映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2016年5月8日に公開した記事を再編集したものとなっております。




映画館公開時、評判・評価がいまいちだったので、結局、劇場での鑑賞を見送った『劇場霊』。

2016年になり、DVD・ブルーレイのレンタルが開始したので、当時、速攻でレンタルして鑑賞してみました。

今回レンタルしたのはブルーレイでしたが、メイキングなどは収録されておらず、本編のみが収録されておりました。

そんな訳で、今回はAKB48の島崎遥香さん主演のホラー映画『劇場霊』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。




『劇場霊』について

製作:2015年日本

日本公開日:2015年11月21日

上映時間:1時間39分(99分)

オススメ度:☆☆☆☆☆(ほしなし!)




予告編動画





簡単なあらすじ

ぜんぶ、ちょうだい――

芸能事務所に入って5年の若手女優である水樹沙羅は、未だに役に恵まれておらず、悩んでいた。

そんな沙羅は、気鋭の演出家である錦野豪太が手掛ける新作舞台の端役に出演することになる。

作品は「鮮血の呼び声」という、少女の閾値を浴びていた実在の女性貴族エリザベートを題材にしたものだった。

舞台には、エリザベートの内面を表現する人形が置かれ、稽古がスタートする。

ある日、劇場でスタッフの変死体が発見され、さらに主演女優だった篠原葵が転落事故で意識不明の重体に陥る。

葵が降板となり、沙羅が急遽、主演に抜擢されるのだが……。




本作を視聴できる動画配信サービス

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スタッフ

監督:中田秀夫

脚本:加藤淳也、三宅隆太

製作:由里敬三、井坂正行、中村理一郎、大角正、高橋善之

音楽:川井憲次

主題歌:Thinking Dogs「もしもあなたが…」




キャラクター:キャスト(出演者)

水樹沙羅:島崎遥香

野村香織:足立梨花

篠原葵:高田里穂

和泉浩司:町田啓太(劇団EXILE)

児島敬一:中村育二

錦野豪太:小市慢太郎







おっさんのネタバレなし感想

『劇場霊』の全体的な感想

『女優霊』から20年ということで、いろいろと煽りまくっていた割には、評価が散々な映画だった『劇場霊』。





鑑賞してみて、その理由がわかりました。

これは、はっきりいって、面白くもないしなんともない。

怖くもない。

島崎遥香さんのプロモーション映画にすらなっていないという体たらく。

メジャー映画でやってはいけないことだと思います。




この映画は全くもってオススメできません。

AKB48ファンであっても、ちょっと厳しいんじゃないかな?

おそらく島崎遥香さんのファンなら、かろうじて鑑賞、楽しめる程度ではないでしょうか。

映画館に行かなくて良かった……と心の底から思いました。




『劇場霊』の良いところ

ファンから「ぱるる」の愛称で親しまれているAKB48の島崎遥香(しまざきはるか)さんが主演を務める映画『劇場霊』。

握手会での塩対応が話題になって「嫌い!」という人も多いであろう彼女が主人公ということで、かなり不安いっぱいで鑑賞。




結果、今までAKB48のアイドルが主演した、どの人よりも演技は上手でした。

これには、結構びっくりしましたね。

これはホラー映画だから、偶然、島崎遥香さんがお芝居をできたのか、ちょっとわかりませんが、少なくとも『のぞきめ』の板野友美さんよりは、ずば抜けて女優としての素質はあります。



ただ『クロユリ団地』の前田敦子さんの時のような、今後の可能性を感じる事ができないのが残念。

『クロユリ団地』での前田敦子さんは、何か吹っ切れたような印象があり、可能性の伸びしろを感じさせる雰囲気がありました。

事実、前田敦子さんは少しずつではありますが、女優として成長していっています。





しかし、島崎遥香さんは『劇場霊』での演技がマックスのような感じがします。

今後の活動次第では、女優としての才能がもっと開花するかもしれないので、ぜひとも、いろいろな役柄に挑戦してほしいところです。




あと、バラエティー番組でしか知らなかった足立梨花さんが、すごく可愛い。

独特の顔立ちと歯がすごく印象的でキュートなタレントさんですね。

『あまちゃん』での演技が、すごく高評価だったんですね。

『あまちゃん』は見ていないんですけど、足立梨花さんは、今後、映画やドラマに、どんどん登場するんじゃないでしょうか。

要チェックの女優さんです。




あと、いやぁな舞台演出家・錦野豪太を演じている小市慢太郎さんも、独特のお芝居で良かったです。

あまり見ない演技だったので、新鮮でしたね。




『劇場霊』は、島崎遥香さん含め、とにかくキャスト陣が頑張って、ラストまで鑑賞できるようになっている映画でした。



『劇場霊』の悪いところ

映画タイトルは『人形霊』にした方が良いのでは?と思うくらいには、『劇場霊』ではありませんでした。

劇場に現れる幽霊だから『劇場霊』なのだと思うのですが、どうして、人形の化け物が出てくるの?という感じ。

個人的に、理解に苦しむ物語でした。




この映画の悪いところは、とにかくただ一点。

脚本が悪すぎる。

クレジットされているのは二人のシナリオライターさんなんですね。

二人がかりでこの出来って、なんなんでしょうね。

調べてみると、この二人、『クロユリ団地』の脚本家だったようです。

そりゃ、ダメだわ。




設定に無駄も多く、最初から曰くつきの劇場で、中規模程度の劇団が公演をするのだが、その最中に事件が起きるとか、そういうわかりやすい内容にすれば良いのに。

『クロユリ団地』同様、キャストの人たちに救われた形ですが、この脚本家の人たちは、もう少し、脚本の勉強をした方が良いのではないでしょうか。

それとも、プロデューサーか、秋元康さんが横から口を出して、このような低レベルな映画になったんでしょうかね。

真相が知りたいものです。




口コミレビューや評価

下記サイトで『劇場霊』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com

Movie Walker



今回のネタバレなし感想のまとめ

この映画には、もうひとつ怖い話がありまして、なんと4DXバージョンがあるんですね。

関係者の人は、なにをどう思って、4DXにゴーサインを出したんでしょうかね。

4DX演出できる箇所なんて、約100分の映画の中で、ほとんどないですよ。

怖いわぁ~。




怖いシーンもないし、島崎遥香さんがすごく可愛く描写されているわけでもないので、正直、鑑賞しなくても良いんじゃない?的な映画でした。

これは、誰にオススメできるか、わからない。

中田秀夫監督は、ちょっとホラー映画は置いておいて、他のジャンルに移行した方が良いかもしれません。

ミステリーでは、上手に演出されますから。

もしくはご自身で脚本を書かれた方が良い。

こんな下手な脚本を渡されるくらいならね。




ホラー映画は、メジャーな作品になればなるほど、面白くないっていう邦画のデススパイラルに陥っているような気がします。

そう考えると『アイアムアヒーロー』は、やはり素晴らしかったですね。




という事で、今回は『劇場霊』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!




ネタバレあり感想





スピンオフドラマ『劇場霊からの招待状』の感想









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