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※こちらの記事は2019年04月19日に投稿したものを再編集したものになります。



ども、映画好きな四十郎のおっさんでございます。

日本での『ザ・バニシング―消失―』劇場初公開を記念して、映画史に残る、もうひとつの絶望映画である『ヘンリー』が『ザ・バニシング―消失―』を上映する映画館で特別上映されております。

わたしは『ヘンリー』と『ザ・バニシング―消失―』をはしごして、かなり叩き伏せられた訳ですが、満足感、半端なかった。



『ヘンリー』は以前ソフト化された際、『ヘンリー/ある連続殺人鬼の記録』というタイトルを付けられたそうです。

そのため、本作をご存知の方も多くいらっしゃるかもしれません。

わたしは、今回、その存在を初めて知りました。



本作はですね、1986年に製作されたのですが、『13日の金曜日』のようなホラー映画を期待していた映画の出資会社は、その内容に唖然。

そして1986年のシカゴ国際映画祭にて一度上映されてからは4年間封印したという曰くある作品です。

その後、1990年にアメリカで上映され、日本では先程も書いたとおり、1992年に上映されました。



そんなこんなで、今回は『ヘンリー』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。



『ヘンリー』について

原題:『HENRY: PORTRAIT OF A SERIAL KILLER』

製作:1986年アメリカ

日本公開日:1992年3月19日(2019年4月から一部劇場にて特別上映)

上映時間:1時間23分

オススメ度:★★★★☆(四つ星!)




予告編動画





簡単なあらすじ

ヘンリーにとって、殺人は呼吸する事と同義だった。彼は日常的に殺人を繰り返す。

ヘンリーは刑務所で知り合ったオーティスの家に居候していた。ある日、オーティスの妹ベッキーがオーティスの家に住む事になる。

ベッキーは仕事を見つけ、3人の共同生活は順調そうにみえた。

だが、ある日、オーティスのいる場所で、ヘンリーはいつものように人を殺してしまう。

その時から、3人の共同生活は少しづつ狂い始めるのだった。




本作を視聴できる動画配信サービス

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スタッフ

監督・製作・脚本:ジョン・マクノートン

脚本:リチャード・ファイヤー

製作:リサ・デドモンド、スティーヴン・A・ジョーンズ

製作総指揮:ワリード・B・アリ、マリク・B・アリ




キャラクター:キャスト(出演者)

ヘンリー・リー・ルーカス:マイケル・ルーカー

オーティス・トゥール:トム・トウルズ

ベッキー:トレイシー・アーノルド





ヘンリー(字幕版)




ヘンリー・リー・ルーカスについて

本作の主人公である、ヘンリー・リー・ルーカスについて知らなくても本作を鑑賞できるのですが、雑学という事で、簡単にここに書いておきますね。

ヘンリー・リー・ルーカスは、アメリカ合衆国17州で300人以上殺人をおこなった、有名なシリアルキラーでございます。

みなさんもご存知の『羊たちの沈黙』に登場する、ハンニバル・レクター博士のモデルの一人になっているらしいです。

彼の有名な言葉に「殺人は息をするのと同じだった。」というものがありますが、本作を鑑賞すると、この言葉の凄まじさがわかります。




おっさんのネタバレなし感想

あまりにも狂ってる映画

もうね、色んな意味で凄いですよ、この映画。

こりゃ確かに映画会社からしたら「なんじゃこりゃ」ってなりますわ。

淡々、という言葉が生ぬるいくらいに淡々としている映画で、ドキュメンタリータッチに撮影していないのに、妙に生々しく感じる事ができます。

もうドキュメンタリー作品以上にドキュメンタリーしている『ヘンリー』。

ヘンリー・リー・ルーカスの日常の一コマを切り取っただけの映画なんですが、凄まじい迫力がありました。

着地点が予想できず、最初から最後まで目を離す事ができませんでした。




音楽と映像が合いすぎ

『ザ・バニシング―消失―』もそうですが、音楽があまりにも不穏で不吉なのです。

作品の世界観に非常にマッチしていて、より一層ヘンリーの凶行を際立たせております。

音楽と、その後ろで被害者の悲鳴などが混じっている、なんともいえない空間が目の前に広がり、その映像に圧倒される事、間違いなし。

妙な熱量があるにも関わらず、描写そのものは冷徹。全く良い話でも映画でもないのに、頭の中にずっと余韻が残る、強烈な作品です。




徹頭徹尾、殺人だけを描写

この映画の凄いところは、メッセージ性が一切ないところです。

つまり最初から最後まで、ひたすらヘンリーの凶行を映し続けるだけなのです。これは凄い。

普通は作り手の思惑がストーリーや演出に反映されるはずなのですが、それが全くありません。

その点こそが本作の評価できる点なのですが、同時に「そもそも見る必要があるのか?」という映画鑑賞の根底を揺るがす弱点にもなっています。

人を選ぶ、なんてレベルでは最早語れない本作。

最初から最後まで飽きる事なく鑑賞できる人は、本当に少ないでしょうね。




今回のネタバレなし感想のまとめ

ストーリーそのものも、途中から始まって、途中で終わるという、風変わりな構成をしているので、もう誰にもオススメする事ができない奇妙な映画です。

でも、映画館では9割近く席が埋まってまして、つくづく皆すきやねぇ。




という事で、今回は『ヘンリー』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!




ネタバレあり感想

 



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