映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2016年10月21日に公開した記事を再編集したものとなっております。




前作は、なぜ製作されたのか、全く理解できない映画となっておりました。

本作は、その続編となっておりまして、1作目のおかげで良くも悪くも、ハードルのさがった状態で鑑賞してみました。

セガの大ヒットゲームを映像化したにも関わらず、『バイオハザード』シリーズとは天と地ほどの差が出てしまった『ハウス・オブ・ザ・デッド』シリーズ。

ちなみに、3作目は製作されませんでした……。




そんな訳で、今回はゾンビホラー映画『ハウス・オブ・ザ・デッド2』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。



『ハウス・オブ・ザ・デッド2』について

原題:『HOUSE OF THE DEAD 2』

製作:2005年アメリカ

日本公開日:劇場未公開??

上映時間:1時間35分(95分)

オススメ度:★★☆☆☆(二つ星)




予告編動画





簡単なあらすじ

終焉がはじまる――

ゾンビが「超人類」と呼ばれ、ゾンビとの戦いが半ば日常と化した近未来。

ある大学でゾンビが発生。

ワクチン精製に必要な第1世代の血液を採取するためと、ゾンビを殲滅するために、アメリカ軍とゾンビ対策組織の混合チームが現場に派遣される。

アメリカ軍は初めてのゾンビとの戦いに戸惑い、一人、また一人とゾンビの餌食となる。

ゾンビが跋扈する学園で、彼らは第1世代の血液を手に入れ、生きて脱出する事ができるのだろうか?




本作を視聴できる動画配信サービス

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スタッフ

監督:マイケル・ハースト

脚本:マイケル・ローシュ、ピーター・シェーラー

製作:マーク・A・アルトマン、マーク・ゴットウォルド

音楽:ジョー・クレイマー




キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)

ナイチンゲール:エマニュエル・ヴォージア(安藤麻吹)

エリス:エド・クイン(てらそままさき)

ダルトン:スティッキー・フィンガーズ(宮内敦士)

オコナー:スティーヴ・モンロー

ヘンソン:ヴィクトリア・プラット

グリフィン:ビリー・ブラウン(中村浩太郎)

ロドリゲス:ナディーン・ベラスケス

バート:ジェームズ・パークス

アリシア:ダニエル・ブルジオ

スタンリー・トング:マシ・オカ

ナカガワ:ダン・サウスワース

トレーシー:ペイジ・ピーターソン(根本圭子)







1作目のちょっとネタバレあり感想





おっさんのネタバレなし感想

全体的な感想

軍隊が登場するため、1作目よりは、幾分かマシになりました。

ゾンビも早々に登場するので、前作のように間延びしていません。

では、面白いの?ってなると、それとこれは話が別。

正直、あまりオススメできない映画になっております。




ツッコミどころが多すぎて、スルーできる範囲を越えてしまっているんですよね。

これは皮肉にも、軍隊を出してしまった事が原因かと。

この映画って、ほんと、真剣に作ったのかしら?って首をかしげるほど、不可思議な出来の映画となっています。




『ハウス・オブ・ザ・デッド2』の良いところ

スピーディーな展開なのは、いいことですね。

ただ、残念ながら、良いところが、それだけ……かな?

ゾンビメイクは結構頑張っている感じはありますけれども。




あと、登場する女性陣が綺麗であったり、可愛い人であったりするので、その点は、おっさん的には良かった。

男性陣については、主人公はとても格好良いのですが、他は男性陣は、ダメ人間ばかりでした。

他の男性陣にも、ちゃんと見どころを用意して欲しかった。




『ハウス・オブ・ザ・デッド2』の悪いところ

アメリカ軍が登場することにより、重装備の兵士たちがチームにいるわけです。

さらに、彼らはゾンビ戦の訓練を受けています。

ゾンビとの実戦の経験がなくても、ある程度は戦えるはず。

なのに、ゾンビに不用意に近づいて噛まれたり、噛まれた箇所をぶった切ったりするわけです。

本作では噛まれた時点でアウト。

たとえ、その部位を切り離しても、すぐゾンビになるんですよね。

この知識は事前に渡されているはずで、ストーリーと設定に、すごい無理が生じています。

最初から最後まで、軍人たちは女性陣以外、いいところなしという、とんでもない展開となっています。




また、軍人たちは、自前の装備をなかなか使用しません。

音が大きくてゾンビに気づかれるとか、そういう事ではなく、本当に使わない。

ここが使い所というシーンでも使わないので、「なんで??」と不思議に思いました。




さてさて、ゾンビが沢山登場するはずの本作。

ですが、襲ってくるのは、基本ゾンビ一人。

一人だけなら対処のしようもあるはずですが、なぜか後手後手に回るという、およそ理解できない事態。

そして、ゾンビが単体で襲ってくるため、観ているこちらとしては、緊張感もありません。

ダラダラと戦闘を見せられるだけの展開。

前半は、だいたいこんな感じで話が進みます。




後半になると、ようやく沢山のゾンビに囲まれるんですが、主人公たちは噛まれないし、引っかかれない。

無傷でその場を切り抜けます。

もう緊張感とか恐怖とか、そんなものはありません。

アクションシーンも、さほどありませんから、爽快感もなし。

なんか、グダグダ展開の映画という印象。

とにかく脚本が悪すぎでした。

個人的には、このクオリティーの台本で、よくゴーサインが出たなぁって感じですね。

その事の方がよっぽどホラーだと感じた次第です。




口コミレビューや評価

下記サイトで『ハウス・オブ・ザ・デッド2』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com

allcinema



今回のネタバレなし感想のまとめ

1作目同様、B級どころか、Z級映画と呼ぶにふさわしい作品となってしまった本作。

前作よりはマシですが、それでも、どんぐりの背比べです。




また、前作とのつながりも、カラオケ屋さんで出てくるカルピス並にうっすいので、前作を観ている人にも、特にオススメする理由が見当たりません。

うーん、ほんと、どうして、こんな事になってしまったんだ……。

ニコニコ動画の生放送や、配信者の方の同時視聴企画であれば、みんなでワイワイしながら、そしてコメントを打ちながら楽しめるかもしれません。

そういう意味では、本作は良いパーティー映画なのかも??




という事で、ここまでは『ハウス・オブ・ザ・デッド2』のネタバレなし感想でした。

ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!




この下にネタバレあり感想を書いております。

本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。

まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。




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ネタバレあり感想

第3世代の進化、つまりアンデッドではなく、クリーチャーの存在が示唆されているのですが、残念ながら、その伏線は回収される事なく映画が終了。

なぜ、そんなエピソードをいれたんだろう?

また、蚊を媒介にしてゾンビになるという設定も活かされる事なく終わってしまい、結局、普通にZ級トンデモゾンビ映画となってしまっています。




それらのアイデアが活かされなかったのは、個人的には残念ですね。

本作で登場したアイデアを上手に料理すれば、もっと面白くなったと思うので、そこは残念。

なんだか、途中で投げてしまった印象が残ってしまいました。




個人的に、本作のラストについては、あまり納得できなかったですね。

命懸けで入手した血液を、結局本部へ届ける事ができず、世界中にアンデッドが蔓延ってしまう、バッドエンディング。

ただでさえ、Z級映画的な展開が続いていたのに、ラストもバッドエンドだったなら、もう、この時間は一体何だったんだって感じが凄くありまして、なんとも虚しくなりました。

スピーディー展開がせめてもの救いでしたね。

これで展開が遅かった日にゃ、もう、ちゃぶ台をひっくり返す勢い……だっかもしれません。




という事で、『ハウス・オブ・ザ・デッド2』のネタバレあり感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさんでした。

それでは、しーゆー!




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