凶暴な人食いドーナツがやってくる!

今回ご紹介する映画:『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』(原題「ATTACK OF THE KILLER DONUTS」)
オススメ度:★★★☆☆(三ツ星)


予告編動画




『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』のあらすじ

察しが悪いけれど気のいい青年のジョニーと幼馴染のミシェルは、街にある小さなドーナツ店で働いていた。ジョニーには風変わりな叔父がいて、その叔父は毎日、妙な実験に明け暮れていた。ある日、ジョニーは勝手に自分のノートパソコンを持っていった叔父の研究室に入り、パソコンを取り返す。「21世紀の大発明が完成した!」という叔父を無視して、ジョニーはパソコンを持って、ドーナツ店へ向かう。

ドーナツ店には変わった住民ばかりがやってくる。ジョニーとミシェルはそんな客たちを相手に接客業に励む。そんな中、ジョニーの叔父が来店。元々叔父さんはこのドーナツ店に出入り禁止になっていた事もあり、ドーナツ店の店長と喧嘩になってしまう。その際、叔父のポケットに入っていた「21世紀の大発明」が間違ってドーナツに混入してしまう。そして、なんとドーナツが自我を持ち、ひとりでに動き出す!

意思を持ったドーナツたちは仲間を増やしながら、人々への襲撃を開始する。








稀代の迷作に多大なリスペクトを贈る珍妙な映画『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』。公開前からなにかと話題になっていた作品が、早くもDVDになっていたので、早々にレンタルしました。

もう、どこからどうみても、地雷映画なんですが、すごく気になる作品。というわけで、今回は『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』の感想を書いていくんだぜ?



『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』のスタッフとキャスト

スタッフ
監督:スコット・ホイーラー

キャスト
ミシェル:カイラ・コンプトン
マーサ:クリスティーン・ヌエン
ジョニー:ジャスティン・レイ
ルーテル:マイケル・スワン
エマ:カサンドラ・ヴォヤギス
フラナガン:マイケル・レネ・ウォルトン



アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ [DVD]
using あまらく



『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』の感想

いやぁ、笑いました。ツッコミました。もう何がなんだか、全くわからない、すごい映画でした。良い意味でおバカ映画。B級映画やZ級映画、ネタ映画が好きな人には、すごいオススメ。けれど、真面目に映画を観たいって人には、全くオススメできない作品です。

ドーナツが動いているシーンはCGであるものの、主人公たちが武器を持ってドーナツと戦うところは、スタッフが俳優にドーナツを投げつけているだけという、かなりシュールな映像が楽しめます。これ以外にも、いろいろシュールなものがあります。お色気っぽいシーンもありますから、良い子は見ないでね!

ちなみに、アメリカコメディー特有の下品さも、ちゃんと入っているので、食事しながらの観賞はダメだよ!



『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』の良いところ

いや、もうコントのような映画です。すごい低予算で製作されていますし、随所に手抜き感がある作品でしたな。動物がなぜかヌイグルミという謎の演出やその割にはドーナツは粗めのCGで描写されていたり、関係のない会話が続いたり、伏線かと思ったら全くそんな事はないなど、とにかく突っ込んだら負けという凄まじい内容になっています。

退屈に感じる映画ではあるんですが、なぜでしょう、ラストまで観てしまうという謎の魅力がありました。おそらく登場人物にまともな人がいないからでしょうね。恐らく一番まともだったのは、黒人の警官一人だけ。あとは、どうしようもないキャラクターばかりでした。あ、ヒロインのミシェルも、案外まともでしたね。

あと、キラードーナツが可愛いです。ドーナツが可愛いって、すごい日本語だな。なんかつぶやきながら、ぴょんぴょんするドーナツは、どことなくキュートですぜ。



『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』の悪いところ

『ドリーム・キャッチャー』のように、劇中では生理的に受け付けないような気持ち悪いシーンがありますので、食事しながらの観賞は、絶対にやめましょう。食欲がなくなります。私は、この手のシーンは苦手なんで食事してなかったけど、「うへぇ」って、なっちゃいました。

割りと真面目に不真面目な作りになっているんですが、ラストだけ、ほんと雑。かなり適当にオチをつけてしまったところが残念です。



『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』のまとめ

とにかくネタ満載の映画を観賞したい人には、オススメしたい映画。良いおバカ映画でした。「いやいやいやいや」ってシーンが随所にありますからね。楽しい映画でした。

本当は、もっとおバカにできそうではあるんですが、割りと普通の映画になっているので、そこはビックリしましたね。『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』を鑑賞した事がある人は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか?




この記事がイイネ!と思ったら下のブログランキングボタンをクリックして頂けると嬉しいです☆

人気ブログランキングへ





【関連記事】

伝説のおバカなカルトムービー「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」

『デッド寿司』の感想 人食い寿司が空を舞う珍妙な井口昇作品






↓ここからネタバレあり。注意!↓





『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』ネタバレあり感想

ワクチンがあるけれど量が足りないって事で、ラストは強引にも爆破オチにしてしまったのが、本当に残念。そこはワクチンで終わってっも良かったんじゃあないかと。「明らかに量が少ないや~ん」みたいな感じでオチをつけても良かったんじゃないかなぁ。

店長やジョニーに金を貢がせる女性など、嫌な人物がドーナツにやられてしまう爽快感は結構ありますね。

ドーナツに牙が生えるのはかろうじてわかりますが、何かを吐き出したり、スティック形態のドーナツがスクリューで脳天破壊するなど、とにかくストーリーが進行するにつれ、意味不明さが増えて、すごい笑います。楽しい映画ですよ。

こういうネタ映画は好みが分かれますからね。自分の映画の趣味と相談してから、ご鑑賞くださいまし。



『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』のレビューや評価

あほらしC級のお手本のような映画だ。

モッタモタの展開。
TVコントのようなドーナツ店のセット。
登場人物は典型的なC級映画の住人たち。
そんなに怖くないドーナツモンスター。

エロさもグロさもほんの少しなので飛びぬけ感はナシ。
だけど何だか憎めないチープさがよろしい。


予想通りの展開、バカバカしさ。だけど「キラートマト」よりも意外とマトモに映像作ってる。破天荒なアイデアだけど、意外と人死にません(笑)ちなみにお色気シーンもありません。お色気ネタは多いけど(笑)


ドーナツが跳び跳ねてる効果音がかわいい。とりあえずドーナツに突っ込みたいことがいっぱいあって、ドーナツの穴から変な酸みたいなんを吐き出すんやけど、どっから涌き出てんのかって思うし、ドーナツのリーダーみたいなやつが他のドーナツを整列させてなんか指揮を取ってる雰囲気を醸し出してるし、ドーナツって柔らかいはずなのに細長いドーナツが人間の頭にねじ込ませて殺すし、どうなっているんだ!


YAHOO!JAPAN映画