その扉を決して開けてはならない。
今回ご紹介する映画:『恐怖ノ黒鉄扉』(LOS INOCENTES / BLOODY APRIL FOOLS)
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)
予告編動画
『恐怖ノ黒鉄扉』のあらすじ
9人の若者が、エイプリルフールのドライブ中、道に迷ってしまう。彼らは、偶然見つけた廃墟となったホステルでパーティーをしようと盛り上がる。地元の住人は、この廃墟のボイラー室で起こった事故の呪いで、毎年エイプリルフールにここで人が死ぬ、と忠告するが、彼らは無視してパーティーを始める。アルコールとセックスに溺れる9人だが、血塗られたエイプリルフールが幕を開ける。ボイラー室に秘められた忌まわしい呪いから、9人は逃れることが出来るのだろうか! ?(Amazon『恐怖ノ黒鉄扉』)
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『恐怖ノ黒電話』『恐怖ノ黒洋館』に続いて、今回は、Huluで『恐怖ノ黒鉄扉』を鑑賞しました。アメリカ映画かと思って鑑賞したら、スペイン映画でございました。ビックリ。
今回は、この『恐怖ノ黒鉄扉』の感想を書いていきます。ちなみに、「黒鉄扉」と書いて、「くろとびら」と読みます。
『恐怖ノ黒鉄扉』映画情報
『シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション2014』全国公開を記念して、本家シッチェス映画祭に正式出品された80年代式スプラッターホラーが日本上陸!『インポッシブル』『永遠のこどもたち』のJ・A・バヨナ監督や『EVA<エヴァ>』のキケ・マイジョ監督らを輩出した、バルセロナ映画学校出身の12人の監督による共同監督作品!映画の怖さもこだわりも12倍! 12人の新進気鋭のクリエイターが出し惜しみなくアイデアを終結させた、スペイン映画界の結晶! 製作には「インポッシブル」と「永遠のこどもたち」のスタッフがスーパーバイザーとして参加! 一流のスパニッシュ・ホラーに仕上げている!(Amazon『恐怖ノ黒鉄扉』)
『恐怖ノ黒鉄扉』のスタッフとキャスト
スタッフ監督:カルロス・アロンソ、ディダック・セルベーラ、マルタ・ディアス、他
キャスト
マリオ・マルゾ、シャルロット・ヴェガ、アレックス・バトジョリ、他
『恐怖ノ黒鉄扉』の感想
あまり期待しないで鑑賞したんですが、意外と面白い映画でした。シンプルな心霊ホラーなのかな?って思っていたのですが、そうではなくて、ちゃんと犯人がいる、スリラーに近い作風でした。70分程度の作品なので、あっという間に映画が終わってしまい、ラストまで苦なく鑑賞することができる、なかなかの良作です。
『恐怖ノ黒鉄扉』の良いところ
最初から雰囲気は不気味で良い感じ。70分という短い時間でストーリーを進行しないといけないため、展開は、かなり早いです。
色っぽいシーンもちゃんとあり、定番・お約束を大切にしている、昔懐かしの軽めなスプラッタームービーといったところですね。こういうストレートな映画って、最近は、あまりありませんから、かえって、面白く感じました。
スプラッターホラーというジャンルに対し、リスペクトと愛情が随所に感じられるB級ホラー映画でした。
『恐怖ノ黒鉄扉』の悪いところ
想像以上に、グロ描写が多めなので、苦手な人は要注意。一部、生理的に「うげぇ」となるシーンもあり、グロというよりはライトなゴア描写と言った方がよいかもしれません。序盤から、痛いシーンがありますから、そういう場面が嫌いな方には、あまりオススメできないです。12人の監督による作品なので、撮影手法や殺害方法もさまざま。シンプルな方法で殺害されたり、先ほど言ったとおり、ゴア描写に近い目を背けたくなるような方法で殺害されたり、いろいろあります。その中で、一番気になったのは、撮影手法の方で、12人の監督の中にPOV映画が好きな人がいた様子。いきなりPOV式に映像が切り替わるのは、ビックリしました。いや、それなら、最初から、バカンスを記録しているカメラ馬鹿みたいなのを配置した方が良かった。いきなりPOVになったので、かなり興ざめ。撮影手法だけは、一貫性を持たせて欲しかったです。
『恐怖ノ黒鉄扉』のまとめ
スペインの風習も絡んでいる本作。スペインだと12月28日の聖イノセンテの日(幼子殉教者の記念日)に紙で作った人形を、本人に気づかれることなく、背中に貼り付けて遊ぶという習慣があるようです。劇中でも、この紙の人形が登場しました。そういう風習の中で物語が進行するため、随所にイタズラが散りばめられています。このあたりも、スプラッター映画の定番といった感じ。でも、日本では、あまりメジャーではない風習なので、わかりにくいかもしれないです。さて、本作は、イーライ・ロス監督の『ホステル』のような作品でした。けれど、私個人としては、本作の方が、より理不尽さが際立っていて、『ホステル』より面白く感じました。ただ時間が70分と短いのが残念。90分くらいであれば、もっとしっかりした面白い映画が出来上がったかもしれません。
スプラッター描写・ゴア描写に、ある程度、耐性があって、時間がある人にはオススメの映画。サクサクっと鑑賞してみてください。
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『恐怖ノ黒鉄扉』ネタバレあり感想
自分の脳味噌をいじって「きもちよい~☆」って絶命するシーンは、なんか、ちょっとトラウマです。その場にいた男性キャラ、可哀想。。。さてさて、ラストについてなんですが、ちょっと面白いと思ったことがあります。それは、序盤と終盤に登場した刑事の存在。
映画の最後、犯人である店の女主人を倒そうとした主人公は、刑事に発砲されて絶命してしまいます。女主人は気さくなとても良い人物で、主人公は外部からやってきた常識をわきまえない若者。刑事にとっては、事件を起こしたのは若者だったと即座に判断して銃を抜いたのかもしれません。
しかし、私は、この刑事も、女主人と仲間だったのでは?なんて邪推してしまいます。映画のラストでは、どちらともとれるような感じなんですね。素直にとれば、特に違和感のないシーンなんですが、真っ先に現場に向かったこと、一人で行動している事、女主人と仲が良さ気だったこと、さらに序盤に若者たちに「あそこには行くな」と忠告していることから、もしかして……なんて思っちゃいました。
そんな妄想ができるのも、ホラー映画の良いところで、最後まで、ホラー映画のお約束を守りぬいた作品でした。すごいアイデアはないんですが、大切に製作されている事が、とても好印象なスパニッシュホラーです。
『恐怖ノ黒鉄扉』のレビューや評価
ストーリー自体はありきたりなのに無駄に裏をかこうかこうとして、エンディングがクソになりました。
この作品は1時間チョイ。監督の意図が見えていて、非常に分かりやすく出来ています。こう言う見ていて分かりやすいホラー最高です。
オーソドックスなホラー。サービスシーンも含めて、ホラーの定石を外さない。
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