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今回ご紹介する映画「死臭 つぐのひ異譚」
オススメ度:とりあえず表にでろ、話はそれからだ
        
予告編動画

大学生の松本杏子(前田希美)が暮らす静かな住宅街では、最近行方不明になった三島かなという少女を捜すビラがそこら中に掲示されていた。ある夜、杏子は携帯電話が故障してしまい、やむを得ず公衆電話を探しに外へ。見つけ出した公衆電話の受話器に手をかけようとすると、いきなり目の前の電話が鳴りだした。電話に出た杏子は砂嵐のような雑音とかすかな女の声を聞くが……。by シネマトゥデイ

「デス・フォレスト3」公開記念で、ニコニコ動画でフリーゲーム原作の映画を生放送している今週。2日目は「死臭 つぐのひ異譚」です。

ホラーフリーゲームの映像化です。以前投稿した「青鬼」、昨日投稿した「パラノイアック」が意外と面白かった?ので、今回も地雷臭漂っておりましたが、鑑賞しました。結果、久しぶりにお金返せレベルの映画に出会いました。本当に無料で鑑賞して良かった。

例によって、ゲームはプレイしておりません。ですので、映画のみの感想です。



ストーリーそのものは、ホラーにありがちな定番の物語です。数年前に流行したJホラーを踏襲した作品になっており、また約1時間程度の上映時間のため、早々に物語の核に突入する作品です。

このあたりは、とても好感が持てるつくりになっています。「もしかしたら、これ、面白いんじゃないかな?」って、少し期待してしまいます。

演出は、遠くにいる何か→いきなり目の前にドン!→びくっ!!っていう、本当にオーソドックスな手法を用いています。なので、びっくりしちゃいますよね、わかっていても。ホラー定番の演出です。

俳優さんがセリフ棒読みチックは置いておくとしても、中盤までは割と期待できる作りになっています。

ただ登場人物が3人いるんですが、みんな黒髪ロングヘア―で、誰が誰だか、さっぱりわかりません。登場しても「あれ、誰だっけ??」ってなります。髪の色を変えたり、長さを変えたりして欲しかった。それだけでも、随分、分かりやすくなるんですけどね。誰だかわからないというのは、意外とストレスになります。

百歩譲って登場人物の区別がつかないのを良しとしても、物語の核となる部分が、作中で何ら語られないのが、この作品を一気に面白くなくしている要因です。ラストまで一体幽霊が何をしたかったのか、意味不明のままなんです。途中まで良かったため、かえって、消化不良が半端ありません。

2015年の作品なので、レンタルでは新作扱いだと思うので、レンタルする場合は新作でも100円とか、そういう安い時に借りる事をオススメします。真面目に作っている分、前回書いた「パラノイアック」より、始末に負えない映画になっていました。「パラノイアック」はまだ笑えたのでオススメできる作品でした。

こうなってくると、明日オンエア予定の「デス・フォレスト」がどのような出来なのか、とても不安です。



あ、「死臭 つぐのひ異譚」ですね、女優さんが可愛いです。女優さんの可愛さだけで、終わりまで見る事ができました。