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今回ご紹介する映画「テケテケ2」
オススメ度:B級映画が好きならオススメだけどスプラッターが苦手な人は注意
        

予告編動画

<あらすじ>
可奈(大島優子)はあるテケテケ出現のキーワードを発見して命拾いするが、その1年後に思わぬ形でテケテケの餌食になってしまう。通学途中に可奈の事件現場を通った菜月(岩田さゆり)と玲子(仲村みう)はその話題で盛り上がる。そんな折、玲子がエリカ(松島初音)たちのグループともめ事を起こし、ある朝エリカの上半身だけの死体が発見される。by シネマトゥデイ

前回はdTVで配信されていたホラー映画「テケテケ」の感想を書きました。今回はその続編にあたる「テケテケ2」を視聴しましたので、その感想を書きたいと思います。

監督は前回と同じく「ノロイ」「シロメ」の白石晃士氏。今回も白石さんは脚本を担当していません。

出演者は大島優子さんからバトンタッチ。 岩田さゆりさん、仲村みうさんがメインのキャストとなります。

今回もネタバレなしで感想を書きたいと思います。


今作は、前作を観ていなくても大丈夫なつくりになっています。最初に1作目のダイジェストが流れます。物語は前作の1年後からスタートします。

1作目から引き続き登場するキャラクターもいますが、主人公は今作で新しく登場する女子高生2人です。

女子高生が登場するという事は、当然、学校生活のシーンがあります。そして、でますよ、いじめのシーンが。そして、このいじめが……。

と、ほぼ予想通りの展開になります。しかし、前作と異なる点は、1作目はミステリー風の作品だったのに対し、今作はスプラッターホラーになっています。ですので、1作目に比べて、スプラッターシーンが多くなっています。

また、引き続き「テケテケ」について調査しているキャラクターがいますが、テンポよく調査を進めますので、前作に比べて、ストレスになるシーンが少ないですね。

ただ、やはり「テケテケ」の出現条件が限定的なのは変わらないため、ホラーシーンまでの移行に時間がかかっているのが、マイナス点でしょうかね。割と、のんびりしています。

今回の場合だと、いっその事、主人公を……にして、出現条件をはずした方が、より面白かったと思うし、より気持ちがスカッとするかなと思います。前半の20分ほどのいじめシーンがありますので。

しかしながら、トータルでみてみると、1作目よりは見やすいし、面白くなっています。スプラッター描写で好き嫌いが分かれるところかな。


ただ、物語の最後、あのシーンの意味がいまいち良くわかりませんでした。またラストシーンがあのようなものであったため、結局「テケテケ」の正体が不明のままなのも納得がいかない。解答が劇中で提示されていましたけれど、結局、何だったのか。

あれだけ調べてわかりませんではなく、きちんと解答を用意しておいて欲しかったですね。

「テケテケ」の設定は、前作以上にぶれていて、もはや、本当に「テケテケ」なのかも怪しいと感じました。前作だと「テケテケ」は有名な妖怪ではなかったようですが、劇中で「テケテケ」について言及している本が出版されていました。だとすると、前作と今作の高校生の「テケテケ」に対する認知度のなさに疑問が残ります。もう少し都市伝説や怪談について知っていると思うんですけどね。

まぁ面白くない訳ではありませんでしたので、興味のある方は、お試しあれ。