映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2016年4月12日に公開した記事を再編集したものとなっております。




まだ高校生の頃に、レンタルスタート当日に大阪の天王寺にあるTSUTAYAで、高校の帰りにレンタルしたことを、今でも覚えている映画『イグジステンズ』。

当時は、すごく期待していたため、割りと普通の作品だったので「あれ?」と拍子抜けしてしまったのは、良い思い出です。




改めて、2016年4月にTSUTAYA DISCASでレンタルしてみて、再度、鑑賞してみました。

そんなわけで、今回は『イグジステンズ』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。

ちなみに『イグジステンズ』です。「イグジステンス」ではないので、お間違えなきよう。

綴りは『eXistenZ』。




『イグジステンズ』について

原題:『eXistenZ』

製作:1999年カナダ、イギリス

日本公開日:2000年4月29日

上映時間:1時間37分(97分)

オススメ度:★★★★☆(四つ星!)




『イグジステンズ』の概要

『スキャナーズ』『ビデオドローム』『ザ・フライ』『裸のランチ』など、カルト的な人気を誇る映画を発表し続けるクリエイター、デヴィッド・クローネンバーグ監督が1999年に発表した作品です。

この映画では脚本も兼ねていて、クローネンバーグ監督のオリジナル脚本となっています。

公開当時は興行収入的に失敗してしまった『ビデオドローム』とほぼ同じ題材を扱いながらも、よりわかりやすいストーリー展開になっています。

主演はジュード・ロウ。

共演はジェニファー・ジェイソン・リー。

その他のキャストは、非常に有名な俳優が数多く出演している、とても豪華な作品になっています。




予告編動画





簡単なあらすじ

背中から始めて、脳でイク。



脊髄に生体ケーブルを直結させてプレイする、ヴァーチャル・リアリティ・ゲームが主流になっている世界。

ある日、とある教会にて、新作ゲーム『イグジステンズ』の発表イベントが行われていた。

一般参加者が、天才ゲームデザイナーのアレグラ・ゲラーと体験できるという貴重なイベント。

イベントがスタートし、ゲームが開始した直後、遅れて会場にやってきた青年が、隠し持っていた銃と思われる物で、アレグラとゲーム責任者が撃たれてしまう。

警備員としてイベント会場にいたテッド・パイクルは、負傷してしまったアレグラを連れて、協会を後にする。




アレグラは、襲撃されたときに、傷がついてしまった「オリジナル原本のゲームポッド」が正常かどうか、確認するために、『イグジステンズ』をスタートさせる。

それに付き合う形でテッドも、『イグジステンズ』を体験することになるのだが……。




本作を視聴できる動画配信サービス

2023年11月時点で、『イグジステンズ』を配信しているVODサービスを見つけることができませんでした。



スタッフ

監督・脚本:デビッド・クローネンバーグ

撮影:ピーター・サスキツキー

音楽:ハワード・ショア

ヴィジュアル・エフェクト・スーパーバイザー:ジム・イサック




キャラクター:キャスト(日本語吹き替え声優)

テッド・パイクル/ラリー・アーシェン:ジュード・ロウ(三木眞一郎)

アレグラ・ゲラー/バーブ・ブレッケン:ジェニファー・ジェイソン・リー(小林優子)

キリ・ビヌカー:イアン・ホルム(西村知道)

メルル:サラ・ポーリー(浅野るり)

ガス:ウィレム・デフォー(上田敏也)

ノエル・ディクター:クリス・レムシュ(山岸功)

ウィトルド・レヴィ:クリストファー・エクルストン(石田圭祐)

ヒューゴ・カーロー:カラム・キース・レニー(桐本琢也)

イェフゲニー・ノリッシュ:ドン・マッケラー(二又一成)

ダルシー・ネイダー:ロバート・A・シルヴァーマン(水野龍司)

中国人のウェイター:オスカー・スー(岩崎ひろし)







おっさんのネタバレなし感想

『イグジステンズ』の全体的な感想

高校生の時は、なんかがっかりしてしまったのですが、改めて見返すと、いやぁ、面白かったですよ。

上映時間が100分以内とちょっと短いため、駆け足という印象は否めないのですが、しっかりクローネンバーグ監督の世界観を堪能する事ができるSF映画に仕上がっています。




また、デヴィッド・クローネンバーグ監督の代表作であるカルト映画『ビデオドローム』と題材は同じなのですが、テレビゲームに置き換えて、わかりやすい作品に変換しています。

『ビデオドローム』は、解説が必要なくらい意味がわからない難解な映画でした。

本作も難解な部分はありますが、自分なりの解釈が立てやすく、良い感じにお手軽にクローネンバーグ監督映画の雰囲気を楽しめる様になっています。




『イグジステンズ』の良いところ

手垢まみれの題材であるバーチャルリアリティーを扱っている『イグジステンズ』ですが、デヴィッド・クローネンバーグ監督によると、摩訶不思議な世界観になるのが不思議です。

他のバーチャルリアリティーを扱う作品とは一線を画すデザインなんですよね。

まず、ゲーム機本体であるところのゲームポッドが気持ち悪い。

肌色のぶよぶよしたものを、ヒロインであるアレグラ・ゲラーが愛おしそうに撫でるシーンは、なんとも言えない不気味な場面です。

生体機械といいますか、これを扱わせたら、天下一品ですね、クローネンバーグ監督は。

ハマると、このおぞましい世界から抜け出せなくなるというクローネンバーグ映画の魅力が、本作でも存分に発揮されています。




また、物語展開は単純で、現実世界なのか、それともゲーム世界なのか、だんだんわからなくなっていくというシンプルなものです。

ストーリーはわかりやすいので、物語に邪魔されることなく、映画に没頭することができるのが良いです。

デヴィッド・クローネンバーグ監督の作品に触れた事のない方は、この『イグジステンズ』から入ると、良いかもしれません。




『イグジステンズ』の悪いところ

デヴィッド・クローネンバーグ監督の映画ということで、グロテスクです。

これを許容できるか否かで、本作に限らず、クローネンバーグ監督作品の評価が分かれてしまうのが、悪いところでしょうか。

この部分を受け入れる事ができれば、クローネンバーグの描く世界観にハマってしまい、中毒になってしまいます。




また、このグロテスクな部分というのは、セクシャルなところに通じるものがあります。

これは『ビデオドローム』などでもデザインされているので、監督の永遠のテーマなんだと思います。

この部分も受けれることができるかどうかで、作品への感想が変わってしまうところですね。




ストーリーが中途半端かなぁと感じるのは、おそらく、もう少しこの世界観に浸っていたいという願望の表れかな?

97分という上映時間で、これからだ!って盛り上がったところで、映画が終わってしまう所が残念です。




口コミレビューや評価

下記サイトで『イグジステンズ』レビューや評価をチェック!

Filmarks

Movie Walker

allcinema



今回のネタバレなし感想のまとめ

ということで、今回は玄人向けのB級SF映画『イグジステンズ』の感想を書いてみました。いかがでしたでしょうか?

他のデヴィッド・クローネンバーグ監督作品に比べると、鑑賞しやすい映画になっている反面、他の作品のようにカルト的な人気がないように思う『イグジステンズ』。

まぁ、それだけ多くの人から受け入れられたって事かな?




DVDとブルーレイが絶賛発売中なので、そのうちBlu-rayを購入しようと思います。

個人的には『鉄男』シリーズと同じで、不思議な吸引力のある映画。

万人受けしない映画で、好きな人は好きっていう作品です。

変わった映画を探している人は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?




という事で、今回は『イグジステンズ』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!




ネタバレあり感想





DVD・Blu-ray





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