映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2016年11月16日に公開した記事を再編集したものとなっております。




エルム街の悪夢』と並び、1980年代のB級ホラー映画業界を引っ張ってきた人気シリーズ。

その第一弾を、2016年に、改めて鑑賞しました。




意外と知られていませんが、シリーズ第一作である本作には、ホッケーマスクでおなじみのジェイソンさんは登場しません。

ジェイソンさんが登場するのは、第二作以降となります。




ちなみにジェイソンさんは、シリーズで一度もチェーンソーを使った事がないんですよ。

本作の後に製作されたパロディー映画やゲームでチェーンソーを使うホッケーマスクマンが登場する事により、「ジェイソンさん=チェーンソー」という構図が広まりました。

なぜ、こんな事になったのかというと、おそらく同じ頃に製作された『悪魔のいけにえ』とゴチャ混ぜになったからではないかという指摘があるそうです。




さて、本作は、実はホラーというよりは、ミステリー寄りの作品。

ただ純粋なミステリーではないところが、本作独特の点であると同時に、魅力のひとつでもありますね。

2009年には、『トランスフォーマー』『ザ・ロック』などでお馴染みのマイケル・ベイが製作に参加したリメイク作品が作られました。

そこそこヒットしたみたいですが、このリメイク作品には続編は製作されませんでした。




2015年には、新作として、改めてリブート企画が進行している事が明かされましたが、今のところ、新しい動きはありませんね。

本作のタイトルにもなっている「13日の金曜日」は、英語圏やフランス、ドイツなどで信じられている迷信で、意味は「不吉な日」だそうです。

いわゆる都市伝説みたいなものでしょうかね。

由来は「キリストが磔にされた日だから」とされていますが、これは間違っているらしく、結局のところ、由来は、よくわかってないんだとか。

「13」という忌み数と関係があるらしいですよ。




そんな訳で、今回は『13日の金曜日』のネタバレなし&ネタバレあり感想を書いていきたいと思います。



『13日の金曜日』について

原題:『FRIDAY THE 13TH』

製作:1980年アメリカ

日本公開日:1980年8月15日

上映時間:1時間35分(95分)

オススメ度:★★★★☆(四つ星!)




予告編動画





簡単なあらすじ

全ての恐怖には始まりがある。



ニュージャージー州ブレアーズタウンにほど近いキャンプ場、クリスタルレイク。

この場所は、過去に忌まわしい事件が発生し長い間、閉鎖されていた。

時は流れ、1980年6月13日の金曜日。

キャンプ場の所有者が営業を再開すべく、キャンプ場に必要な指導員候補の若者たちを、クリスタルレイクのキャンプ場に集めていた。

過去の凄惨な事件の事を知らない若者たちは、日常では味わえないキャンプ場の空気を楽しみながら、準備を進める。

しかし、彼らは気づかなかった。

その様子を見守る怪しげな人物が、すぐそばにいる事を……。




本作を視聴できる動画配信サービス

U-NEXT『13日の金曜日』

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スタッフ

監督・製作:ショーン・S・カニンガム

脚本:ヴィクター・ミラー

音楽:ハリー・マンフレディーニ




キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)

アリス:エイドリアン・キング(小山茉美)

ビル:ハリー・クロスビー(曽我部和行)

ブレンダ:ローリー・バートラム(高島雅羅)

ネッド:マーク・ネルソン(古川登志夫)

ジャック:ケヴィン・ベーコン(村山明)

マーシー:ジャニーヌ・テイラー(横沢啓子)

アニー:ロビー・モーガン(鵜飼るみ子)

スティーヴ・クリスティ:ピーター・ブローワー(富山敬)

ティアニー:ロン・キャロル(石森達幸)

クレイジー・ラルフ:ウォルト・ゴーニイ(千葉耕市)

トラックの運転手:レックス・エヴァーハート(藤本譲)




パメラ・ボーヒーズ:ベッツィ・パルマー(来宮良子)

ジェイソン・ボーヒーズ:アリ・レーマン







おっさんのネタバレなし感想

『13日の金曜日』の全体的な感想

2作目以降のシリーズとは一線を画するタイプの作品。

観ている人のイマジネーションによって、恐怖を構築・表現していくスタイルのホラー映画でした。

というのも、命を奪うシーンは、それほど表現されていないんですよね。

そのため、観客の想像力を用いて「一体、どんな事があったんだろう??」という種類の恐怖を煽っていく作品でございました。

個人的には、ジェイソンさんが登場して、バッタバッタと若者たちをなぎ倒していくものよりは、この1作目の方が、数倍面白かったです。




『13日の金曜日』の良いところ

雰囲気ホラーでもなく、かといって視覚的ホラーでもない、かなり独特な空気感を醸し出している良作です。

この雰囲気は、すごく良いですね。

テンポも早いし、不気味で、ラストまで、一気に見せるパワーがありました。




殺人をおこなっているのは、人なのか、それとも違うのか。

正体不明な感じが良いですね。

劇中で、ちゃんと、それらのヒントはあるんですが、人の中に何かが入り込んでいる可能性もあるんで、そこを想像しながら映画を楽しめます。

製作陣の解答はちゃんと提示されているんですが、個人的には、観客による様々な解釈ができるんじゃないかな?って感じました。

ラストまで鑑賞して、きっちり答えが出てもなお、個人的には「本当にそうなのかな??」と思ってしまうような、なんか曖昧な感じがありました。




『13日の金曜日』の悪いところ

まず、ジェイソンさんは登場しないので、ジェイソンさんを期待している人は、覚悟してください。

また、スプラッターシーン多くありませんし、そもそもスプラッターといえるほどのシーンではありません。

このあたりを期待しちゃうと、がっかりします。

はっきりと殺人しているシーンも多くありませんからね。

ゴア描写は期待しないでください。

あと、色々と粗さが目立つ脚本ではあります。

細かい設定や描写を気にする人には、オススメできません。




口コミレビューや評価

下記サイトで『13日の金曜日』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com



今回のネタバレなし感想のまとめ

映画としては非常に面白いのですが、割と癖のある映画ですね。

個人的には、すごく好きなんですが、思い切り、映画の趣味を反映してしまう、リトマス試験紙のような作品。

けれど、ホラー映画好きであれば、チェックしてみても、損はありません。

話のネタにもなりますしね。




という事で、ここまでは『13日の金曜日』のネタバレなし感想でした。

ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!




この下にネタバレあり感想を書いております。

本作を鑑賞していらっしゃる方で興味のある方はお読みくださいませ。

まだ本作を観ていないという方は、まずは本作をご覧になってから、ネタバレあり感想をお読み頂けると幸いです。




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ネタバレあり感想

まぁ、信じられないオチでビックリですけどね。

本作を最初に観たのは、すごく小さい時で、ほぼ覚えていませんでした。

伏線も何もない状態で、いきなり登場したオバ様が殺人鬼というオチが壮絶。

今やると、確実に袋叩きにあうと思うくらい、かなりアクロバティックな映画です。




本当の最後、主人公がぼんやりした状態で「ジェイソンはあの湖にいる」とつぶやくところは、彼女が新しい殺人鬼になるのでは?という余韻を残す感じになっていて、良かったです。

犯人はもちろん悪いですけど、息子を亡くしたママンの気持ちもわかるような……なんともいえない切ないものですね。




けど、続編では、もっと斜め上をいく展開。

まさかジェイソンくんが蘇るとは、誰が想像しただろうか?

どういう経緯で、そんな展開になったんだろう??




兎にも角にも、2作目以降とは異なる趣のある『13日の金曜日』は、個人的には、かなり面白い映画でございました。



という事で、『13日の金曜日』のネタバレあり感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさんでした。

それでは、しーゆー!




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