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今回ご紹介する映画「最強ゾンビ・ハンター」(原題:ZOMBIE HUNTER)
オススメ度:B級ゾンビ映画が好きならオススメ
        
予告編動画

<あらすじ>
謎の新型ドラッグの影響でゾンビがあふれ返った終末世界で、ハンターと名乗る男(マーティン・コッピング)は、一人荒野をさすらいゾンビ狩りを続けていた。そんなある日、地獄のような日々を生き抜いてきたイエズス神父(ダニー・トレホ)率いる6人の生き残りと出会い、彼らと共闘することに。しかし、チェーンソー男や進化した筋肉系ゾンビが次々と襲い掛かってくる。by シネマトゥデイ

ツタヤの店舗でDVDを気軽にレンタルしたゾンビ映画。あまり期待していなかったのですが、キャストにダニー・トレホがクレジットされていたので、借りてみました。

という事で、今回は割とふざけたタイトルの「最強ゾンビ・ハンター」の感想をネタバレなしで書いていきます。


この映画は「バイオハザード」と「シン・シティ」を足して二で割ったような映画です。全体的に上手くまとまっていて、久しぶりに面白いゾンビ映画を鑑賞しました。満足!

主人公のハンターは「マッドマックス」のマックス風。ヒロインのアリソンはちょっと存在が薄い女性です。みんな大好きダニー・トレホは妙な神父役。他の登場人物も、ある意味、特徴のあるキャラばかりで、見やすい作品です。


さて、本作はタイトルからわかる通り、ゾンビが蔓延る世界で、生き残った人間が様々な手段で生き残りをかけて戦うという、シンプルなストーリーです。途中でゾンビたちの攻撃にあい、一人また一人と犠牲者が出てしまうという、B級ホラー映画の定番。

ですので、安心して鑑賞する事ができます。

とにかく映画が好きで、ゾンビ映画が好きで、B級映画が大好き!なパッションがほとばしっています。こんな映画、面白くない訳がありません。

演出も格好良く、B級映画にふさわしいカット割りや色彩が施されています。反面、CGが雑なところが気になりますが……。

ゾンビ映画なので、割とグロい描写もあります。内臓が出たり、血しぶきが派手だったり、体の一部が欠損したり、吐瀉物を映したりしています。このあたりは、半分、お笑い扱いになってまして、時として過剰な演出をおこなっています。ですので、B級映画が好きでないと、厳しい映画です。

最初に「バイオハザード」と「シン・シティ」のタイトルを出しましたが、演出は「シン・シティ」寄りで、ゾンビの造形が「バイオハザード」寄りになります。なぜかというと、中盤で登場する、あるゾンビが、明らかに「バイオハザード」に登場したクリーチャーにそっくりなのです。

食べてた臓物を投げる元気なゾンビに、突然変異したと思われる巨大ゾンビが現れるので、緊張感が漂っていて面白い映画です。


個人的には、巨大ゾンビの倒し方に、今ひとつアイデアがなかったので、そこが残念でした。通常の攻撃が通用しないから、どうやったら倒せるか。生き残ったキャラクターで知恵を出し合い、戦って欲しかったです。

また、巨大ゾンビやラストについて、説明がないため、消化不良感が否めません。そのあたり、少しだけ説明があれば、まだ良かったんですけどね。

目新しい設定やゾンビなどは登場しませんので、そのあたりを期待するとダメだと思います。あくまで、シンプルなゾンビ映画ですから。

不満がやや残るものの、総じて面白いB級映画でした。楽しいホラー映画だったぜ!!