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今回ご紹介する映画「ひとりかくれんぼ 劇場版 -真・都市伝説-」
オススメ度:オススメできねーなぁ
        
予告編動画

<あらすじ>
高校の映画部に所属する倉田さくら(野中美郷)と塚本康介(鮎川太陽)は映画部の活動として「ひとりかくれんぼ」という都市伝説の降霊術を題材に、映画を撮ろうと部員を集めた。この擬似恐怖体験をホラー映画にしてコンクールを狙うと意気揚々としていたのだ。映画部副顧問の陽子先生(田中涼子)を何とか口説き、深夜の学校内の撮影に挑んだ映画部の5名。その夜、校内で撮影で始めた「ひとりかくれんぼ」の儀式が壮絶な展開を巻き起こす事に…。by Amazon

ニコニコ動画では、1月8日から11日まで秋葉原でおこなわれる「 第一回秋葉原映画祭 」の開催を記念して、AKB48メンバーも出演するホラー映画を一挙生放送という企画がありました。1月7日は「×ゲーム」「×ゲーム2」「ビンゴ」、1月8日は「ひとりかくれんぼ 劇場版」「ひとりかくれんぼ 新劇場版」「口裂け女 リターンズ」がオンエアされていました。

今回は「ひとりかくれんぼ 劇場版 -真・都市伝説-」の感想をネタバレなしで書きたいと思います。


はじめに「ひとりかくれんぼ」をご存じでない方に説明を。詳しくはWikipediaをお読み頂くと概要がわかります。

ウィキペディアによると「ひとりかくれんぼ」というものは、
2006年(平成18年)4月頃、大型電子掲示板「2ちゃんねる」のオカルト超常現象板に詳細な方法が紹介され、さらにこれを実行したことで様々な怪奇現象に遭遇したといった体験談が書き込まれ、それを見た読者が次々に検証を試み、その結果をネットで紹介したことによって、一般にも広く知られることとなった。
とあり、2chから派生した都市伝説、いわゆるネットロアであるようです。ネットロアとは簡単にいうとインターネット経由で広まった都市伝説の事です。ネットロアの定義などについては色々な意見がありますので、ご興味のある方は調べてみてください。


用意する物は、
手足があるぬいぐるみ
ぬいぐるみに詰めることができる程度の米
爪切り
縫い針と赤い糸
刃物(包丁、カッターナイフ)や錐など鋭利なもの
コップ一杯程度の塩水(天然塩が良いとされている)

「ひとりかくれんぼ」の進行方法は下記の通り。
<下準備>
下準備としてぬいぐるみに名前をつけ、詰め物を全て出して代わりに米と自分の爪(切って入れる)を入れて縫い合わせる。
余った糸は、ある程度ぬいぐるみに巻きつけて結ぶ。
中に入れる米はぬいぐるみの内臓を、赤い糸は血管を表しているともいう。
隠れ場所を決めておき、そこに塩水を用意しておく。

午前3時になったら以下の順に行動する。以下、自分の名前:○○、ぬいぐるみの名前:△△(○○以外)とする。
1.ぬいぐるみに対して「最初の鬼は○○だからと3回言い、浴室に行き、水を張った風呂桶にぬいぐるみを入れる。
2.家中の照明を全て消してテレビだけつけ(砂嵐の画面)、目を瞑って10秒数える。
3.刃物を持って風呂場に行き、「△△見つけた」と言って刺す。
4.「次は△△が鬼だから」または「次は△△が鬼」と言い、自分は塩水のある隠れ場所に隠れる。

※下記は別説だそうです。私はこの説は知りませんでした。
ぬいぐるみは風呂桶ではなく、浴槽に入れる。または、洗面台でも可ともいう。
塩水は前もって隠れ場所に準備するのではなく、ぬいぐるみを見つけて「次は△△が鬼」と言った後、塩水を持ちながら隠れ場所へ行く。
ぬいぐるみを刺した直後に『次は~』などと言わずに、すぐに逃げ、塩水を用意した場所に隠れる。

「ひとりかくれんぼ」の終了方法は下記の通り。
塩水を少し口に含んでから出て、ぬいぐるみを探して、コップの残りの塩水、口に含んだ塩水の順にかけ、「私の勝ち」と3回宣言して終了となる。
必ずこの手順によって、1~2時間、または2時間以内に終了させなければならない。
また、ひとりかくれんぼに使用したぬいぐるみは、最終的に燃える方法で処理する必要があるとされている。
各種メディアによる体験談では、隠れている間に奇妙な音がする、ぬいぐるみを捜しに行くと本来の場所と違う場所にいる、テレビに奇妙な画像が映る、などの心霊現象に遭遇したとする報告が寄せられている。

「ひとりかくれんぼ」は都市伝説であり変容し続けるという性質を持ちます。進行方法にも別説がある通り、細かい部分で異なるものも様々あるようです。

私はこのひとりかくれんぼを行った事はありませんが、いたずらに実行するのはオススメ致しません。何も起きなければ良いですが、万が一、何かが起きてしまった場合、責任を持つ事ができません。もし実行する場合は自己責任でお願い致します。「ひとりかくれんぼ」を知らない人に向けて、一通り書きました。


さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回はこの「ひとりかくれんぼ」をモチーフにした映画「ひとりかくれんぼ 劇場版 -真・都市伝説-」の感想を書きますね。

この映画は元AKB48の野中美郷さんが倉田さくら役で出演しています。そして、この映画は一言でいうと、この野中美郷さんをひたすら愛でる映画です。それ以上のものはありません。

え、この映画は面白いかって?? うん、面白くありません。はっきり言って。オススメできないです。

というのも、タイトルに「ひとりかくれんぼ」と入っているため、こちらとしては「ひとりかくれんぼ」を期待して鑑賞する訳ですが、まず「ひとりかくれんぼ」をしません。

確かに「ひとりかくれんぼ」を一人でしないといけないなんてウィキペディアにも書かれていませんが、<「ひとり」かくれんぼ>な訳ですから、当然一人でするはず。なのに、この映画では複数人で行います。

この時点で「?」な訳です。タイトル詐欺です。

まぁ、百歩譲って複数人で「ひとりかくれんぼ」を実行するとしましょう。それでも映画がスタートして全く何も起きない物語。いや何か起きてるっぽいですが、何が起きているか全くわからない構成。演出も通常のカメラだったりハンディカメラだったり、防犯カメラだったりと、映像に統一感がなく、なんとも中途半端な感じで、イマイチ映画に没入する事ができません。

また途中からセリフが名前を呼びあうくらいしか存在しなくなり、何が起きているのかもわからず、かなりストレスの溜まる映画でした。

ホラー演出も特別怖いものでもなかったので、ニコニコ動画で本当に良かったと思います。レンタルなら発狂ものです。


この設定と脚本でいくなら、普通にPOV形式を貫き通した方が、よっぽど怖かったと思うんですけどね。それこそ「ブレアウィッチ・プロジェクト」みたいに、学生が失踪したけれどカメラだけ残っていて、せめてこの映像だけでも編集して作品にして残しておこう、みたいな流れでも良かったと思います。

それであれば、物語に何も起きなくても、一定の緊張感があるし、名前しか呼んでいなくてもリアリティが増していたと思うんですよね。どうして、このようなヘンテコリンな演出にしたのか、意図がわからない。

脚本を読んで、一番良い演出方法を考えだす事ができない点で、今回の映画は×。その前に脚本の出来が最悪ですが。


野中美郷さんが好きな方にはオススメ。おっさんは、不覚にも野中美郷さんが可愛いと思ってしまいました。★ひとつついたのは、それが理由です。


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