少女は人類にとっての希望か絶望か。
今回ご紹介する映画:『ディストピア パンドラの少女』
原題:『THE GIRL WITH ALL THE GIFTS』
製作:2016年イギリス、アメリカ
日本公開日:2017年7月1日
上映時間:1時間51分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
予告編動画
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『ディストピア パンドラの少女』は、タイトルを見ただけで鑑賞を決めた映画です。そのため、一体どんな映画なのか、全くわからないまま、映画館で鑑賞してみました。
それほど期待しておらず、そんな有名作品でもないので、映画館へ足を運ぶような人が他にいるのかしら?って思っていたのですが、8時40分スタートの回なのに、人がちらほらいらっしゃいました。平日なのに、わたしのような映画好きな方々がいらっしゃって嬉しい気持ちがこみ上げてきました。
という事で、今回は『『ディストピア パンドラの少女』の感想を書いていくんだぜ?
原作・脚本:M・R・ケアリー
製作:カミール・ゲイティン、アンガス・ラモント
製作総指揮:リジー・フランク、ベン・ロバーツ、リチャード・ホームズ、クリストファー・モル、ウィル・クラーク、アンディ・メイソン、マイク・ルナゴール
撮影:サイモン・デニス
プロダクションデザイン:クリスチャン・ミルステッド
作曲:クリストバル・タピア・デ・ビール
編集:マシュー・キャニングス
ヘアメイク・装具デザイン:ナディア・ステイシー
衣装デザイン:ライザ・ブレイシー
キャスティング:コリン・ジョーンズ
VFX スーパーバイザー:セバスチャン・バーカー
出演者
ヘレン・ジャスティノー:ジェマ・アータートン
エディ・パークス軍曹:パディ・コンシダイン
キャロライン・コールドウェル博士:グレン・クローズ
メラニー:セニア・ナニュア
ジーン・セルカーク博士:アナマリア・マリンカ
キーラン・ギャラガー一等兵:フィサヨ ・アキナデ
ディロン:アンソニー・ウェルシュ
デヴァーニ:ドミニク・ティッパー

いろんな方の感想を読んでいると、派手な映画やわかりやすい映画が好きな人には不評で、様々なジャンルの作品を鑑賞している映画好きには概ね好評なようです。かなり変わった作風と構成になっているし、派手なシーンはあまりなく、映画の世界に引き込まれないと、ラストまで鑑賞できない作品でございますな。
風変わりな映画が好きな方にはオススメできますが、一般的な映画が好みですって方には、ちょっとむずかしい感じの作品です。
「こりゃ、一体なんなんだ??」
子どもたちが数人、車椅子に縛られて謎の授業を受けているのですが、どうやら一般的な子どもではない様子。軍人たちは明らかに子どもたちに恐怖を抱いている。どういう映画なのか?
頭の中のハテナはやがて欲求不満となり、ちょうどイライラし始めるところから、ストーリーが動き出します。主人公であるメラリーが隔離された場所から地上へ移動した時、初めて、この映画の世界観が端的に描写されます。それはもうわかりやすいくらいに。この構成はあまり見かけないものではありますが、わたしはこの構成に、完全にやられました。イライラし始めた時に世界情勢を見せつけられ、頭の中のハテナは消え去ったのですが、今度は「どういう風に転がすのだろう」って。こうなったら、完全にこの映画の思うツボで、ラストまで一気に楽しみながら鑑賞する事ができました。
ダルダルになるような現状説明のシーンもないし、変に理屈をつけるような事もなし。ただ現状を生きるだけという映画なので、一見すると面白みに欠ける、と感じる方が多いと思います。しかし、本作には様々な強烈なメッセージが散りばめられている良作です。できれば、色んな方々に見ていただきたい。そんな不思議な爽快感のある映画でございました。
それと音楽が独特でした。すごい好きな感じのもので、最近だと『メッセージ』の音楽に、ちょっと似ていたですな。もしサントラがあるのなら欲しい。
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↓ここからネタバレあり。注意!↓
メラニーは自分が人類のために犠牲になる事に疑問を感じ、自分のような第二世代も外の世界には多く存在することを知りました。そんなメラニーはラストで菌を世界中にばらまく事で、地球の支配者を入れ替えてしまったんですね。さらに、メラニーは、自分が統率するのではなく、第二世代を集めて、唯一の生存者であり人間である先生の授業を受けさせます。この終わり方は、今までのゾンビ映画では見られないものでございまして、けれど、決して悪くはないラストです。個人的にはアリですな。
このラストに対して「意味不明」「つまらない」という感想を書かれている人がいらっしゃるのですが、そういう方は、マイノリティーとマジョリティーの入れ替わりに考えが及ばなかったのかもしれませんね。
YAHOO!JAPAN映画『ディストピア パンドラの少女』
今回ご紹介する映画:『ディストピア パンドラの少女』
原題:『THE GIRL WITH ALL THE GIFTS』
製作:2016年イギリス、アメリカ
日本公開日:2017年7月1日
上映時間:1時間51分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
予告編動画
『ディストピア パンドラの少女』のあらすじ
ある施設に隔離されている子供たち。子供たちは車椅子に縛られた状態で授業を受けさせられていた。好奇心が逞しい少女メラニーは、ある日、クラスには連れて行かれず、地上へ向かう。地上は銃撃や兵士たちが走り回っていた。やがてメラニーの目に映ったのは、世界が終わる一歩手前の状態の阿鼻叫喚の景色だった。スポンサーリンク
『ディストピア パンドラの少女』は、タイトルを見ただけで鑑賞を決めた映画です。そのため、一体どんな映画なのか、全くわからないまま、映画館で鑑賞してみました。
それほど期待しておらず、そんな有名作品でもないので、映画館へ足を運ぶような人が他にいるのかしら?って思っていたのですが、8時40分スタートの回なのに、人がちらほらいらっしゃいました。平日なのに、わたしのような映画好きな方々がいらっしゃって嬉しい気持ちがこみ上げてきました。
という事で、今回は『『ディストピア パンドラの少女』の感想を書いていくんだぜ?
今回利用した映画館
なんばパークスシネマ『ディストピア パンドラの少女』のスタッフとキャスト
監督:コーム・マッカーシー原作・脚本:M・R・ケアリー
製作:カミール・ゲイティン、アンガス・ラモント
製作総指揮:リジー・フランク、ベン・ロバーツ、リチャード・ホームズ、クリストファー・モル、ウィル・クラーク、アンディ・メイソン、マイク・ルナゴール
撮影:サイモン・デニス
プロダクションデザイン:クリスチャン・ミルステッド
作曲:クリストバル・タピア・デ・ビール
編集:マシュー・キャニングス
ヘアメイク・装具デザイン:ナディア・ステイシー
衣装デザイン:ライザ・ブレイシー
キャスティング:コリン・ジョーンズ
VFX スーパーバイザー:セバスチャン・バーカー
出演者
ヘレン・ジャスティノー:ジェマ・アータートン
エディ・パークス軍曹:パディ・コンシダイン
キャロライン・コールドウェル博士:グレン・クローズ
メラニー:セニア・ナニュア
ジーン・セルカーク博士:アナマリア・マリンカ
キーラン・ギャラガー一等兵:フィサヨ ・アキナデ
ディロン:アンソニー・ウェルシュ
デヴァーニ:ドミニク・ティッパー

『ディストピア パンドラの少女』の感想
いやぁ、わたし、かなり好きな映画でございます。という事はですね、好き嫌いがはっきり分かれてしまう映画という事で。なかなか風変わりな映画です。いろんな方の感想を読んでいると、派手な映画やわかりやすい映画が好きな人には不評で、様々なジャンルの作品を鑑賞している映画好きには概ね好評なようです。かなり変わった作風と構成になっているし、派手なシーンはあまりなく、映画の世界に引き込まれないと、ラストまで鑑賞できない作品でございますな。
風変わりな映画が好きな方にはオススメできますが、一般的な映画が好みですって方には、ちょっとむずかしい感じの作品です。
『ディストピア パンドラの少女』の良いところ
序盤と中盤以降の展開が秀逸
さて、本作の予告編とか観ないで劇場へ出向いたわたくし。映画が始まってから、かなり困惑しました。というのも、映画が始まってから30分くらいでしょうか、とにかく意味不明なのでございます。「こりゃ、一体なんなんだ??」
子どもたちが数人、車椅子に縛られて謎の授業を受けているのですが、どうやら一般的な子どもではない様子。軍人たちは明らかに子どもたちに恐怖を抱いている。どういう映画なのか?
頭の中のハテナはやがて欲求不満となり、ちょうどイライラし始めるところから、ストーリーが動き出します。主人公であるメラリーが隔離された場所から地上へ移動した時、初めて、この映画の世界観が端的に描写されます。それはもうわかりやすいくらいに。この構成はあまり見かけないものではありますが、わたしはこの構成に、完全にやられました。イライラし始めた時に世界情勢を見せつけられ、頭の中のハテナは消え去ったのですが、今度は「どういう風に転がすのだろう」って。こうなったら、完全にこの映画の思うツボで、ラストまで一気に楽しみながら鑑賞する事ができました。
普通のジャンル映画ではない
予告編や本作関連のニュースを見ていると、ゾンビ映画として紹介されておりますが、通常のゾンビ映画ではないですね。ゾンビ映画って、どちらかというと文明の崩壊や社会批判が込められている訳ですが、本作は違う方向へ物語を動かします。この転換を許容できるかどうかが本作の肝でございますな。ゾンビ映画大好きですけど、本作はゾンビ映画か?って尋ねられると、おそらく「ノー」と答えるでしょうね。パンデミックものであり、人肉を食らう<ハングリー>が登場しますが、ゾンビ映画の皮を纏った人間ドラマのような感じがしました。ちゃんとラストが存在する
ゾンビ映画って、その映画の性質上、結末が存在しない、もしくは投げっぱなし的なオチで幕を締める事が多い訳ですが、本作はちゃんとオチがあります。このラストは個人的には素晴らしい。と同時に色んな事を考えさせられるラストでございます。心に残る、そして美しいラストシーン。とても印象的な終わり方でした。『ディストピア パンドラの少女』の悪いところ
ゾンビ映画ではない
一般的なゾンビ映画を期待すると、完全にがっかりしてしまいます。感想でボロクソに書いている方の内容を見ていると、あくまで本作をゾンビ映画として観た時の感想なんですよね。一方でゾンビ映画としてではなく、終末映画として感想を書いている人は、わたしと似たような印象をお持ちのようです。という事で、ゾンビ映画として本作を鑑賞しようとすると失敗しますので、そのあたりは純粋に映画を楽しむという姿勢で、本作を鑑賞してみてください。ゾンビ映画特有のグロテスク描写もそれほどないし、生きている人が怖いというような事もありません。『ディストピア パンドラの少女』のまとめ
うん、この映画、面白いね。ダルダルになるような現状説明のシーンもないし、変に理屈をつけるような事もなし。ただ現状を生きるだけという映画なので、一見すると面白みに欠ける、と感じる方が多いと思います。しかし、本作には様々な強烈なメッセージが散りばめられている良作です。できれば、色んな方々に見ていただきたい。そんな不思議な爽快感のある映画でございました。
それと音楽が独特でした。すごい好きな感じのもので、最近だと『メッセージ』の音楽に、ちょっと似ていたですな。もしサントラがあるのなら欲しい。
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『ディストピア パンドラの少女』ネタバレあり感想
作品を一言で表すと「『アイ・アム・レジェンド』だなぁ」。あ、ちなみに、ここでいう『アイ・アム・レジェンド』はリチャード・マシスンの原作小説の方です。原作の『アイ・アム・レジェンド』は、ネタバレになりますけど、最後に主人公が「アイ・アム・レジェンド(自分が化物なのか)」と言って終わるんですよね。それまで人類の方が多かったが、終盤にはついに人類はほとんどいなくなり新人類の方が多くなった訳ですね。マイノリティーとマジョリティーが入れ替わった事に主人公が気付いて物語が終わります。本作も、この終わり方に似ているなぁと感じました。メラニーは自分が人類のために犠牲になる事に疑問を感じ、自分のような第二世代も外の世界には多く存在することを知りました。そんなメラニーはラストで菌を世界中にばらまく事で、地球の支配者を入れ替えてしまったんですね。さらに、メラニーは、自分が統率するのではなく、第二世代を集めて、唯一の生存者であり人間である先生の授業を受けさせます。この終わり方は、今までのゾンビ映画では見られないものでございまして、けれど、決して悪くはないラストです。個人的にはアリですな。
このラストに対して「意味不明」「つまらない」という感想を書かれている人がいらっしゃるのですが、そういう方は、マイノリティーとマジョリティーの入れ替わりに考えが及ばなかったのかもしれませんね。
『ディストピア パンドラの少女』のレビューや評価
ただのバカ映画でした。
攻守ともにとてもバランスが良い作品でした。
ドキドキさせるシーンが適度にあり(序盤のゾンビ侵入シーン、市街地での戦闘シーンなど)、飽きさせません。
ストーリーもまぁまぁ(けっこう疑問も残るが、、基地がけっこう簡単に突破されたり、先生の防衛意識が低すぎたり)しっかりしており、ラストのオチもゾンビ映画にしては珍しいオチで新鮮でした。
いわゆるゾンビものの体である。
しかし、正統派SF小説が原作であるため、数多あるゾンビ映画とは一線を画す作品となった。
一言で言えば、ロメロの譜系ではない。
ロメロの玄孫映画が観たい人には不評であろう。
YAHOO!JAPAN映画『ディストピア パンドラの少女』
