映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回の記事は、2016年1月23日に公開した記事を再編集したものとなっております。
今回は、モンスターパニックであり、スプラッター映画という側面もある作品『The FEAST/ザ・フィースト』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
日本人でも笑えるシーンもあれば、アメリカ人でないと笑いのツボがわからない場面もあります。
そんな映画ですけれど、主人公は男性ではなく、女性だと、私は思います。
一般的に、ホラー映画では女性が主人公である事が多いです。
本作は、ホラー映画のお約束を徹底的に破壊することを第一に考えているので、一見すると、この映画では主人公が男性かも?と思わせる演出や展開はあるものの、早々に主人公を女性に切り替えて、ストーリーが進行していきます。
本作の女性キャラクターは、か弱い人物も、もちろんいるのですが、男性よりも積極的に状況を打開しようと奮闘する、強い女性として描かれております。
前半と後半で、主人公は交代してしまうものの、一貫して、不甲斐ない男性陣を引っ張る女性キャラクターという構図を守っています。
強い女性が主人公という設定は、ちらほら見かけるけれど、やっぱりちょっと新鮮に映ります。
DVDジャケットがとても上手で、ミスリードになっている点が良いですね。
映画本編を鑑賞するとわかるんですが、DVDジャケットを一見すると、女性がモンスターに襲われているように見えます。
しかし、実は女性がモンスターを圧倒しているシーンなんですね。
映画を最後まで観て、改めてDVDジャケットを見た時、「これは上手だなー」と唸ってしまいました。
そこで、個人的に印象に残っているシーンを挙げてみます
・ヒーローが登場後、すぐに退場。
バーテンダーが「お前はだれだ?」と尋ねた後、窓で様子を伺いながら酒を飲んでいた男は店内を見まわして「お前たちの救世主だ」とクールに決めた直後、頭部だけモンスターに持っていかれます。
私は字幕ではなく吹き替えで鑑賞したので、字幕とセリフのニュアンスが違うと思いますが、意味合い的には同じです。
日本版予告編でも、このシーンを見ることができたので、当時はかなり気になっていたんですよね。
反射的に「お前が最初にやられるのかよっ!」って突っ込んでしまいました。
・子供が食べられる
『AVP2 エイリアンズVSプレデター』について書かれた感想で、「子供のお腹からエイリアンが出てくるのは、アメリカ的にはNGなのに、よくやったな」とありました。
アメリカでは、子供が明確にデッドするシーンを避けているようです。
そのため、ホラー映画のルールでは、基本的に幼い子供は例外的に助かる事も多いのですが、この映画では前半でパックンチョされます。
しかも母親が抱きしめている最中にです。
これには驚きました。
無茶苦茶やで!
ちなみに、これは伏線になっているようで、この後のヒロイン交代劇につながります。
・自分の子供も食べる
主人公たちは店内に侵入したチャイルド・ビーストを倒して、コーチというキャラクターの提案でチャイルド・ビーストの死体をモンスターに見せて、ビビらせようという作戦にでます。
動かないチャイルド・ビーストを棒に刺してバーの外に出すと、パパ&ママ・ビーストがチャイルドを棒からはずして、チャイルドの様子を伺います。
そして生命活動を停止していると判断するや否や、チャイルドを食べてしまう。
「えぇ~」と声をあげてしまう観客をよそに、さらに信じられない光景が画面に映し出されます。
なんとパパ&ママ・ビーストがS○X!
もう阿呆か!!
・モンスターの男性器が登場
そんなわけで、モンスターの男性器も登場します。
そんなもの、見たくないのですが……。
・モンスターはとりあえず吐く
よくわからないのですが、獲物から思わぬ反撃を喰らうと、カウンターで吐しゃ物を相手にかけるのが、このモンスターの特徴みたいです。
本当に気持ち悪い。
吐しゃ物と書いてますが、どうも胃液みたいです。
吐しゃ物をもろ浴びたキャラクターが、どんどん溶けていく様子は、意外と怖いですね
Filmarks
映画.com
Movie Walker
アメリカでもヒットしたんでしょうね、『フィースト2/怪物復活』『フィースト3/最終決戦』という続編が製作されております。
グロいし下品だし、バカバカしい映画ではありますが、グロと下品に耐性があってB級映画が好きなら楽しめると思います。
ちなみにモンスターの正体は明かされません。
とにかくデッドオアアライブな状況で、どのように生きるかを重点を置いた映画です。
そのためモンスターの正体や存在理由を明確にして欲しい願望のある方は、楽しむどころか、ストレスが溜まってしまうかも。
過剰なまでのグロと下品さが長所であり、短所でもある本作。
観る人を選ぶ映画ではありますが、面白い映画を作りたいという情熱は、ひしひしと伝わってくる映画です。
という事で、今回は『The FEAST/ザ・フィースト』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
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今回の記事は、2016年1月23日に公開した記事を再編集したものとなっております。
今回は、モンスターパニックであり、スプラッター映画という側面もある作品『The FEAST/ザ・フィースト』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
ネタバレなし感想
ネタバレあり感想
『The FEAST/ザ・フィースト』の特徴
この映画、従来のモンスターホラーのように緊張感がありながらも、セリフにユーモアもある、ホラーコメディ映画です。日本人でも笑えるシーンもあれば、アメリカ人でないと笑いのツボがわからない場面もあります。
そんな映画ですけれど、主人公は男性ではなく、女性だと、私は思います。
一般的に、ホラー映画では女性が主人公である事が多いです。
本作は、ホラー映画のお約束を徹底的に破壊することを第一に考えているので、一見すると、この映画では主人公が男性かも?と思わせる演出や展開はあるものの、早々に主人公を女性に切り替えて、ストーリーが進行していきます。
本作の女性キャラクターは、か弱い人物も、もちろんいるのですが、男性よりも積極的に状況を打開しようと奮闘する、強い女性として描かれております。
前半と後半で、主人公は交代してしまうものの、一貫して、不甲斐ない男性陣を引っ張る女性キャラクターという構図を守っています。
強い女性が主人公という設定は、ちらほら見かけるけれど、やっぱりちょっと新鮮に映ります。
DVDジャケットがとても上手で、ミスリードになっている点が良いですね。
映画本編を鑑賞するとわかるんですが、DVDジャケットを一見すると、女性がモンスターに襲われているように見えます。
しかし、実は女性がモンスターを圧倒しているシーンなんですね。
映画を最後まで観て、改めてDVDジャケットを見た時、「これは上手だなー」と唸ってしまいました。
お約束が通じないホラー映画
とにかくグロくて、下品なこの映画。さらにホラー映画の定石が通じない作品です。そこで、個人的に印象に残っているシーンを挙げてみます
・ヒーローが登場後、すぐに退場。
バーテンダーが「お前はだれだ?」と尋ねた後、窓で様子を伺いながら酒を飲んでいた男は店内を見まわして「お前たちの救世主だ」とクールに決めた直後、頭部だけモンスターに持っていかれます。
私は字幕ではなく吹き替えで鑑賞したので、字幕とセリフのニュアンスが違うと思いますが、意味合い的には同じです。
日本版予告編でも、このシーンを見ることができたので、当時はかなり気になっていたんですよね。
反射的に「お前が最初にやられるのかよっ!」って突っ込んでしまいました。
・子供が食べられる
『AVP2 エイリアンズVSプレデター』について書かれた感想で、「子供のお腹からエイリアンが出てくるのは、アメリカ的にはNGなのに、よくやったな」とありました。
アメリカでは、子供が明確にデッドするシーンを避けているようです。
そのため、ホラー映画のルールでは、基本的に幼い子供は例外的に助かる事も多いのですが、この映画では前半でパックンチョされます。
しかも母親が抱きしめている最中にです。
これには驚きました。
無茶苦茶やで!
ちなみに、これは伏線になっているようで、この後のヒロイン交代劇につながります。
・自分の子供も食べる
主人公たちは店内に侵入したチャイルド・ビーストを倒して、コーチというキャラクターの提案でチャイルド・ビーストの死体をモンスターに見せて、ビビらせようという作戦にでます。
動かないチャイルド・ビーストを棒に刺してバーの外に出すと、パパ&ママ・ビーストがチャイルドを棒からはずして、チャイルドの様子を伺います。
そして生命活動を停止していると判断するや否や、チャイルドを食べてしまう。
「えぇ~」と声をあげてしまう観客をよそに、さらに信じられない光景が画面に映し出されます。
なんとパパ&ママ・ビーストがS○X!
もう阿呆か!!
・モンスターの男性器が登場
そんなわけで、モンスターの男性器も登場します。
そんなもの、見たくないのですが……。
・モンスターはとりあえず吐く
よくわからないのですが、獲物から思わぬ反撃を喰らうと、カウンターで吐しゃ物を相手にかけるのが、このモンスターの特徴みたいです。
本当に気持ち悪い。
吐しゃ物と書いてますが、どうも胃液みたいです。
吐しゃ物をもろ浴びたキャラクターが、どんどん溶けていく様子は、意外と怖いですね
シリーズの感想
2作目『フィースト2/怪物復活』
3作目『フィースト3/最終決戦』
口コミレビューや評価
下記サイトで『The FEAST/ザ・フィースト』レビューや評価をチェック!Filmarks
映画.com
Movie Walker
今回のネタバレあり感想のまとめ
この映画はB級映画の中でも面白い作品です。アメリカでもヒットしたんでしょうね、『フィースト2/怪物復活』『フィースト3/最終決戦』という続編が製作されております。
グロいし下品だし、バカバカしい映画ではありますが、グロと下品に耐性があってB級映画が好きなら楽しめると思います。
ちなみにモンスターの正体は明かされません。
とにかくデッドオアアライブな状況で、どのように生きるかを重点を置いた映画です。
そのためモンスターの正体や存在理由を明確にして欲しい願望のある方は、楽しむどころか、ストレスが溜まってしまうかも。
過剰なまでのグロと下品さが長所であり、短所でもある本作。
観る人を選ぶ映画ではありますが、面白い映画を作りたいという情熱は、ひしひしと伝わってくる映画です。
という事で、今回は『The FEAST/ザ・フィースト』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
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