映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2016年1月25日に公開した記事を再編集したものとなっております。




おバカ全開のモンスタースプラッター映画も、ついに終幕となります。

今回は、『フィースト3/最終決戦』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。

本作をまだ鑑賞していない方は、今回のネタバレあり感想をスルーして頂けると幸いです。







シリーズの感想

1作目『The FEAST/ザ・フィースト』







2作目『フィースト2/怪物復活』







ネタバレなし感想





ネタバレあり感想

2作目よりは面白い映画

2作目である、『フィースト2/怪物復活』よりは面白く鑑賞することができました。

しかしながら、記念すべき1作目『The FEAST/ザ・フィースト』には及ばない感じですね。

スプラッター演出や下品な描写が大好きな人にはオススメできますが、普通の映画好きにはオススメできない映画となっております。




二人のヒーロー

1作目では、ヒーローが登場するものの、早々にリタイアしてしまいます。

映画のルールといいますか、お決まりを崩すために、そのような展開になっておりますが、どうにも不完全燃焼感が残ってしまう感じです。




さて、本作では、二人のヒーローが登場します。

この二人は、すぐに退場することはなく、きちんと格好良いシーン……見せ場が用意されております。

言い換えると、見せ場が終わると退場となってしまう訳ですが……。

それでも、1作目のヒーローより、扱いはかなりマシになっていますね。






前半に登場するヒーローは、2作目の良心であった、チビプロレスラーの兄貴の方を車で轢いた、カウボーイ。

「お前たちの面倒はまとめて俺が見てやるぜ!」と漢気あふれる男前。

……だったのですが、シークレットが銃のレクチャーを受けた後、引き金をなぜか引いて撃ち殺してしまいました。

まぁそんな気はしてたけどね!!

バイカー・クイーンの「やっちゃったよ」って顔が、強気だった女性バイカー・クイーンに似合わず、ちょっと可愛い感じ。






さて、もう一人は物語中盤に登場するヒーロー、ジャン=クロード・セガール。

Wikipediaにはジャン=クロード・シーガルって書いてたんですけど、どっちだったのかな?

とにかく登場シーンが派手で格好良く、そちらの場面の印象が強く残っています。




地下経由で安全地帯を目指す一行に襲い掛かる感染者?を突然現れて颯爽と倒す彼。

両手にナイフを装備しているヒーローは、すごく頼もしいですが、先を進もうとする一行にバーテンが「地上からの侵入経路をふさがなければ」と提案します。

ヒーローがマンホールを開けて、そのままだったからですね。

「よっしゃ!」とヒーローがマンホールの蓋で侵入経路をふさごうと……これ、あかんパターンやんけ!!




突然、ビーストが現れて右腕を持っていかれる可哀想なヒーロー。

「うがー!!」

この後、ヒーローはバーテンとともに地下をさまよいますが、途中で左腕もケガをしてしまいます。

バーテンが「腕を治療しよう」と応急処置を提案します。

ライターかなにかで皮膚を焼くのかと思いきや、銃弾の火薬で出血を止めるとの事。

いや、それ、火薬多すぎない?

ヒーローも不安そうに見ているなか、バーテンに問いかける。




「兵隊にいたころに覚えたのか?」

すると、バーテンは答えます。

「いや、ランボー3で




どっかーん!!!!

という事で、あえなく左腕が爆発し、吹き飛びました。




この後、バーテンに連れられてヒーローは満身創痍で逃げ続けますが、もう少しで地上というところで囮になり、バーテンは彼をすぐに見捨てます。

バーテン、2作目までは、人間的にマシな方でしたけど、3作目で見事に外道へとレベルアップしました。




この二人のヒーローのおかげで、敵へ反撃するという小さいながらもドラマ展開ができた点は、2作目より面白くなったことに繋がりましたね。





また車オーナーで部下に奥さんを寝取られてしまったスラッシャーとビーストとのハイブリッドの登場は、心躍ります。

ところどころで自分強いアピールしていますが、最後は生き残った人間みんなで噛みつかれるという、とても情けない最期を遂げてしまいます。

モンスターといえども、活躍しそうなキャラクターは活躍できないというのは、清々しいです。




ちなみに、このハイブリッド、スラッシャーがビーストに掘られて誕生します。

そんな性癖を持ち主の方は、このシーンだけを見てみるという選択肢もあるかもしれない。

ただ私はノーセンキューです。

どうしたら、あんな発想が出てくるんだ??




この期に及んで新キャラクターの登場は、物語のさらなる混乱を招きますが、それを差し引いても、物語がドラマチックになったという点は、良かったです。



暗いシーンが連続する

『フィースト2/怪物復活』とは異なり、本作は地下シーンが圧倒的に多いです。

そのため、全体的に、とても暗い印象の映画です。

一体何がどうなっているのか、わからない事が多い。

特に、終盤の感染者たちとの戦いは、暗いし、不意のフラッシュに目をやられるし、一体何がどうなっているのか、さっぱりわかりません。

予算がないのはわかりますけど、それでも、もう少し見せ方はあるのでは?と思わずにはいられない。

鑑賞していくと、自然とストレスが溜まってしまう、そんな映画です。




好みの分かれるラスト

個人的に、一番最悪だったのは、ラストです。

唐突に、ロボットが登場してくるんですね。

このロボットは、最後まで生き残ったバーテン、シークレット、ライトニングのうち、シークレットとライトニングを踏みつぶし、そのままどこかへ消えてしまいます。

?(´・ω・`)?

目が点になってしまった。

本当にもう、なに、これ状態です。




物語を放棄するにしても、これはないだろうって感じの終わり方でした。

これが、今まで時間を払って観た人間に対する仕打ちなのかって、ちょっとした怒りが込み上げてきました。

このシーンだけで、私は、かなり損したなぁという印象です。




……という私のような感想を抱いている人は珍しいらしく、本作を最後まで鑑賞した人たちは、「ま、いいか。こういう映画だよね、このシリーズ」という肯定的な方が多いようです。



口コミレビューや評価

下記サイトで『フィースト3/最終決戦』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com




今回のネタバレあり感想のまとめ

真面目に観ると、本当に疲れる映画です。

また謎は最後まで謎のまま、解明されません。

ラストにロボットというシリーズ最大の謎を投入するくらいなので、謎の解明は期待しちゃいけませんね。




そんなわけで、2作目を観た人は、まぁ観ても良いかな。

2作目を観ていないけど1作目は観たしなーと思っている人は、無理して鑑賞する必要はないかな?




この映画を楽しめる人は、何があっても笑って許せる開き直った人だと思います。

個人的には謎の解明をして欲しいので、ぜひ『ザ・フィースト4』を製作して欲しいですが、まぁ、難しいでしょうね……。




という事で、今回は『フィースト3/最終決戦』のネタバレあり感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさんでした。

それでは、しーゆー!




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