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今回ご紹介する映画「パラノイアック PARANOIAC」
オススメ度:決して一人では見ないでください(理由は記事中にて)
        

予告編動画



編集者の早川は、うつ病のために執筆活動が困難になってしまった恋愛小説家の高村美紀(小西キス)に、恋愛小説以外のジャンルを書いてみてはどうかと提案。美紀は、かつてこつぜんと姿を消し、その後廃虚で餓死した叔母のことを小説にしようと思い立つ。美紀は早川と共に取材のためにその廃虚に足を運ぶが、いくつかの部屋は施錠されていて……。by シネマトゥデイ

青鬼」に引き続き、鬼畜かくれんぼゲーとも鬼畜逃げゲーとも言われている人気のフリーゲーム「PARANOIAC」を実写映画化したホラー作品です。

おっさんは、例によって、原作になっているゲームをダウンロードして遊んでおりませんため、映画のみの感想となります。ゲームはかなり難しいみたいで私には攻略できそうにないので……。



現在、ニコニコ動画で「デスフォレスト3」公開記念で、フリーゲーム原作の映画を無料で生放送しています。昨日12月7日の22時にオンエアされていたのが、今回ご紹介する「パラノイアック PARANOIAC」です。

さて「青鬼」の時に大体わかったので、ほとんど期待しない状態で鑑賞したんですが、まぁ、見事な地雷映画でした。色々と光る部分はあったのですが、様々な意味でやっちゃった感が半端ない映画に仕上がっていました。

「青鬼」の時にも思ったのですが、変にストーリーに捻りを加えてしまっていて、観客が混乱してしまう結果に。その捻りも、特別意味のあるように見えないので、始末がわるい。

撮影方法は、一応POV方式で撮影されています。臨場感はあるし、恐怖感があってグッドなんですが、いかんせん、映像に酔う。「うわー」って言いながら、カメラが横に縦に揺れる上に、何があったのか、画面を凝視するので、とても疲れます。

ラストにクリーチャーが登場しますが、それまでは雰囲気ホラーです。これは低予算だからだと思いますが、はじめから化け物がでてくるよりは、不思議で不気味な映像に仕上がっているので良い感じです。

ここまで書くと「パラノイアック PARANOIAC」は、まあまあ良くできた和製ホラーみたいなのですが、この映画の真骨頂は、ホラー映像ではなく、登場キャラクターの言動にあります。ここに、今回のオススメ度の話につながります。映画中盤でクリーチャーが登場人物の前に現れ、キャラクターたちがパニックになるんですが、このあたりのキャラのやり取りがすごすぎて、結果、爆笑です。特に唐突に放たれる「コーラ」の存在感は半端ありません。

あのキャラのせいで、この映画の印象が完全に「コーラ」になっています。なんだ、これ。

後半のドタバタのおかげで、この映画、一人で見るのではなく、数人とワイワイしながら鑑賞した方が、絶対に盛り上がる映画です。面白いかどうか別にして。本当にニコニコ動画向けの映画でした。

レンタルだと、まだ新作扱いだと思うので、さすがに新作や準新作扱いでレンタルはオススメしませんが。

まぁ、トータルで思ったより、ひどくは、なかったかな?? ただラストは意味不明でした。



ちなみに、本記事を書く中で、検索で「PARANOIAC 飯田市」っていうワードがありました。「なんだこれ?」と思って調べてみると、飯田市に「PARANOIAC」というおしゃれな服屋さんが出てきました。なんか有名みたいですね。服飾系に疎いおっさんは全く知りませんでした。

映画とは関係ありませんが、飯田市に行った際は、「PARANOIAC」さんに足を運んでみては、いかがでしょう?