映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2016年5月14日に公開した記事を再編集したものとなっております。



「未公開ゾーンの映画たち2016」にて上映されていた映画『デビルズ・シティ』。

2016年当時、早々に本作のDVDのレンタルが開始されていたので、早速予約リストに。

かなり楽しみにしていた映画で、ワクワクドキドキしながら、鑑賞。

予告編を視聴していなくて、どんな映画か、気になっていたんですが、良い意味で裏切られました。

今回は、『デビルズ・シティ』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。




『デビルズ・シティ』について

原題:『FIRE CITY:END OF DAYS』

製作:2015年アメリカ

日本公開日:2016年1月16日<未体験ゾーンの映画たち2016>

上映時間:1時間40分

オススメ度:★★★☆☆(三つ星)

年齢制限:R15+




予告編動画





簡単なあらすじ

共存か、支配か。



人間の世界では、人の姿に化け、人間の発する不幸を食料に生きている悪魔たちが数多く存在する。

彼らは、人間との争いを好まず、ただ生きていくために、人間界で身を置いている。




ある日、悪魔で、あるアパートの管理をしているヴァインは、同じアパートに住んでいる少女を、義父から救い出す。

ヴァインにとっては、単なる気まぐれ。たまたま助けたにすぎない。それ以上もそれ以下でもない出来事。

しかし、その出来事は、やがて、このアパートの悪魔たちの存亡を揺るがす大事件の引き金となるのであった。




最初の異変は未来を予知できる「読み手」に起きた。

占いのためにやってきた女性が、「読み手」の部屋で、人間には見えないものを見てしまう。

ルールに従い、「読み手」は女性の命を奪い、ヴァインを呼び寄せる。

状況がわからないヴァインたちは、この時まだ知らない。これは単なる序章に過ぎない事を。




翌朝、ヴァインたち悪魔は信じられない光景を目の当たりにする。

DVなど、問題の多かったアパートに住む人間たちが、みな、まともになったのだ。

あの日、助けた少女の養父も心を入れ替え、職探しをしている事をヴァインに嬉しそうに報告してくる。

一体、何があったのか。

ヴァインたちは、真相を調べるべく、調査を始めるのであった。




本作を視聴できる動画配信サービス

Amazonプライムビデオ『デビルズ・シティ』<プライム会員用>

Amazonプライムビデオ『デビルズ・シティ』(字幕版)<レンタル・購入用>

プライム会員の方は、追加料金無しで鑑賞することができます。

会員でない方は、動画レンタルor動画購入にて、視聴可能です。

配信期限がありますので、ご注意ください。

2023年5月時点の情報です。最新情報につきましては、Amazonにてご確認ください。




スタッフ・キャスト

監督:トム・ウッドラフ・Jr

脚本・製作:マイケル・ヘイズ、ブライアン・ルボッキ

製作:アレック・ギリス、デニス・スチュアート・マーフィ

撮影:ダニー・グルーンズ

編集:ブレッド・ヘドランド

特殊メイク:デイブ・エルジー

出演者:ダニエル・チャクラン、ハリー・シャム・Jrクリスティン・ミンター、マット・ウィンストン、メアリー=マーガレット・ヒュームズ、エリック・エドワーズ、トバイアス・イェリネク







おっさんのネタバレなし感想

全体的な感想

個人的には、とても面白く、好きな映画でした。

独特の世界観が素晴らしい映画なのですが、好き嫌いが、はっきりと分かれてしまう、クセの強い映画となっています。

グロシーンとラブシーンがあるので、苦手な人は要注意。

また、一部ボカシのかかるシーンもあるため、一人で鑑賞することをオススメする、B級映画です。




『デビルズ・シティ』の良いところ

この映画で登場する悪魔は、すごく人間っぽいんですね。

人間より欲望に忠実で、仲間思いだったり、イライラしたり、異常事態にテンパったりします。

また、人間の邪な心を糧に生きているので、人間がいないと存在できない悪魔、という点がとてもユニークですね。




面白いといえば、ダメ人間たちが、次々と更生して真人間になっていくんですが、これが悪魔たちにとっては「人間が病気になった」「真相を突き止めねば」という風に受け取るというところ。

これが、この映画のメインで、悪魔を題材にしているのですが、『デビルズ・シティ』のジャンルはホラーではなく、謎解きミステリーなんですね。

これは結構斬新でした。

『エンゼル・ハート』を、なんとなく思い出しましたね。






劇中では、悪魔同士で会話するときは悪魔のビジュアルになり、人間と話をする際は人間の姿になるよう、演出にも工夫が観られるので、最後まで、飽きることなく、鑑賞することができる良作。

この映画では、説明されることの方が少なく、難解で曖昧なまま、ドラマが終わってしまうのですが、個人的には心地よい余韻に浸れたので、この仕上がりには満足です。




『デビルズ・シティ』の悪いところ

悪魔があまりにも人間臭くて、時々、悪魔に見えない部分があります。

基本、薄情な連中ではありますが、連携するときは連携するんで、なんか人間っぽいなぁ。

悪魔を題材にしていますが、演出も物語も、特に観客を怖がらせようとしていないので、そういうのを期待してしまうとNGです。




このように設定が独特すぎて、『デビルズ・シティ』の世界観を受け入れることができないと、最後まで疲れる、しんどい映画です。

激ハマりすれば、一気に観てしまう映画なんですけどね。




そして、独特の世界観が提示する、『デビルズ・シティ』のオチは、超難解。

これは1回観ただけでは、理解不能です。

なんじゃ、こりゃ状態に陥りやすいこと、請け合いです。




口コミレビューや評価

下記サイトで『デビルズ・シティ』のレビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com

Movie Walker

allcinema

Yahoo!映画(2023年7月31日終了)




今回のネタバレなし感想のまとめ

掘り出し物だった超絶B級映画『デビルズ・シティ』。

人にオススメできるような映画ではないのですが、一風変わった、クセのある映画がお好きであれば、一度、チャレンジしてみては、いかがでしょうか。

DVD欲しいなぁ。




という事で、今回は『デビルズ・シティ』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!




ネタバレあり感想





DVD・Blu-ray





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