伝説は本当だった!!!

今回ご紹介する映画:『ビッグフット UMA確認。』(BOGGY CREEK/BOGGY CREEK - THE LEGEND IS TRUE)
オススメ度:★☆☆☆☆(一つ星)


予告編動画




『ビッグフット UMA確認。』のあらすじ

幼きころに両親が離婚し、母親に引き取られたジェニファー。大好きだった父を事故で無くした彼女はその悲しみから逃れられずにいた。
彼女は心の傷を癒し、自分の人生を建て直そうと決意。友人たちとともに父との想い出が詰まった別荘へと向かう。
テキサスの湿地帯、ボギー・クリーク。ここには沼地に潜むモンスター伝説があるも、美しい自然に囲まれ気持ち安らぐ場所だった。
彼らは緑豊かなこの地の小さな別荘で一週間を過ごすことにする。父との想い出を蘇らせながら、次第に心を開いていくジェニファー。
友人たちもそれぞれにバカンスを楽しんでいた。
だが、彼らの休暇は一気に悪夢へと変わってしまう。木々の間からこちらをうかがう黒い影…。
ひとり、またひとりと得体の知れない何かの餌食となっていく。
伝説は本当だったのか?! はたして、彼らの生き残りをかけた戦いが、幕を開ける…。(Amazon『ビッグフット UMA確認。』



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前回の『吸血怪獣 チュパカブラ』と同様、今回、感想を書く映画も、UMA―未確認生物を題材にした作品。『ビッグフット UMA確認。』はタイトル通り、アメリカでは大人気のユーマである「ビッグフット」を題材にした映画です。私は、個人的には、UMAよりも、怪談や都市伝説の方に興味があり、UMAについては、あまり詳しくないんですよね。「ビッグフット」についても、「ゴリラそっくりの、なんかでかい猿人」「さるタイプの謎の巨大生物」くらいの知識がありませんでした。『U.M.A. 2014 フォレスト・モンスター』を鑑賞した際、世界的に有名な「パターソンフィルム」の存在を知った程度。ということで、「ビッグフット」について、もう少し、情報が出てくるのか、未知の生物である「ビッグフット」の謎を知ることができるのか、少し楽しみにしていたのですが……。

『ビッグフット UMA確認。』は、『吸血怪獣 チュパカブラ』と同様、ニコニコ動画の生放送にて視聴しました。



『ビッグフット UMA確認。』映画情報

全米で大ヒットした70年代モンスターホラー映画、「The Legend of Boggy Creek」を完全リメイク!!
テキサス州・ボギークリーク。19世紀半ばから300件以上ものビッグフット目撃情報がある湿地帯。
この地を舞台に72年に製作され、全米で大センセーショナルを起こしたモンスター・パニックムービーを、現代の設定で新たにリメイクした本作。
猿とも人間とも違う、正体不明のモンスターが、人肉を求めて若い男女に襲い掛かる…。その凄惨かつグロテスクなシーンの数々は目を覆いたくなるほど!
UMAのなかでもひときわ注目されている題材。今、映画界は“ビッグフット"が超熱い!(Amazon『ビッグフット UMA確認。』



『ビッグフット UMA確認。』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督:ブライアン・T・ジェインズ

キャスト
メリッサ・カーネル、テキサス・バトル、ステファニー・オノレ、フレデリック・ドス



ビッグフット UMA確認。 [DVD]
using あまらく



『ビッグフット UMA確認。』の感想

「ビッグフット」が登場しない、学生による青春映画でございました。映画がスタートしてから、「ビッグフット」が登場するまで、すごくつまらないドラマを見せられ続け、ようやく「ビッグフット」が登場したかと思いきや、ものすごい展開で主人公一行を襲っていくという、かなりバランスの悪い映画です。もう少し、ドラマと「ビッグフット」部分の配分を考えることができなかったのか?

また、前半のドラマ部分で、意味ありげに主人公の過去や背景描写されている割には、特に意味もないという、かなり投げやりな作りになっていて、なんで題材に「ビッグフット」を選んだのか……そもそも、どうして、この映画を制作しようとしたのか、イマイチ意図がわからない映画でございました。



『ビッグフット UMA確認。』の良いところ

「ビッグフット」の着ぐるみが、良く出来ていたというぐらい。あとは、良いところないですね。


『ビッグフット UMA確認。』の悪いところ

変に、映画として成立させようとして大失敗した作品。「ビッグフット」に焦点を絞り、ストーリーを展開すれば良いのに、ドラマを盛り込もうとして駄目になってしまった典型例。その肝心のドラマ部分も非常につまらなく、かなり苦痛を強いられる映画でした。

グロ描写には、なぜか妙に力が入っているので、苦手な人は注意が必要です。

設定もよくわからなくて、携帯電話は使えるのか、使えないのか、その時々の状況が不明瞭で、すごくご都合主義の印象が強い作品でした。森のなかで電波が安定しない展開なのか、そもそも、携帯電話そのものに問題があるのか。それくらいカメラで携帯電話を映せば、それなりに状況を説明できるじゃんって思うんですけどね。

さらに、「ビッグフット」に追われているにも関わらず、全く緊張感ナッシングなのが、もう本当に致命的です。「チュパカブラ」でも、まだ緊張感ありましたぜ? まるで「ビッグフット」が瞬間移動しているかのような、本当に追跡している感がない。そのため、ハラハラドキドキ感もなく、主人公に対して「逃げて!」という感情も出てこない作品でしたよ。



『ビッグフット UMA確認。』のまとめ

これなら、POV形式で撮影された映画『U.M.A. 2014 フォレスト・モンスター』の方が、まだ面白かったです。ぶっちゃけ、「ビッグフット」でなくても、ホッケーマスクを被った狂人でも成立する内容で、オススメ出来ない映画でございました。

UMAが好き、「ビッグフット」が好きな人であれば、まぁ時間があれば鑑賞してみても良いのでは??って感じです。



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↓ここからネタバレあり。注意!↓





『ビッグフット UMA確認。』ネタバレあり感想

「ビッグフット」が登場してから、「ビッグフット」の移動の仕方にすごく違和感があって、「もしかして、複数いるのか?」って思っていたら、複数どころか、集落を形成できるくらい、「ビッグフット」がいましたってオチ。「あぁ~やっぱり」って感じで、特に意外でもなんでもありませんでした。

けど、ちょっと待って。それくらいいたら、普通に目撃されるんじゃね? というか、かなりの失踪者がいるなら、森くらい、さらうだろうに。そしたら、絶対に遭遇すると思うけど、かなり設定に無理があるんじゃない?

突っ込んじゃいけないと思いながら、ラストのワンシーンで、次々と疑問が思い浮かび、「ないわぁ~」って、なっちゃいました。

ほんと、なんじゃ、こりゃ?