映画好きな四十郎のおっさん999でございます。
今回の記事は、2016年3月10日に公開した記事を再編集したものとなっております。
1980年代のSFホラー映画に、スプラッター要素を加えた、ホラー映画好きのための映画『人間まがい』。
『ムカデ人間』『武器人間』がネットで話題になってしまったがために、「人間映画」という謎のジャンルが誕生。
2015年や2016年、「○○人間」が注目されており、それを受けて、日本に輸入する時に、全力で乗っかってしまった……。
当時、そのジャンルの最新作!という事で、DVD発売元のキングレコードが、頑張って売り込んでいた……そんな感じの映画でございます。
「夏のホラー秘宝祭り2015」で上映され、2016年2月にDVDが発売された『人間まがい』。
という事で、今回は『人間まがい』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
2年後、人ではない「人間まがい」となり街に戻ってきたマークは、殺人鬼に変貌し、住人を次々に血祭にあげます。
物語の核心とも言うべき、青い光についてや、マークを「人間まがい」にした何者かについては、本編では言及されません。
劇中で、マークが元フィアンセのジェンや主人公のセスに対し、自分を「人間まがい」にした何かについて、ぼんやりと示しているのですが、あくまで、ぼんやり。
ちゃんと描写していないので、この謎は、最後まで明らかになりません。
しかし、この映画では、この原因となる「なにか」について言及されない事が、かえって良かったです。
変に「なにか」について言及されてしまうと、内容がとっ散らかってしまって、結果、白けてしまったと思うんですよね。
この映画は、あくまで、「なにか」に生まれ変わってしまったマークとセスの物語ですから。
ちゃんとぼかすところは、ぼかす。
ホラー映画が好きである事が伝わってくる映画、それが『人間まがい』というSFホラー映画です。
ただ、ちょっと気になったのは、セスが青い光について何か知っていて、何かの原因で忘れてしまっているというところ。
なぜ忘れてしまっているのか、セスの身になにがあったのかは描写されていないので、そこは、割と気になりました。
しかし、エンドクレジット後に、マークと同じように、森の中で裸のまま目覚める男性が登場します。
この男が目覚めるところで映画は終わるのですが、これがロブなのでしょう。
しかし、個人的には、この終わり方には納得いかないんですよね。
というのも、マークが仲間にした人って、あと二人、残っているはずなんです。
一人は、最初に襲われた二人組の内のひとり。
襲われた後、彼は映画に登場しません。
もう一人は、ジェンの今の恋人。
彼は繭に包まれておらず、これから目覚めるところ。
セスは、彼を倒していなかったはずなので、二人生き残っている訳です。
ですので、ラストでロブだけが登場するだけでなく、生き残っているはずの二人も目覚めるところで終わった方が、より不気味で好印象な作品になったのにと、そこだけが残念です。
ただ、このあたりは好みの問題ではありますね。
Filmarks
映画.com
allcinema
しかし、シーン毎に「これはあの映画で、ここはあの映画」と、いちいち気にする方には、あまりオススメできないですね。
素直に映画を楽しむ人でないと、面白いと感じることができない映画です。
『人間まがい』は、SFホラー映画が好きな人でも、面白いかそうでないかがはっきりと分かれてしまう映画。
バカバカしくて、「ははは!」と笑いながら楽しめる方には、鑑賞をオススメするんですけど、「これ、あれのパクリじゃね?」って気になる人には向かない作品。
グロ描写もありますので、苦手な人にもおすすめできないですね。
映画冒頭の退屈な場面をのぞいて、ホラー映画の定番のストーリー展開なので、安心して観る事ができる映画でした。
という事で、今回は『人間まがい』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
↓クリックして頂くとモチベーションあがります!
この記事がイイネ!と思ったら下のブログランキングボタンをクリックして頂けると嬉しいです☆
![人気ブログランキング](https://blog.with2.net/banner/color-palette?bg=1877F2)
人気ブログランキング
この記事をお読みのあなたにオススメの記事
メインブログ(四十郎おっさんによる映画感想まがい)
今回の記事は、2016年3月10日に公開した記事を再編集したものとなっております。
1980年代のSFホラー映画に、スプラッター要素を加えた、ホラー映画好きのための映画『人間まがい』。
『ムカデ人間』『武器人間』がネットで話題になってしまったがために、「人間映画」という謎のジャンルが誕生。
2015年や2016年、「○○人間」が注目されており、それを受けて、日本に輸入する時に、全力で乗っかってしまった……。
当時、そのジャンルの最新作!という事で、DVD発売元のキングレコードが、頑張って売り込んでいた……そんな感じの映画でございます。
「夏のホラー秘宝祭り2015」で上映され、2016年2月にDVDが発売された『人間まがい』。
『SFボディ・スナッチャーズ』や『ゼイリブ』など、1980年代に製作されたホラー映画を彷彿とさせるストーリーやカメラワークに、スプラッター描写を加えた異色のホラー。
リンク
リンク
往年のSFホラー映画を観ている方であれば、きっと楽しむことができる、昔なつかしい作品に仕上がっていると思います。
という事で、今回は『人間まがい』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。
ネタバレなし感想
ネタバレなし感想では、予告編動画や簡単なあらすじ、スタッフやキャスト情報なども、あわせて掲載しております。ネタバレあり感想
核心を敢えてぼかす
青い光に包まれて消えてしまったマーク。2年後、人ではない「人間まがい」となり街に戻ってきたマークは、殺人鬼に変貌し、住人を次々に血祭にあげます。
物語の核心とも言うべき、青い光についてや、マークを「人間まがい」にした何者かについては、本編では言及されません。
劇中で、マークが元フィアンセのジェンや主人公のセスに対し、自分を「人間まがい」にした何かについて、ぼんやりと示しているのですが、あくまで、ぼんやり。
ちゃんと描写していないので、この謎は、最後まで明らかになりません。
しかし、この映画では、この原因となる「なにか」について言及されない事が、かえって良かったです。
変に「なにか」について言及されてしまうと、内容がとっ散らかってしまって、結果、白けてしまったと思うんですよね。
この映画は、あくまで、「なにか」に生まれ変わってしまったマークとセスの物語ですから。
ちゃんとぼかすところは、ぼかす。
ホラー映画が好きである事が伝わってくる映画、それが『人間まがい』というSFホラー映画です。
ただ、ちょっと気になったのは、セスが青い光について何か知っていて、何かの原因で忘れてしまっているというところ。
なぜ忘れてしまっているのか、セスの身になにがあったのかは描写されていないので、そこは、割と気になりました。
ラストについて
本編では、実は最初に攫われたはずのロブが登場しません。しかし、エンドクレジット後に、マークと同じように、森の中で裸のまま目覚める男性が登場します。
この男が目覚めるところで映画は終わるのですが、これがロブなのでしょう。
しかし、個人的には、この終わり方には納得いかないんですよね。
というのも、マークが仲間にした人って、あと二人、残っているはずなんです。
一人は、最初に襲われた二人組の内のひとり。
襲われた後、彼は映画に登場しません。
もう一人は、ジェンの今の恋人。
彼は繭に包まれておらず、これから目覚めるところ。
セスは、彼を倒していなかったはずなので、二人生き残っている訳です。
ですので、ラストでロブだけが登場するだけでなく、生き残っているはずの二人も目覚めるところで終わった方が、より不気味で好印象な作品になったのにと、そこだけが残念です。
ただ、このあたりは好みの問題ではありますね。
口コミレビューや評価
下記サイトで『人間まがい』レビューや評価をチェック!Filmarks
映画.com
allcinema
今回のネタバレあり感想のまとめ
ホラー映画が好きであれば、割と高評価な作品となります。しかし、シーン毎に「これはあの映画で、ここはあの映画」と、いちいち気にする方には、あまりオススメできないですね。
素直に映画を楽しむ人でないと、面白いと感じることができない映画です。
『人間まがい』は、SFホラー映画が好きな人でも、面白いかそうでないかがはっきりと分かれてしまう映画。
バカバカしくて、「ははは!」と笑いながら楽しめる方には、鑑賞をオススメするんですけど、「これ、あれのパクリじゃね?」って気になる人には向かない作品。
グロ描写もありますので、苦手な人にもおすすめできないですね。
映画冒頭の退屈な場面をのぞいて、ホラー映画の定番のストーリー展開なので、安心して観る事ができる映画でした。
という事で、今回は『人間まがい』のネタバレあり感想でした。
そんな訳で、今日はこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
映画好きな四十郎のおっさんでした。
それでは、しーゆー!
DVD・Blu-ray
リンク
↓クリックして頂くとモチベーションあがります!
この記事がイイネ!と思ったら下のブログランキングボタンをクリックして頂けると嬉しいです☆
人気ブログランキング
この記事をお読みのあなたにオススメの記事
メインブログ(四十郎おっさんによる映画感想まがい)