映画好きな四十郎のおっさん999でございます。

今回の記事は、2016年3月3日に公開した記事を再編集したものとなっております。




2016年当時、TSUTAYA DISCASにて、情報を一切見ないで、タイトルだけを見てレンタルしたホラー映画『人間まがい』。

『ムカデ人間』シリーズや『武器人間』などに続く、「人間映画」シリーズのひとつとして、日本にやってきたみたい。




本作は、「夏のホラー秘宝まつり2015」という映画上映イベントで限定公開された作品となっております。

今は有名なイベントとなっておりますが、2015年に第一回が開催されました。

第一回が大盛況で、大好評だったこともあり、2016年も開催が決定。

「夏のホラー秘宝まつり」は、キングレコードの映画レーベル「ホラー秘宝」による映画祭です。

新旧のホラー映画が一同に介する珍妙なお祭り。

このイベントで上映される作品は、本来ならば、日本未公開扱いで、DVDスルーになるような映画ばかりです。

2015年は、大阪でも開催されていたようなのですが、上映作品がマニアック……玄人向けすぎますね。




さて、本作について、タイトルから、あの有名なSF映画を連想してしまうのですが、果たしてイメージ通りの作品なのか。

今回は、『人間まがい』のネタバレなし感想を書いていきたいと思います。




『人間まがい』について

原題:『ALMOST HUMAN』

製作:2013年アメリカ

日本公開日:2015年8月22日(夏のホラー秘宝まつり2015)

上映時間:1時間19分(79分)

オススメ度:★★★☆☆(三つ星)




予告編動画

↓夏のホラー秘宝まつりの総合予告編。グロ描写ありなので苦手な方は鑑賞をお控えください。





↓オリジナル版の予告編です。





簡単なあらすじ

それは、限りなく人に近い「なにか」――

ある日、セスは、友人であるマークが青い閃光に包まれて、目の前で消失してしまう瞬間を目撃する。

それから2年後。

消えてしまったマークが、セスの前に姿を現す。

だが、以前のマークとは決定的に何かが違う。

マークは別人のように変貌してしまい、身の毛もよだつ殺人鬼と化していたのだ。

静かな田舎町の住人たちを次々に血祭りにあげるマークによって、町は血の海になる。

マークの身体の中には、なにか邪悪なものが潜んでいるようだ。




本作を視聴できる動画配信サービス

2024年12月時点で、『人間まがい』を配信しているVODサービスを見つけることができませんでした。



スタッフ・キャスト

監督・脚本・製作・撮影:ジョー・ベゴス

製作:アンソニー・アンブロシーノ

製作・編集:ジョシュ・イーザー

製作総指揮:コリー・ロックマン、ブライアン・ダットン

音楽:アンディ・ガーフィールド

出演者:グラハム・スキッパー、ジョン・エティエ、ヴァネッサ・リー、ジョシュ・イーザー







おっさんのネタバレなし感想

全体的な感想

意外と面白かったですね。

タイトルからして地雷臭が漂っていたので、ハラハラしましたけど、概ね、満足のいく映画でした。




映画前半は、想像していたものと異なり、「おっ、どうなる?」って期待したのですが、後半になると予想通りの展開になりました。

題名が『人間まがい』ですから、そうなるよねって事で……お察しください。




でも、それらを含めて、意外と楽しめる映画でした。

「夏のホラー秘宝まつり」の予告編では、残虐描写を強調していますが、この映画では、あまりグロシーンはありません。

全くない訳ではありませんが、普通のホラー映画の範囲内です。




『人間まがい』の良いところ

行方不明になった男が街に帰ってくると、殺人鬼になっていたという設定は、ありきたりです。

しかし、SF設定を絡めると、なかなか不思議な作風になりますね。

前半は良い意味で裏切られました。

怪物になったかもしれない男は、ひたすら凄惨な事件をあっちこっちで起こしまくる物語は面白い。




また、この映画はSFホラーの定番を攻めてくるので、後半は予想通りではありますが、安心してハラハラして映画を楽しむ事ができます。

ちなみに、映画後半ではジョン・カーペンター監督の『遊星から物体X』に似たものが。

アイデア面では、タイトル通り、『SF/ボディ・スナッチャー』やまさかの『ヒドゥン』などのB級ホラー映画ものが、おなか一杯になるくらい楽しめます。








『人間まがい』の悪いところ

約80分という短い時間なので、仕方のない事かもしれませんが、主人公やヒロインの「何か悪い事が起きる。私にはわかる」という設定に、リアリティがなさすぎです。

そんな事で危険を察知できるのであれば、苦労しないので、なかなか難しい。




失踪していた男が再び姿を現す場所が、主人公たちのいる場所から離れたところ。

そのため、事件の被害者を発見して異変に気づくという王道パターンが使用できない。

だから、生み出された設定だと思うんです。

だけど、やっぱり物語進行に無理が生じてしまい、違和感を残す結果に。

もう少しストーリーを練っていれば、もっと面白くなったように思います。




また、ラストについて、ちょっと良くわからないというのが、残念。

これは、一体どういう意味なのか。

もう少しわかりやすい終わり方であれば良かったのに。

結末が首をかしげるようなものだったので、最後の最後で消化不良になってしまいました。




口コミレビューや評価

下記サイトで『人間まがい』レビューや評価をチェック!

Filmarks

映画.com

allcinema



今回のネタバレなし感想のまとめ

正直、酷い出来の映画かと思っていたのですが、個人的には、そんなに悪くはありませんでした。

確かに、数か所、気になる点はあります。

しかし、致命的ではなく、人によっては気にならないかもしれない。

ホラー映画が好きなら、割と楽しめる映画です。

「あっ、これ、あれちゃう??」って、ツッコミながら鑑賞して、楽しめる作品になっています。




という事で、今回は『人間まがい』のネタバレなし感想でした。

そんな訳で、今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

映画好きな四十郎のおっさん999でした。

それでは、しーゆー!




ネタバレあり感想





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