ブログネタ
今日見た映画 に参加中!
悪い大人に<死>を届ける簡単な、おつかい。


今回ご紹介する映画:『こどもつかい』
製作:2017年日本
日本公開日:2017年6月17日
上映時間:1時間51分
オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)



予告編動画




『こどもつかい』のあらすじ

郊外の街で変死事件が発生。子どもが姿を消すものの、すぐに親の元へ帰ってくるのだが、その3日後に親が妙な死に方を遂げるのだ。新聞記者である江崎駿也は、記事のために、ある事件で第一発見者である女子中学生をインタビューをするのだが、そこで奇妙な都市伝説<トミーの呪い>の存在を知る。

江崎駿也の恋人で、保育園で働く原田尚美が担当するクラスに、母親が送迎にこない男の子を気にかけていた。尚美は自身が虐待されていた過去を持つため、その男の子を家で預かる事にする。だが、ある事情で、男の子との約束を裏切る事に。

それを見つめる影がひとつあった。その影こそが、巷を騒がしている<トミーの呪い>を仕掛けている、「こどもつかい」であった。




スポンサーリンク



本当なら、大阪のなんばに上映映画館があるんで、なんばで鑑賞したかったんですけどね。109シネマズ大阪エキスポシティでの鑑賞ポイントが貯まっていて、使い所に困っていたところ、109シネマズ大阪エキスポシティが本作の上映館だったんですよ。109シネマズ大阪エキスポシティの鑑賞ポイントって、通常上映作品にしか使用できないんですよね。次世代IMAXレーザーや3D、4DX版で上映される映画には使えない。という事で、通常版上映なんですが、少し遠出しました。

まだ新作の映画なので、上映場所によっては、頻繁に上映していると思います。気になる方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

そんな訳で、今回は『こどもつかい』の感想を書いていくんだぜ?




今回利用した映画館

109シネマズ大阪エキスポシティ



『こどもつかい』のスタッフとキャスト

監督・脚本:清水崇
脚本:ブラジリィー・アン・山田
音楽:羽深由理
製作総指揮:大角正
エグゼクティブプロデューサー:関根真吾
企画:吉田繁暁
プロデューサー:秋田周平
アソシエイトプロデューサー:櫛山慶
撮影:ふじもと光明
照明:江川斉
録音:栗原和弘
編集:西潟弘記
監督補:川松尚良
美術:福田宣
装飾:野村哲也
スタイリスト:原田幸枝
ヘアメイク:堀川貴世
キャラクターデザイン・特殊メイク:百武朋
音響効果:柴崎憲治
音楽プロデューサー:高石真美
プロダクションマネージャー:小松次郎
ラインプロデューサー:大熊敏之
製作担当:中島勇樹

出演者
こどもつかい:滝沢秀明
江崎駿也:有岡大貴
原田尚美:門脇麦
笠原蓮:根本真陽
近藤創:尾上寛之
小松洋子:西田尚美

須藤温子
ジェームス・サザーランド
ヨシダ朝
森下能幸
河井青葉
田辺桃子
中野遥斗
玄理
山中崇
吉澤健




kodomo-tsukai


『こどもつかい』の感想

いやまぁ、バラエティ番組に出まくっているタッキーさんを見て、「あぁ~こいつは地雷だな?」と思った、おっさんでございます。

えぇ、お察しの通り、完全なる地雷映画でございましたな。

とりあえずですね、面白くありませんでした。面白くなる要素がありまくりの中、なにひとつ活かせないという、とんでもない映画。また、ホラー映画なんですけどね、全くもって怖くありません。清水崇監督なので、かろうじて、ホラー映画の様相を呈しておりますが、ホラーを観に行こうと思うと、大失敗してしまいます。

ホラー映画を観たくても怖くて観れないわぁって人には、オススメの映画ですかね。面白くはないですけどね。




『こどもつかい』の良いところ

滝沢秀明のための映画

まぁ、わかっていた事なのですが、滝沢秀明さんのための映画って感じでしたね。年齢不詳のジャニーズ・マジックを纏うタッキー演じる<こどもつかい>のビジュアルは、なかなか良かった。わたしは結構好きですけどね。不気味だけではなく、ひょうきんな部分も持っているので、なんとも憎めないキャラクターとなっておりました。



『こどもつかい』の悪いところ

設定を活かしきれていない

メインとなる<こどもつかい>の設定がとにかく活かせてないのが、本作の致命的な部分です。親から虐待を受けている子どもを救う事が目的なのですが、救った子どもを取り込む事もなく、虐待した親たちに施す復讐も普通。さらに<こどもつかい>の正体に関しても普通でございました。

ホラー映画であるなら、例えば、子どもにおこなった虐待方法の進化版で、親たちに復讐したり、救った子どもがクリーチャーみたいになったり、<こどもつかい>の至るところに人の苦しむ顔があったりなど、色んな事ができたはずなんですよね。

もっと不気味に。怖く。グロテスクに。

だが、本作では、かなり中途半端な形でホラー描写しております。子どもの幽霊は白目をむいているだけ。神隠しにあった子どもが戻ってきてから何故3日後なのか。『リング』のように3日間という期限による焦燥感もなし。とにかくないないづくしの約2時間でございました。

そうであるなら、もういっそのこと、ホラーではなく、ダークヒーローみたいな感じにしても良かったと思うんですよね。せっかく<こどもつかい>の造詣が素晴らしいので、<こどもつかい>を子どもを救うヒーローとして活躍させる、みたいな。

無理矢理、<こどもつかい>の理由をこじつけた点もマイナスポイントです。理由なんて必要ないと思うんですけどね。

うーん、清水崇監督が製作したとは思えない、つまらない映画でございました。脚本を手掛けたのが新人なのかなって思っていたら、意外とキャリアのある人で、それが一番のホラーっていうね。



主演ふたりに魅力がない

ホラー映画では男を主人公にすると、高確率で失敗するというセオリーが存在します。そのセオリー通り、本作は主人公を男性にしてしまったため、大失敗してしまいました。

まぁ、男性でもいいのですが、今回の映画の場合、主人公を演じる有岡大貴さん、門脇麦さんの両名がですね、とにかく魅力がないのが辛い。有岡大貴さんは格好良い訳ではないし、映画ではいいところが全くありません。門脇麦さんは可愛くなくて、ずっとアワワ状態。シナリオが悪いとは思うんですが、見事なまでに、二人とも全編目が泳いでいる。さすがに、それはないだろう。有岡大貴さんには、ぶっちゃけ期待しておりませんでしたけど、門脇麦さんは、もっと演技が上手な方だと思っていたんですけどねぇ。役を掴みきれていなかった、という所でしょうか。




『こどもつかい』のまとめ

期待していなかったのですが、それでも、かなり酷いクオリティーの映画でございました。本作で得をしたのは、タッキーくらいではないかな?

タッキーファンであれば、魅了的なタッキーを堪能できる映画ですし、最初に書きましたとおり、ホラー映画が苦手な人でも鑑賞できるほどのライトさなので、そういった方にもオススメできます。

一方で、日頃からホラー映画に慣れ親しんでいる人には、絶対にオススメしない映画。もし鑑賞する予定であれば、覚悟を持って映画館へ足をお運びください。




この記事がイイネ!と思ったら下のブログランキングボタンをクリックして頂けると嬉しいです☆

人気ブログランキングへ






【こどもつかい 公式サイト・ホームページ】


【関連記事】

『呪怨(劇場版)』の感想/伽椰子さんが美人さんな劇場版第一作






↓ここからネタバレあり。注意!↓





『こどもつかい』ネタバレあり感想

子どもをいじめる大人を無差別に襲うというような映画ではなく、明確なルールがあって、それを守らないと動けない<こどもつかい>。そもそも、その設定が大失敗ですね。もし、この設定を活かすのであれば、ホラーではなく『リング』のように、ミステリー作品に仕上げるべきでした。わたしは、てっきり、ヒロインが過去に中絶していて、そこから水子の恨みを買い、<こどもつかい>に襲われると考えていたのですが、まさか、それ以下のストーリー展開だとは、夢にも思いませんでした。

物語のキーとなるサーカスも、そもそもサーカスというものって日本では、あまり馴染みがないように思います。昔は色んなところでサーカスがあったんですかね、海外みたいに。いまいちイメージが湧きませんが。

本作一番の謎は、<こどもつかい>がいたサーカスを作った会社の社長さんの息子さんが、なぜ、<こどもつかい>の世界に入り込めたのか。映画では全く説明がなく、ヒロインも、なぜか<こどもつかい>も不思議に思っていませんでした。一体、どんな能力を発動させたんだ!!

理由がある所とそうでないところが支離滅裂で「そうじゃないだろ!!」って突っ込みたくなる映画。ほんと絶望した!!




『こどもつかい』のレビューや評価

タッキーが浮いてる。物語の流れに無理のあるところがあったり、つながりのよくわからないところがあったり。

ホラーと思って観に行った客は肩透かしを食らうでしょうね
主演のタッキーは顔が良くてメイクや衣装で外見が完璧に作り込まれてて、面白そうと期待を抱かせてくれたんだけど
でもそれだけで終わったって感
外見が良すぎるのも善し悪しですね

予想していたより面白く、メッセージ性のある話だった。ファンタジー要素強め。
子どもが虐待されるシーンが痛々しい


YAHOO!JAPAN映画『こどもつかい』