ブログネタ
映画に関すること に参加中!
TOKYO IS ON FIRE.



今回ご紹介する映画:『KODOKU 蠱毒 ミートボールマシン』
製作:2016年日本
公開日:2017年8月19日
上映時間:1時間40分
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)




予告編動画





あらすじ

借金の取り立て代行屋を仕事にしている50歳の野田勇次。

ノルマを達成できず、金遣いの激しい母親から金を催促されたり、挙げ句の果には末期がんに侵されている事が発覚する。

自暴自棄になる野田。

そんな野田のいる東京に突然、フラスコ型の何かが街を覆う。

外からの侵入はできず、また目的の不明な透明の壁に戸惑う人々。

外からは静観する事しかできない状況の中、一方、壁の内側では謎の生命体ユニットに寄生されネクロボーグに成り果てた人々による、阿鼻叫喚の地獄絵図が生み出されていた。

野田もまた、生命体ユニットに寄生され、ネクロボーグに变化するも、彼だけが自分の意識を保ったままでいることに成功。

野田は、密かに想いを寄せる女性・カヲルを守るべく、行動に出るのだった。




スポンサーリンク




どーも、おっさんです。

上映している映画館へ足を運ぶ事ができず、鑑賞を諦めていた『KODOKU 蠱毒 ミートボールマシン』だったのですが、TSUTAYA DISCAS でDVDレンタルがスタートしていたので、早速借りてみました。

良かった、レンタルしてくれて。

さすがにスプラッター趣味のないわたし。

DVDを購入するのは、ハードルが高い訳でございます。




さて、本作は『ミートボールマシン オリジン』、高橋一生さん主演のリメイク版『ミートボールマシン』に続く、シリーズ3作目となります。

シリーズではありますが、世界観が共有されている訳ではなく、それぞれ独立した映画になっております。

この点は、『鉄男』シリーズと同じですね。




『オリジン』もリメイク版『ミートボールマシン』も、おっさんは鑑賞しましたよ。

飛び抜けて、お気に入りという訳ではありませんが、荒削りでありながら、自分のしたい事をして、かつエンタメを目指しているというシリーズなので、気になっている作品群なのです。

今回は、一体どのような仕上がりになっているのか。

そんな訳で、『KODOKU 蠱毒 ミートボールマシン』のネタバレなし感想を書いていくんだぜ?




シリーズの感想

『ミートボールマシン オリジン』セルフリメイク版より面白いオリジナル版


『ミートボールマシン』 情熱はほとばしるものの空回りしてしまった残念な映画



スタッフとキャスト

監督・脚本・編集:西村喜廣
脚本:佐藤佐吉
製作:坂本敏明
プロデューサー:山口幸彦、楠智晴
撮影:鈴木啓三
照明:太田博
美術:佐々木記貴
録音:西條博介
衣装:中村絢
ヘアメイク:征矢杏子
VFXスーパーバイザー:鹿角剛
特殊造型:下畑和秀、奥山友太
アクション監督:坂口茉琴
音楽:中川孝
キャスティング:安生泰子
助監督:片島章三
制作担当:真山俊作


役名:出演者
野田勇次:田中要次
三田カヲル:百合沙
マミ:鳥居みゆき
田ノ上:川瀬陽太
長谷:村杉蝉之介
酒井:三元雅芸
カップル男:仁科貴
カップル女:安部智凛
高橋:矢部太郎
老爺:ジジ・ぷぅ
貧乏な男:こまつよしお
ボロボロの女:冨手麻妙
神父:沼澤邪鬼
警官隊 隊長:島津健太郎
警官隊A:山中アラタ
警官隊B:屋敷紘子
警官隊C:栄島智
次郎:富田海人
萌:小林実由
黒岩:加藤桃子
ユイ:水井真希
サオリ:松田リマ
アイラ:倖田李梨
白線女:しいなえいひ
宇宙人:斎藤工







おっさんのネタバレなし感想

kodoku-mb3

おぉ。。。おぉぉ!!!

ついに3作品目にして、「ミートボールマシン」という作品が完成したという感じがしました。

これだよ!

おっさんが観たかった「ミートボールマシン」は、これなんだよっ!!!

そんな訳で、ようやく本当の『ミートボールマシン』を観ることができました。

いやぁ、本当に良かった。




けれど、本作は誰かにオススメすることはできませぬ。

スプラッター描写。グロテスク描写。セクスィー描写。リアリティーのない随所の設定。

ことごとく、観る人を選ぶ映画である事に変わりありません。

そのため、上記の要素があっても大丈夫な人だけ、チャレンジしてみてください。




良いところ

kodoku-mb4

良い意味でやりすぎ!

前二作に比べ、圧倒的なる「やりすぎ感」が凄い。

「そんなに血液は飛ばないんじゃない?」とか「それだけ人体が変形したりしたら、意識云々とか、ソレ以前に生命活動できないんじゃない??」とか、全シーンつっこみどころ満載であります。

けれど、それらが、とにかく「やりすぎて」いるので、結果、価値観がひっくり返って、良い点として評価できる作品になっています。

前二作には、これだけの熱量もやりすぎ感もなかったので、イマイチ、テンションにのれなかった訳ですが、本作ではそれらがなくなって、シリーズで一番クオリティーの高い作品になっています。




シリーズで一番映画してる

本作は、シリーズで一番、映画として完成しております。

そのため、他の二作に比べて、非常に見やすく仕上がっているのが好印象。

荒削りではありますが、シンプルで、伏線も回収しつつ、オチもある。

よく、このコンテンツをここまで昇華させる事ができたなぁって、感心してしまいます。

ちゃんと『ミートボールマシン』の精神を残しつつ、映画として仕上げる。

いやはや、いいものを見せて頂きました。




悪いところ

kodoku-mb5

悪趣味の極み

本作はスプラッターシーン、グロテスク描写がふんだんに盛り込まれており、それらの描写や思いついたシーンを作り出すために、わざわざ意味のないシーンを配置しています。

この点においては、わたしは感心しないのですが、一方で、このシリーズを楽しむ層の方々は、こういったシーンなどは大好物なので、ファンサービスというところでしょうか。

このあたりは、まだ許容範囲ですが、一部、本当に「うへぇ」と思うような部分もありました。

わたしは「うへぇ」と思っただけですけど、人によっては許容できないかもしれませんね。

ちなみに、本作は、おっさん的に、一番スプラッターしていますし、一番グロテスクだと感じました。




今回のネタバレなし感想のまとめ

kodoku-mb7

どシリアスという訳ではなく、ちょいちょい間の抜けたシーンを入れつつ、ラストはちゃんとした終わりへ導くという、限りなく完成度の高い自主製作映画という感じですかね。

映画好きから観ると、本作がシリーズの中で一番おもしろかった。

逆に気になるのは、こういう系統が大好きな方は、本作をどのように感じたのでしょうね。

ちょっと気になります。




という事で、今回は『KODOKU 蠱毒 ミートボールマシン』のネタバレなし感想でした。

それでは、今日はこの辺で。

しーゆー!




この記事がイイネ!と思ったら下のブログランキングボタンをクリックして頂けると嬉しいです☆

人気ブログランキングへ









ネタバレあり感想

情熱だけは凄い!『KODOKU 蠱毒 ミートボールマシン』のネタバレあり感想



【関連記事】

観客VS暗闇との戦いを描くホラー「デス・フォレスト 恐怖の森」

おっさん999とは?

おっさんのプロフィール


おっさん999へ連絡