行きは参勤、帰りは交代。
まだ終わってねぇーぞぉー!


今回ご紹介する映画:『超高速!参覲交代リターンズ』
オススメ度:★★★★★(五つ星!)


予告編動画




『超高速!参覲交代リターンズ』のあらすじ

江戸時代。幕府から5日以内に参勤せよと命じられた湯長谷藩は、知恵と工夫、不屈の精神で達成。藩主である内藤政醇は道中で出会ったお咲を気に入り、またお咲も内藤を好いていた。1ヶ月の間、身受けのための資金を貯め、無事に祝言を挙げる二人だったが、そこに、突然の知らせが入る。なんと湯長谷藩で一揆が発生したというのだ。民はみな、内藤を慕っているはず。なぜ一揆が?

悩んでいても仕方がないと、民のために、再び内藤たちは湯長谷藩目指して帰途につく。実は、この一揆、なんと内藤たちに敗北した老中・松平信祝の仕組んだ策略だったのだ。今度は湯長谷藩を本気で潰しにかかろうとしていた。

急ぎ戻る内藤一行だが、すでに時遅く、湯長谷城は、すでに奪われており、帰るべき場所がなくなっていた。この状況に、彼らはどう対抗するのか?




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ということで、映画館へ観に行ってまいりました。今回も、大阪にある、なんばパークスシネマにて鑑賞。意外とお客さんは入っていましたね。若干、年齢層は高めとなっていましたが、前作ほどではない感じ。

前作は、個人的には、パーフェクトな邦画であったため、続編である本作は、正直いうと、あまり期待しておりませんでした。

が!!

いやぁ、今年の邦画は、本当に当たりが多くて嬉しいですなぁ。

さて、今回は『超高速!参覲交代リターンズ』の感想を書いていくんだぜ?



『超高速!参覲交代リターンズ』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督:本木克英
脚本:土橋章宏
音楽:周防義和
製作総指揮:大角正
エグゼグティブプロデューサー:関根真吾
プロデューサー:矢島孝
撮影:江原祥二
照明:香川一郎
美術:倉田智子
録音:山本研二
編集:川瀬功
VFXプロデューサー:西尾健太郎
装飾:中込秀志
スクリプター:西岡智子
助監督:石田和彦
殺陣:中村健人
操演:羽鳥博幸
製作担当:杉浦敬、山田智也
演技事務:岡原伸幸
音楽プロデューサー:高石真美
ラインプロデューサー:溝口豊
プロデューサー補:西麻美

キャスト
内藤政醇:佐々木蔵之介
お咲:深田恭子
雲隠段蔵:伊原剛志
荒木源八郎:寺脇康文
秋山平吾:上地雄輔
鈴木吉之丞:知念侑李
増田弘忠:柄本時生
今村清右衛門:六角精児
大岡忠相:古田新太
瀬川安右衛門:近藤公園
諸坂三太夫:渡辺裕之
森極蔵:中尾明慶
福田弥之助:橋本じゅん
柳生幻道:宍戸開
荒木富江:富田靖子
松平輝貞:石橋蓮司
松平信祝:陣内孝則
相馬兼嗣:西村雅彦
大鶴義丹
舞羽美海
宍戸美和公
神戸浩
梨本謙次郎
斎藤歩
田中壮太郎
田口浩正
市川猿之助



超高速!参勤交代 リターンズ (講談社文庫)
using あまらく



『超高速!参覲交代リターンズ』の感想

前作以上に面白い映画でした!

笑うところも随所にあるし、ハラハラ展開もあるし、アクションも増量。1作目以上のエンターテインメント映画に仕上がっていました。

面白いというより、楽しいと言った方が良いかもしれないですね。

確かにタイトルの「参覲交代」というキーワードが前作よりも、かなり薄くなっているのですが、その「参覲交代」がきっかけで発生した数々の事件を描いているので、この点を受け入れる事ができるか否かで、本作の評価が変わってきます。

わたしは最後まであっという間で楽しい時間を過ごせました。



『超高速!参覲交代リターンズ』の良いところ

前作よりもわかりやすく、老若男女が楽しめる娯楽作になっています。というのも、前作以上に、派手な殺陣のシーンがあり、アクション場面も多く取り入れられているんですね。普段、あまり時代劇を鑑賞しない人でも楽しめるような工夫があります。

また殺陣が多いという事は、普段から時代劇を嗜んでいる人でも、それなりに楽しめる作風になっているという事。基本はコメディーですが、その分、殺陣はしっかりしているので、迫力があります。

前作では無茶な「参勤」をどのようにしてクリアしていくか、という点に重きを置いたのですが、本作では同じような構成にせず、違う展開を見せる事で、マンネリ感を出さないように頑張っています。ここは評価の分かれるところだと思いますが、私としては良かったのではないかと。確かに「交代」も、どのようなアイデアで攻略していくのか、見てみたかったような気もするんですけどね。

前作同様、役者さんの演技と、間の具合が絶妙に面白い。古田新太さんが登場した時は、場内に、クスクス笑いが広がりました。今作も、豪華なメンバーが揃い踏み。そんな役者さんのやりとりを観るだけでも楽しめる映画です。



『超高速!参覲交代リターンズ』の悪いところ

軽いタッチで描かれている映画で、時代劇というよりは、エンタメ作品です。だから「ザ・時代劇」を観たい人にとっては、満足のいくものではないでしょうね。

また、無茶な「交代」をどのようにクリアしていくのかを期待してしまうと、残念な結果になっちゃいますので、要注意です。



『超高速!参覲交代リターンズ』のまとめ

何も考えずに、映画の世界に没入できる作品。今回のラストも、スカッっする爽快感を味わう事ができます。今回は前作以上に物語的にスケールが大きくなっているので、最初から最後までまで、本当にハラハラドキドキの展開を楽しめました。

前作を鑑賞してから、ぜひ、本作をご鑑賞くださいまし!





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↓ここからネタバレあり。注意!↓





『超高速!参覲交代リターンズ』ネタバレあり感想

前作の映像を取り混ぜながら、ちゃんと続編として制作されている点は、すごく良かったですね。前作ではなかった祝言のシーンがあって、二人は幸せになるのかと思いきや、老中が、また出てきて悪巧みしたり。その悪巧みのスケールが、本作はとんでもないもので、ビックリしました。

なんと、上様を亡き者にしようと企んでおりました。これに気づいたメンバーは、城も取り返さないといけないし、暗殺も食い止めないといけない。一体、どうなるのか?って感じで、前作以上に落とし所がわからない感じになって、面白かったです。

前作以上に面白いって、本当にすごいですねぇ。あの老中は、まだまだ健在ですから、もしかして、シリーズ化を目論んでいるのかな??



『超高速!参覲交代リターンズ』のレビューや評価

最後当たりの殿と側室の戦闘時におけるいちゃいちゃはべた過ぎましたが、全体的におもしろかったです。
もう一度最初の参勤が見たくなりました。

一作目がとても面白かったので普通に面白いのになんだか残念な気になってしまう。どうしてもワンパターン化してしまう部分が多かったです。ただ面白い事には変わりなかったのですが、、、

渡辺裕之、めっちゃカッコええーっ!!!
あれで60才!?
鍛え上げたマッチョな筋肉、もともと彫りの深い顔立ちが歳を重ねて深みのある端整さになってた。
惚れ惚れしますわw
陣内孝則、勧善懲悪における悪役の良さ(?w)を極めてるw
蟄居が解けた途端に非情極まる陰謀巡らす巡らすw
ストーリーは最初から最後までテンポ良く笑わせてくれてスカッとするw
大好きな邦画の一つです。


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