今回ご紹介する映画:デビルズ・バースデイ(原題:DEVIL'S DUE)
オススメ度:映画館で観たら怒鳴り散らしそうな洋画
        
予告編動画


<あらすじ>
結婚を間近に控えたサマンサとザックは、二人のかけがえのない幸せな日々をビデオカメラに収めることにした。
そんなある日、サマンサの妊娠が発覚。
大喜びするサマンサとザックだったが、しばらくしてサマンサは何かに憑かれたかのような奇妙な行動を取るようになってしまう。
by Wikipedia(ウィキペディア)

公式ホームページ:http://video.foxjapan.com/release/devilsbirthday/


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家の近くにあるツタヤでは準新作扱いになっていた映画「デビルズ・バースデイ」。
ちょうど、契約しているスターチャンネルでオンエアされていたので、録画して、このたび鑑賞しました。

DVDジャケットの禍々しい女性の画が素晴らしかったので、期待したのですが……。
今回は映画「デビルズ・バースデイ」の感想を<ネタバレなし>で書きます。よろしくお願いします。


「デビルズ・バースデイ」映画情報(参照元:YAHOO!JAPAN映画

監督:マット・ベティネッリ=オルピン、タイラー・ジレット
脚本:リンジー・デヴリン
製作:ジョン・デイヴィス「プレデター」「プレデター2」「エイリアンVSプレデター」「エイリアンズVSプレデター」「プレデターズ」
撮影:ジャスティン・マルティネス
編集:ロッド・ディーン
製作会社:デイヴィス・エンターテインメント
配給:20世紀フォックス

出演者
アリソン・ミラー「ラスト・ブラッド」
ザック・ギルフォード「ラストスタンド」
サム・アンダーソン「クリッター2」「フォレスト・ガンプ/一期一会」「LOST」
ほか


「デビルズ・バースデイ」の感想

POV(ポイントオブビュー)方式のホラー映画です。
ところどころに良い部分はあるのですが、観終わった後の感想は、イマイチでした。
わかりやすく言うと「パラノーマル・アクティビティ」の出来損ないです。

ラストもありきたりですし、観客の予想を上回る事がない。それが、この映画をイマイチにしている要素だと思います。
ツタヤやゲオなどのレンタルショップで、新作で借りたら、ちょっと怒るレベルでした。
映画館で1800円で鑑賞した日には、目も当てられない……。

ちなみに、夫役のザック・ギルフォードは、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクション映画「ラストスタンド」に出演していますよ。


「デビルズ・バースデイ」の良いところ

奥さんが徐々に何かに蝕まれていく描写は良かった。どんどん妊娠前の奥さんではなくなっていく……。
旦那さんにしてみれば、はじめは、小さな違和感だったのに、それが日に日に大きくなっていく恐怖は良かったです。
そのあたり、もう少し描写していれば、奥さんとの対比で面白くなったのになぁ。

あと、これは映画には関係ないんですが、映画の序盤で、二人がハネムーン旅行しているんですね。
あるワンシーンで、滞在している街の様子を撮影しているんですが、これを観たときに、POV方式の映画で、観光地をアピールするっていうのも、ひとつの手だなって思いました。
もしかしたら、すでに、そういう映画があるのかもしれませんが、そこに気づかせてくれた本作には感謝です。
だからといって、私が何か製作するわけではないんですけどね……。


「デビルズ・バースデイ」の悪いところ

オープニングで聖書の引用があるんですが、これは必要だったのか?という疑問が残ります。
というのも、本作は、あくまでPOV方式で撮影されたファウンドフッテージ作品な訳です。
聖書の引用ではなく、この映像が製作された経緯を説明するか、関係者へのインタビュー形式でその旨を観客にアピールした方が、よっぽど今回採用した撮影方法に合致するはず。
なんだかPOV式の映画が流行しているから、とりあえず乗っかるかーって感じで、映画製作にブレが生じています。

POV物の感想を書く時、毎回書いていますが、序盤が退屈です。本作だと、結婚式とハネムーン中にあたります。
ただ、この映画は、本題に入っても、割とのんびり進行しているので、最後まで退屈なんですよね。
ところどころに派手なシーンを挿入しているのですが、それが終わると、すぐに日常に戻ってしまうので、フラストレーションが溜まります。そして、このフラストレーションは、ラストが予想できる事から、最後まで吐き出される事はありませんでした。

また、肝心のシーンがいくつかあるんですが、そんなシーンに限って暗く、一体何が行われているのか、さっぱりわかりませんでした。

結局のところ、一体なにがしたかったのか、はっきりしない映画でした。


「デビルズ・バースデイ」まとめ

ネットでの評価は散々な本作。
映画上映時間は約90分ですが、正直、最後まで割と退屈でした。特に説明もなく終わるし、ファウンドフッテージ物にしては、どうやって手に入れた映像なのか、不明なところも多く、非常に詰めの甘い映画でした。

ツタヤディスカスやゲオのネットレンタルでDVD・またはブルーレイディスクを借りる事をオススメします。
レンタル開始日が2015年8月なので、下手すると店舗では未だに新作扱いになっている可能性もあります。その場合、レンタルしない事をオススメします。


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