映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回の記事は、2016年1月24日に公開した記事を再編集したものとなっております。
『The FEAST/ザ・フィースト』の続編となる本作。
本作は前編となっており、3作目である『フィースト3/最終決戦』が後編という、二部構成になっております。
今回は、2作目である『フィースト2/怪物復活』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
ちなみに、1作目はベン・アフレック、マット・デイモンらが設立した映画製作会社、ライブ・プラネットが手掛けていました。
製作総指揮には他にウェス・クレイヴン監督もクレジットされています。
そのため、1作目はZ級映画になりやすいネタを取り扱っているにもかかわらず、絶妙なテイストのB級映画に仕上がっていました。
しかし、本作と3作目に、ベン・アフレック、マット・デイモン、ウェス・クレイヴンらの名前がありません。
この時点で、ちょっと嫌な予感が……。
映画で重要な要素である、監督と脚本家は続投しているので、心配ないだろうと、少しのワクワクを胸に抱きながら鑑賞したのですが……。
製作:2008年アメリカ
日本公開日:2009年6月27日
上映時間:1時間37分(97分)
オススメ度:★☆☆☆☆(一つ星)
年齢制限:R15+
そのバーに、バイカー・クイーンが訪れる。
双子の妹が怪物をおびき寄せるための囮にされたと知った彼女は、生存者たちに復讐すべく、街へと向かう。
しかし、その街は、すでにモンスターの襲撃を受けていた。
ゴーストタウンとなってしまった街では、生存者たちは際限なく増殖するモンスターに対抗しているのだった。
会員の方は、見放題にて鑑賞することができます。
会員の方は、追加料金を支払って鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
本ページの情報は2024年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
脚本:パトリック・メルトン、マーカス・ダンスタン
製作:マイケル・リーヒイ
音楽:スティーヴン・エドワーズ
撮影:ケヴィン・アトキンソン
バイカー・クイーン:ダイアン・ゴールドナー(唐沢潤)
バーテン:クルー・ギャラガー(佐々木梅治)
シークレット:ハンナ・パットナム(恒松あゆみ)
グレッグ:トム・ギャラガー(大川透)
スラッシャー:カール・アンソニー・ペイン(高木渉)
サンダー:マーティン・クレバ(後藤哲夫)
ホボ:ウィリアム・プラエル(田中正彦)
ライトニング:フアン・ロンゴリア・ガルシア
1作目で他の生存者を裏切ったハニー・パイが再び登場して、四苦八苦するところ。
はっきり言って、良いところは、この2点ですかね。
1作目と脚本家が異なるならまだしも、同じ脚本家でこれはない。
本作は主人公であるバイカー・クイーンがバーを訪れるところから始まります。
バイカー・クイーンは前作で登場したハーレー・ママの双子の姉妹という設定で、前作でも出演していたダイアン・ゴールドナーが演じています。
バイカー・クイーンは店の前で妹の手首を加えている犬を発見、さらに隠れていたクルー・ギャラガー演じるバーテンから事情を聞きだします。
死んだと思っていたバーテンが生きているのにもビックリしましたけど、ハーレー・ママがどうやって死んだのかをバイカー・クイーンに話します。
でも、ちょっと待ってください。
バーテンさんは、ハーレー・ママが生きていたのに、囮にして爆破されたって知らないような?
マヌケのせいにするにしても、ハーレー・ママを見殺しにした事は知らないから、バイカー・クイーンに伝える事ができないはず……。
1作目の爆破シーンを挿入しているものだから、バーテンが知りえない情報を観客に見せる事により、バイカー・クイーンにもそれを伝えたと錯覚してしまう。
このあたりが観客の混乱を招く。
一体どうしてこんな脚本になったのか。残念です。
また、本作は次回作とセットでひとつの映画で、本作はいわば前編です。
そのため、テンポの良かった前作に比べると、すごく間延びしていて退屈な作品となっています。
ビーストが登場したら、ビルに立てこもるという図式は変わらないし、次回作もあるから死者もあまり出ない。
街はバイカー・クイーンが訪れた時には、すでに全滅しているので、阿鼻叫喚の地獄絵図も期待できません。
バーから街という舞台がスケールアップしたにも関わらず、やってる事は前作と変わらないし、前作よりのんびりしているから、起伏のない物語に嫌気がさします。
ホラー映画のお約束をひっくり返し続けた前作とは異なり、本作は普通にホラー映画なので、何のアイデアもないし、本当につまらない映画になってしまいました。
獲物である人間がほとんどいないため、スプラッターシーンも期待できないし、主人公たちは次回作のために生き残るっぽいし、監督と脚本家が同じでも、こうも面白くなく仕上げる事ができるんだと、半ば感心しました。
Filmarks
映画.com
Movie Walker
しかも、どうして二部作にしたのか、その必要性を感じないストーリー構成に、無駄にパワーアップしているグロと下品さ。
グロと下品を求めている人にはオススメできますが、『The FEAST/ザ・フィースト』の続編として鑑賞すると、ガッカリしてしまうので、鑑賞する時は、ご注意ください。
という事で、今回は『フィースト2/怪物復活』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
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今回の記事は、2016年1月24日に公開した記事を再編集したものとなっております。
『The FEAST/ザ・フィースト』の続編となる本作。
本作は前編となっており、3作目である『フィースト3/最終決戦』が後編という、二部構成になっております。
今回は、2作目である『フィースト2/怪物復活』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。
ちなみに、1作目はベン・アフレック、マット・デイモンらが設立した映画製作会社、ライブ・プラネットが手掛けていました。
製作総指揮には他にウェス・クレイヴン監督もクレジットされています。
そのため、1作目はZ級映画になりやすいネタを取り扱っているにもかかわらず、絶妙なテイストのB級映画に仕上がっていました。
しかし、本作と3作目に、ベン・アフレック、マット・デイモン、ウェス・クレイヴンらの名前がありません。
この時点で、ちょっと嫌な予感が……。
映画で重要な要素である、監督と脚本家は続投しているので、心配ないだろうと、少しのワクワクを胸に抱きながら鑑賞したのですが……。
『フィースト2/怪物復活』について
原題:『FEAST II: SLOPPY SECONDS』製作:2008年アメリカ
日本公開日:2009年6月27日
上映時間:1時間37分(97分)
オススメ度:★☆☆☆☆(一つ星)
年齢制限:R15+
予告編動画
簡単なあらすじ
謎のモンスターと人間が死闘を繰り広げたテキサスの荒野で経営されていたバー。そのバーに、バイカー・クイーンが訪れる。
双子の妹が怪物をおびき寄せるための囮にされたと知った彼女は、生存者たちに復讐すべく、街へと向かう。
しかし、その街は、すでにモンスターの襲撃を受けていた。
ゴーストタウンとなってしまった街では、生存者たちは際限なく増殖するモンスターに対抗しているのだった。
本作を視聴できる動画配信サービス
U-NEXT『フィースト2/怪物復活』会員の方は、見放題にて鑑賞することができます。
会員の方は、追加料金を支払って鑑賞することができます。
配信期限がありますので、視聴の際は注意してください。
本ページの情報は2024年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
スタッフ
監督:ジョン・ギャラガー脚本:パトリック・メルトン、マーカス・ダンスタン
製作:マイケル・リーヒイ
音楽:スティーヴン・エドワーズ
撮影:ケヴィン・アトキンソン
キャラクター:キャスト(日本語吹き替え版声優)
ハニー・パイ:ジェニー・ウェイド(小林さやか)バイカー・クイーン:ダイアン・ゴールドナー(唐沢潤)
バーテン:クルー・ギャラガー(佐々木梅治)
シークレット:ハンナ・パットナム(恒松あゆみ)
グレッグ:トム・ギャラガー(大川透)
スラッシャー:カール・アンソニー・ペイン(高木渉)
サンダー:マーティン・クレバ(後藤哲夫)
ホボ:ウィリアム・プラエル(田中正彦)
ライトニング:フアン・ロンゴリア・ガルシア
おっさんのネタバレなし感想
本作の良いところ
前作とは異なり、昼間にモンスターたち、ビーストが登場するので、前作では、はっきりと観る事ができなかったビーストの造形を見る事ができる事。1作目で他の生存者を裏切ったハニー・パイが再び登場して、四苦八苦するところ。
はっきり言って、良いところは、この2点ですかね。
本作の悪いところ
一番悪いのは、前作との整合性がとれていない事。1作目と脚本家が異なるならまだしも、同じ脚本家でこれはない。
本作は主人公であるバイカー・クイーンがバーを訪れるところから始まります。
バイカー・クイーンは前作で登場したハーレー・ママの双子の姉妹という設定で、前作でも出演していたダイアン・ゴールドナーが演じています。
バイカー・クイーンは店の前で妹の手首を加えている犬を発見、さらに隠れていたクルー・ギャラガー演じるバーテンから事情を聞きだします。
死んだと思っていたバーテンが生きているのにもビックリしましたけど、ハーレー・ママがどうやって死んだのかをバイカー・クイーンに話します。
でも、ちょっと待ってください。
バーテンさんは、ハーレー・ママが生きていたのに、囮にして爆破されたって知らないような?
マヌケのせいにするにしても、ハーレー・ママを見殺しにした事は知らないから、バイカー・クイーンに伝える事ができないはず……。
1作目の爆破シーンを挿入しているものだから、バーテンが知りえない情報を観客に見せる事により、バイカー・クイーンにもそれを伝えたと錯覚してしまう。
このあたりが観客の混乱を招く。
一体どうしてこんな脚本になったのか。残念です。
また、本作は次回作とセットでひとつの映画で、本作はいわば前編です。
そのため、テンポの良かった前作に比べると、すごく間延びしていて退屈な作品となっています。
ビーストが登場したら、ビルに立てこもるという図式は変わらないし、次回作もあるから死者もあまり出ない。
街はバイカー・クイーンが訪れた時には、すでに全滅しているので、阿鼻叫喚の地獄絵図も期待できません。
バーから街という舞台がスケールアップしたにも関わらず、やってる事は前作と変わらないし、前作よりのんびりしているから、起伏のない物語に嫌気がさします。
ホラー映画のお約束をひっくり返し続けた前作とは異なり、本作は普通にホラー映画なので、何のアイデアもないし、本当につまらない映画になってしまいました。
獲物である人間がほとんどいないため、スプラッターシーンも期待できないし、主人公たちは次回作のために生き残るっぽいし、監督と脚本家が同じでも、こうも面白くなく仕上げる事ができるんだと、半ば感心しました。
シリーズの感想
1作目『The FEAST/ザ・フィースト』
3作目『フィースト3/最終決戦』
口コミレビューや評価
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映画.com
Movie Walker
今回のネタバレなし感想のまとめ
グロと下品さが過剰だったけど、脚本のうまさで、そのあたりをカバーしてB級映画に仕上げた前作に比べると、完全にZ級映画になってしまった本作。しかも、どうして二部作にしたのか、その必要性を感じないストーリー構成に、無駄にパワーアップしているグロと下品さ。
グロと下品を求めている人にはオススメできますが、『The FEAST/ザ・フィースト』の続編として鑑賞すると、ガッカリしてしまうので、鑑賞する時は、ご注意ください。
という事で、今回は『フィースト2/怪物復活』のネタバレなし感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさん999でした。
それでは、しーゆー!
ネタバレあり感想
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