本当にいまさらながら、フランツ・カフカの『変身』を読んでみました。なので、今回はカフカの『変身』についての感想を書いてみたいと思います。ただ、『変身』についての意味や解釈、解説、考察などは含みません。純粋な感想となりますので、そういったものを期待しないでね。
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冒頭こそ有名な文章から始まりますが、ストーリー展開そのものはかなり地味な上に、読みにくい文体で、結構疲れる作品でした。しかし、続きが気になる作品で、読みにくいと思いながら、どんどん読み進む感じ。
読み進めていくと、なんかグレゴールの頑張っている姿が可愛く思えてくるのは、なんだか不思議です。
結末は、ちょっと受け入れがたいものでしたし、終始、暗い印象の作品というのが私の感想ですね。ただ、主人公のグレゴールは、なんとなく前向きな感じで、逆に、グレゴールの家族は状況を受け入れることができず右往左往しています。この両者のギャップが不思議で、怖いところです。虫に変身しなくとも、昨日と違う状態の自分になったとき、自分ならどうなるか。今でも私たちの身に起こり得る話だと感じました。
小説初心者や本が苦手な人には向いていない作品ですね。本好きなら、最後まで読めるかな??
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『変身』のあらすじ
両親の借金と妹の音楽学校進学のため、一生懸命に働いていたグレゴール。彼は、ある朝に目覚めると、自分が巨大な虫に「変身」していることに気付く。グレゴールは、自分が虫になってしまった事を家族に説明するものの、グレゴールの言葉は、すでに人間である家族には聞こえず、代わりに聞いたことのないような音を発するようになる。家族はグレゴールを誰からも見えないようにするため、部屋に閉じ込めるのだった。スポンサーリンク
『変身』の概要
ある朝、気がかりな夢から目をさますと、自分が一匹の巨大な虫に変わっているのを発見する男グレーゴル・ザムザ。なぜ、こんな異常な事態になってしまったのか……。謎は究明されぬまま、ふだんと変わらない、ありふれた日常がすぎていく。事実のみを冷静につたえる、まるでレポートのような文体が読者に与えた衝撃は、様ざまな解釈を呼び起こした。海外文学最高傑作のひとつ。by Amazon「変身 (新潮文庫)」![]()
『変身』の感想
『変身』というからには、さぞかしおどろどろしい物語が展開するんだろうなぁと思いながら、読み始めました。冒頭こそ有名な文章から始まりますが、ストーリー展開そのものはかなり地味な上に、読みにくい文体で、結構疲れる作品でした。しかし、続きが気になる作品で、読みにくいと思いながら、どんどん読み進む感じ。
読み進めていくと、なんかグレゴールの頑張っている姿が可愛く思えてくるのは、なんだか不思議です。
結末は、ちょっと受け入れがたいものでしたし、終始、暗い印象の作品というのが私の感想ですね。ただ、主人公のグレゴールは、なんとなく前向きな感じで、逆に、グレゴールの家族は状況を受け入れることができず右往左往しています。この両者のギャップが不思議で、怖いところです。虫に変身しなくとも、昨日と違う状態の自分になったとき、自分ならどうなるか。今でも私たちの身に起こり得る話だと感じました。
『変身』のまとめ
映画やマンガにもなっているカフカの『変身』ですが、映像化には全く向いていない、小説で読むべき作品ですね。というのも、グレゴールが変身した虫については、具体的な説明がなく、かなり抽象的なんです。意図的に読者の想像に委ねるかたちにしたのかな。小説初心者や本が苦手な人には向いていない作品ですね。本好きなら、最後まで読めるかな??
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