動画購入にて、鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
2024年5月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。
スタッフ・キャスト
監督・脚本:イサーク・エスバン製作:パブロ・グイサ・キャスティンガー
音楽:エディ・ラン
出演者:ルイス・アルベルティ、フェルナンド・ベセリル、ウンベルト・ブスト、アルベルト・エストレヤ
おっさんのネタバレなし感想
全体的な感想
いやぁ、すごい。凄い映画です。『パラドクス』が衝撃的すぎて、あれを越える事はできないのではないかと思っていたのですが、個人的には、『パラドクス』を軽く越えてしまった感じです。
素晴らしく面白い。
『パラドクス』は難解でしたが、本作はかなりわかりやすい映画となっています。
であると同時に、スリラー映画のテンプレートに則ったストーリーになっているので、観やすい作品に仕上がっていました。
B級・Z級映画好きの方には、オススメ!
『ダークレイン』の良いところ
ホラー描写で恐怖や不安を煽るのではなく、雰囲気と物語でそれらを発生させる心理的ホラーの要素があって、個人的には、とても良かったですね。前半は一体なにが起きているのか、全くわからない怖さを感じ、中盤からは予想を斜め上をいく展開に絶句。
終盤は映画のジャンルを覆してしまう物語に改めて恐怖と不安を感じました。
一体なにがなんなのか。
終盤に提示される情報量の多さには圧倒されてしまいます。
物語のテンポは早く、早々に事件が起きたりして、続きが気になる上手なストーリー構成になっています。
うまいこと、飽きさせないように工夫がされているところが良かったです。
映画の時代設定は、かなり古めなようで、映像も古めかしく仕上げているのですが、それが本作の雰囲気とマッチしていて非常に良かった。
『パラドクス』と同じく独特の空気感と物語で、強烈に印象に残る映画。
余韻が半端ありませぬ。
『ダークレイン』の悪いところ
主観的に映画を鑑賞する人にとって、この映画の怖さはわかって頂けると思うのですが、反対に客観的に映画を観る人にとっては、単なるギャグにしか見えないというのが難点ですね。コメディーに思えてしまったら、もうこの映画をラストまで観ることができないのではないでしょうか。
また視覚的な恐怖を求めてしまう人にも不向きです。
『パラドクス』と同じく雰囲気スリラーとなっているため、この映画を支配する独特の空気感を楽しめないと、退屈な作品に映ってしまいますね。
口コミレビューや評価
下記サイトで『ダークレイン』レビューや評価をチェック!Filmarks
映画.com
今回のネタバレなし感想のまとめ
『パラドクス』よりもわかりやすいストーリーになっておりますが、劇中で提示されるテーマについては、人によって解釈が異なると思いますので、『パラドクス』と同じくトークが弾む作品になっていますね。テーマがサラリと表現される点は良いですなぁ。
『パラドクス』と同じく好き嫌いの好みがハッキリと分かれてしまう映画。
『パラドクス』が楽しめたのであれば、本作も気に入ると思います。
キワモノ映画を探している方、ぜひチャレンジしてみてください。
という事で、ここまでは『ダークレイン』のネタバレなし感想でした。
ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!
この下にネタバレあり感想を書いております。
本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。
まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。
DVD・Blu-ray
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この記事をお読みのあなたにオススメの記事
メインブログ(四十郎おっさんによる映画感想まがい)
ネタバレあり感想
いやぁ、まさか、顔が全員同じになるとは、夢にも思いませんでした。さらに子どもの超能力が全ての発端であり、さらに主人公の一人は、すでに感染しているとは……。
ラスト15分前くらいから結末まで、怒涛のどんでん返し祭りで、ビックリしました。
特に、今回の犯人である子どものお芝居が素晴らしく、終盤の彼の演技は不気味であり、満面の笑みにゾクリと背筋が凍りました。
ウィルスではなく、超能力が世界を変容させるというアイデアはありそうですが、それをこんな雰囲気のスリラーとくっつけてしまう、その発想は、本当に凄いですね。
イサーク・エスバン監督にますます目が離せなくなってきました。
次回作が楽しみ!
ちなみに、人面犬の尋常ではない造詣には驚きました。
あれだけで一本の映画作れるんじゃね??って感じで、素晴らしく気味悪い感じでした。
また、最後の最後、少年が何冊かの本を取り出すシーンがあるんですが、その中に『パラドクス』というタイトルの本がありました。
ということは、あの物語も彼の仕業なのか?
というか、この少年、あの映画に登場しているのか??
もう一回『パラドクス』を観なければ!!
という事で、『ダークレイン』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
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