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今回ご紹介する映画「ひ・き・こ 降臨」
オススメ度:ホラーを期待しないのであれば、少しはオススメできるかな
        
予告編動画

<あらすじ>
ゆかり(秋月三佳)はSNSを介し同窓会を企画し、同級生の紀里子(サイボーグかおり)に再会。ゆかり、紀里子、そしてニコ(小宮一葉)は意気投合する。ある日、彼女たちは法では裁けない罪人にリベンジを果たせるサイトを立ち上げる。しかしその内容は過激さを増し、ゆかりは違和感を覚えるとともに、ニコという同級生はおらず、ひきこというクラスメートがニコに似ていると気が付き……。by シネマトゥデイ

ニコニコ動画で「冬休みホラー特集 死画像がやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」という事で、邦画のホラー作品を生放送していました。当日は鑑賞する事ができなかったため、タイムシフト視聴で鑑賞。

今回は1日目に「ひ・き・こ 降臨」と「クネクネ」の2本をオンエアしていました。25日の21時30分から2日目という事で「NotFound外伝」と「心霊玉手匣」が2本立てでオンエア予定です。

ちなみに「死画像」は、私はツタヤディスカスでレンタル候補に入れていましたね。次回の貸出候補1位に順位を変更しとこうかしら??

今回は「ひ・き・こ 降臨」の感想を書きたいと思います。


最初に「ひきこ」って何?っていう方に、Wikipediaさんから引用します。
雨の日、白いぼろぼろの着物を着て、人形のようなものを引きずっている女と出会う。よく見ると、女の目はつり上がり、口は耳元まで裂けている。そして女が引きずっていたものは人形ではなく、小学生ほどの子供そのものだった。女は自分の姿を見た子供を捕らえて肉塊になるまで引きずり回し、決まった場所に連れて行き放置する。彼女は自分が受けた酷いいじめに対する恨みから、子供を捕まえては肉塊と化すまで引きずり回しているのだ、というもの。

インターネットでは割と有名な怪談や都市伝説みたいなんですが、私は子供の頃には聞いた事がないおばけでした。ちなみに本名は森妃姫子(もりひきこ)さんだそうです。

さて、この「ひきこさん」をモチーフにした映画が、今回ご紹介する映画「ひ・き・こ 降臨」です。


この映画のホラーなところは、ホラー映画に分類されているのに、結局、ホラー要素が全くないという点。「ひきこ」ってタイトルが付いているのに、申訳程度の、適当なひきこ要素があるだけです。

ジャンルとしては、ホラーではなく、サイコスリラーの部類ですので、私みたいにホラーを期待すると、完全な肩透かしをくらいます。

というよりも、そもそも、ひきこさんである必要性が全くない物語なので、どうして、このような脚本にしたのか、理解できません。スリラーとして観ると、まぁギリギリ面白いかな??っていうくらいの出来です。可もなく不可もなく、普通のスリラーというところでしょうか。

ただ、スリラーに大切なオチに問題があるため、トータルでみて、結局、すごく中途半端な映画になっています。

この映画を観終わって、改めて振り返ると、POV形式で撮影した方が良かったように思います。そちらの方が臨場感もあって、恐怖を感じる事ができたかな??

どちらにせよ、コンパクトに上手にまとまっている映画なだけに、今ひとつ、ふたつほど、頑張りが足りなくて、惜しい映画となっています。残念。


ところで、この映画なんですが、女の子のタンクトップ姿と生足を堪能できる作品です。必要以上に主演の女の子のタンクトップ姿が登場するんですよね。これは監督か脚本家の性癖だと思うんですが……。まぁ、主演の女優さんには、すごく似合っていたので素晴らしいチョイスでしたけど。

それにしても、どうして「ひきこ」というお題があって、このような作品に仕上がったのか、少し不思議です。海外でも時々ありますけどね。

日本だと、割と珍しいと思います。