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どうも、おっさんです。

振り返れば、強く印象に残るシーンがあまりない、という普通の映画『ダークタワー』。

評価も普通という結果で、キング原作としては、ちょっと意外な結果になりました。

キング原作の映画は、極端な評価ができやすいんですよね。

そこにきて、この『ダークタワー』は、良くも悪くも普通だった、という事なのでしょうか。




そんなこんなで、今回は『ダークタワー』のネタバレあり感想を書いていくんだぜ?

未見の方は、今回の感想はスルーしてください。




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予告編動画


 



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ネタバレなし感想

何も考えないで楽しむSFファンタジー映画『ダークタワー』のネタバレなし感想


緊張感に欠ける

ネタバレなし感想でも書いたのですけど、世界観の説明不足が半端なくて、「タワーが崩壊したら世界が終わる」という設定が、イマイチ観客に伝わらない感じになっていました。

主人公の少年が黒衣の男に追跡される一連のシーンは、主人公や母親、義理の父親がどうなるのか心配という緊張感がありました。




しかし、それ以外のシーンでは、観客置いてけぼりで、みんなして「アイ ラヴ ダークタワー!」みたいなテンションなので、「タワーが崩れると、一体どんな恐ろしい事が起きるのか」が、イマイチわかりません。



後味の悪い映画でおなじみの『ミスト』に登場するクリーチャーが、実は本作でいうところの「外の世界」の生物らしいのですが、そうであれば、『ミスト』のようなホラーパニックを、劇中に差し込んで欲しかったですね。

そのシーンがあるのとないとでは、天と地ほどの差がある訳です。

夢の中での描写でも良かったんですけどね。




このあたり、登場人物と観客の温度差が激しかったように感じます。



中間世界と根源世界の違い

本作において、一番わかりにくいのが、2つの世界の違いでしょう。

結局のところ、並行世界のようなものだったのかしら?




中間世界にペニー・ワイズ名前のある廃墟らしきものが登場したので、『IT』の話は、中間世界で発生したものなのか。

ふたつの世界の関連性は、なんとなくわかるものの、深いところで、いまいちピンとこなかったのは残念です。




アクションに振り切ったのは正解

世界観は壮大であるけれど、それを活かしきれなかった訳ですが、本作はスタイリッシュなアクションとして制作されたため、いまいちよくわからないけど、格好良い作品に仕上がっています。

このアクション要素がなかったら、本当に辛い作品になっていたはずで、ここから、いかに『ダークタワー』の映像化が難しかったのか、垣間見る事ができます。

満足度は決して高い訳ではありませんけど、だからといって、時間を無駄にしたとも感じない映画。

アクション映画に振り切った決断が、良い方向に作用したのではないでしょうか?




レビューや評価

若干物足りないなぁと思う映画。時間あるときに見たらいい映画。

壮大な設定のはずなのに悪いやつは大物感なくただのイリュージョニスト?
ガンスリンガー撃ちまくりシーンは気持ち良かったけど、結局あっさり終わりすぎで消化不良です。
タワーは結局どうなったんですか?

おそらくはあの長い原作とは、設定だけ借りた全く別物なのだろう。
あまり深い掘り下げはないままポンポン話が進むB級映画の雰囲気。
でも中途半端に大作っぽく作られてダレる映画より、1時間半程度の短さでテンポよく一気に見ることができて良かった。


YAHOO!JAPAN映画『ダークタワー』




今回のネタバレあり感想のまとめ

スティーヴン・キング原作なのに、ものすごく普通の映画に仕上がっている『ダークタワー』。

キング作品に通じていないと、そもそもキングが原作の作品だなんて、夢にも思わないくらい、「らしくない」映画でした。

それは今回の場合、良い意味でって事なんですけどね。

すごくつまらないって事もなく、ものすごい面白い訳でもない映画ですから、興味のある方は、DVDやブルーレイにて、鑑賞してみてはいかがでしょうか?




という事で、『ダークタワー』のネタバレあり感想でした。

それでは、しーゆー!!




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