I AM Groot.



今回ご紹介する映画:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』
原題:『GUARDIANS OF THE GALAXY VOL. 2』
製作:2017年アメリカ
上映時間:2時間16分
オススメ度:★★★★★(五つ星!)




予告編動画




『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のあらすじ

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」として名前が知れ渡った5人。今回は怒りっぽい事で有名なソヴリン人の依頼で、ある電池の防衛を依頼される。無事に宇宙生物を倒した5人は、報酬としてガモーラの妹であったネビュラの身柄を受け取る。依頼を完遂できた事でホッとしたのもつかの間、なんとロケットが電池を盗み出していたおかげで、ソヴリン人の執拗な襲撃を受けるのだった。

絶対絶命のガーディアンズたちを救ったのは、謎の白い宇宙船。ピーターたちはジャンプで他の惑星になんとか不時着しピンチを脱するが、そんな彼らの前に、あの宇宙船が登場。中から現れたのは、ピーターの父親と名乗る、エゴという人物だった。

その頃、ソヴリン人はヨンドゥに「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の捕縛を依頼。ピーターたちを捕まえるべく、ヨンドゥは行動を開始するのであった。




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2017年5月12日が日本公開日だった『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』。同じ日に『スプリット』が公開されたので、そちらを優先しまして、今週ついに映画館へ足を運びましたよ。

4DX版も興味があったのですが、吹替版しかなくて断念。だってねぇ、ロケットの声が極楽とんぼの加藤浩次さんですよ。ロケットはずっと喋っているキャラクターなのに、なんで、素人に吹替えをさせるのか、謎すぎです。グルートの遠藤憲一さんは俳優さんですからね、何とも思わないのですけど。そんな訳で、字幕版を上映している109シネマズ大阪エキスポシティの次世代IMAXレーザー3Dにて鑑賞しました。

前作も普通に面白いSFアクションでしたので、結構、期待して観に行ったんですが、いやぁ、やられましたわぁ。

という事で、今回は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の感想を書いていくんだぜ?




今回利用した映画館

109シネマズ大阪エキスポシティ 次世代IMAXレーザー 3D 字幕版



『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のスタッフとキャスト

脚本・監督:ジェームズ・ガン
製作:ケヴィン・ファイギ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、ヴィクトリア・アロンソ、ジョナサン・シュワルツ、ニコラス・コルダ、スタン・リー
共同製作:デヴィッド・J・グラント
撮影監督:ヘンリー・ブラハム
プロダクションデザイン:スコット・チャンブリス
編集:フレッド・ラスキン、クレイグ・ウッド
衣装デザイナー:ジュディアナ・マコフスキー
視覚効果監修:クリストファー・タウンゼント
ビジュアル開発監修:アンディ・パーク
音楽:テイラー・ベイツ
音楽監修:デイヴ・ジョーダン
キャスティング:サラ・ハリー・フィン

出演者
ピーター・ジェイソン・クイル/スター・ロード:クリス・プラット
ガモーラ:ゾーイ・サルダナ
ドラックス:デイヴ・バウティスタ
ベビー・グルート:ヴィン・ディーゼル
ロケット:ブラッドリー・クーパー
ヨンドゥ:マイケル・ルーカー
ネビュラ:カレン・ギラン
マンティス:ポム・クレメンティエフ
アイーシャ:エリザベス・デビッキ
テイザーフェイス:クリス・サリヴァン
クラグリン:ショーン・ガン
エゴ:カート・ラッセル
シルヴェスター・スタローン
スタン・リー




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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の感想

もうね、無茶苦茶、面白かった!

いや!

楽しかった!!!

とても派手で、笑わせてくれて、泣かせてくれて、本当に素晴らしい作品でした。前作以上にパワーがあって、前作よりも面白い!

2時間以上の映画なんですが、中だるみする事なく、一気に時間が過ぎ去りました。

ぜひ映画館で観て欲しい作品。オススメ!

ちなみに、1作目を観なくても、それなりに鑑賞できますが、前作を観ておくと、より楽しめます。




『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の良いところ

登場人物たちがみんな個性的でグッド!
前作に引き続き、とても強烈なキャラクターたちが物語を率先します。チームリーダーとなったピーター・クイル、常に冷静なチームの影のリーダーであるガモーラ、短絡的だけど憎めない肉体派ドラックス、頼りがいがあるけど悪さばかりするロケット、小さくて音楽大好きなベビー・グルート。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の個性的なメンバーに加え、さらに前作からの続投で、なんだかんだでピーターに優しいヨンドゥ、姉が好きすぎて憎しみさえ抱くようになったネビュラ、本作から登場する執拗にピーターたちを追い詰めるソヴリン人や、ピーターの父親を名乗るエゴ、そのエゴのお世話係マンティスなどなどなど。とにかく楽しくて支離滅裂な連中が勢揃い。彼らのドタバタ珍道中に目が離せません。




ノリノリの曲が素晴らしい!
前作同様、もうひとつの主人公であるBGM、本作でも健在です。ここぞという時に懐かしいBGMが流れるので、物語をよりドラマチックに盛り上げてくれます。ミュージカルではないけれど、音楽をとても大切にしていて、作品の一部として捉えているんですね。前作でもそうでしたけど、音楽をすごく効果的に使用していて、テンションがあがりますなぁ。



笑いどころ満載!
とにかく随所に笑いどころ、小ネタを仕込みに仕込んでおります。その数は、前作の比ではありません。映画館でも笑い声が聞こえてくるくらい、みんなリラックスして鑑賞してましたね。それほどに、ネタが劇中に存在します。場合によってはですね、若い人はわかんないじゃない??ってネタもありました。さすがにあの人やあの動物が登場した時はビックリしすぎて、笑ってしまいましたよ。えぇ。爆笑です。



遊び心満載!!
小ネタに関連するのですが、真剣に遊びを劇中に入れているので、それが本当に楽しいし、面白い。ここで書けるとするなら、エンドクレジットで一部のスタッフの名前が「I AM Groot」になっていたりします。エンドクレジット中のフォトも動いたり、劇中では絶対に描写できないようなものを見る事ができるので、最後の最後まで、気が抜けません。

とにかくキャスト以上に、スタッフの人たちが楽しく仕事をしている事がわかる、素晴らしい映画。超A級映画で、こんなテイストの作品って、なかなかないですよ。小ネタや遊び心って、タイミングなどがすごく難しく、センスがないとできないんですよね。それを見事に成立させたジェームズ・ガン監督に拍手を送りたい!




泣きどころもあるよ!!!
前作以上に面白かった理由のひとつに、うっかり感動がひそんでいるという点があります。まさか、この映画で泣かされてしまうとは、夢にも思いませんでした。もうね、号泣しました。前作では家族愛を描いておりましたが、本作では親子愛を描写しております。この親子愛が押し付けがましくない感じでストーリーの軸になっているので、すんなり観客の心の中に入り込んでくるんですね。そして、うっかり涙を流してしまう。とても上手な構成です。

また、前作で描いた家族愛を、本作ではさらに掘り下げています。この家族愛の部分は、すごく可愛らしい感じで描写されていて、これまた、うっかり感動しちゃいます。




『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の悪いところ

ライトでノリノリなテンションについてこれるか。
前作以上にハイテンションな映画で、アクションや笑いなどを畳み掛けてくるため、このノリについてこれないと、非常に辛い。疲れる。そんな映画です。1作目なんて序章かと思えるくらい、本作のエネルギーは凄まじいです。ですので、軽めなSFでもOKという人にはオススメですが、重厚なSFが好みの人にはオススメしませぬ。



『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のまとめ

とにかく観ていて損はしないという、比較的万人受けするエンターテインメント映画でした。個人的には、今までのマーベル・シネマティック・ユニバース作品で一番面白かったですね。字幕版があれば、4DX版で改めて鑑賞したいんですけどねぇ。

全てのファミリーにオススメしたいSFアクション映画。興味のある方は、ぜひ映画館の大きなスクリーンで、このハイテンションなスペースオペラをご堪能くださいまし。




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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』ネタバレあり感想

今回の敵は、カート・ラッセル演じるクイルの父親エゴ。前作の敵も相当強かったのですが、今回のヴィランは神様という半端なさ。そんなのに、言ってしまえば、普通の人々が果たして勝てるのか?って感じですが、ちゃんとストーリーを展開していて、凄かった。非常に胸が熱くなるド定番の展開。とても良かった!

前作のラストで、ピーターからインフィニティを受け取ったけど、実は違うものにすり替えられていたヨンドゥ。ヨンドゥはすり替えられていた事を知りながら、本作ではその事には触れず。実は息子のように思っていて、最後の最後に父親らしい事をピーターにします。ピーターを救うために自らは命を絶つ選択するヨンドゥに、とてもしびれました。ヨンドゥ、格好良すぎですよ!!そして、ロケットもグッジョブ!ロケットがヨンドゥの昔の仲間に連絡し、最後の最後にヨンドゥの仲間たちが駆けつける展開。もう号泣。ただ号泣。

脚本のクオリティーの高さ、スタッフの皆さんの力、監督の采配、俳優さんたちの真剣な演技。全てのピースがぴったりとハマった傑作。ほんと、楽しい映画でした。




『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のレビューや評価

この映画を観たら言いたくなるじゃないですか、「最高!」
ただ楽しい、コメディが面白い、泣けるとか、だけじゃなく、今回もテーマが深いんんんですよ。
前作が「負け犬達のワンスアゲイン」映画だったのに対して今回は「家族」
これってモチロン前作の終わりで暗示されていた事ではあったけど、まさかあいつがフィーチャーされるストーリーになるとは…
前作は全体のグルーヴ感が素晴らしい映画だったのに対し、今回は情報量がハンパない!
なかなかクラクラしそうなところもあるけど、ストーリー自体はストレートに進んでいくのでこれはまた名作と呼ばれそうな気がします。

アメコミらしいバカげた設定がイキイキしていて面白いが、それ以上に様々な人種、民族が集まるアメリカのメタファーなガーディアンズオブギャラクシーの仲間を思いやる気持ちのテーマに熱くなった。


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