ブログネタ
映画鑑賞日記4 に参加中!
どーも、四十郎おっさん999です。

正直、それほど期待していなかったけれど、予想以上に魅入られてしまった映画『ザ・バニシング―消失―』。

今でも余韻が残っていて、これは忘れられない映画になりそうです。

上映館数は少ない上に、劇場で上映する期間も短いため、もし興味のある方はお早めにジャッジした方がいいですよ?

そんな訳で、今回は『ザ・バニシング―消失―』のネタバレあり感想を書いていきたいと思います。

もし、本作をこれから鑑賞する予定の方は、今回の感想はスルーしてください。








スポンサーリンク




ネタバレなし感想

『ザ・バニシング―消失―』ネタバレなし感想/キューブリック監督がガクブルした映画


ネタバレあり感想

暗喩しかない

spoorloos_3

ネタバレなし感想でも書きましたけれど、本作はとにかく観客にハッキリ示さない事が多いのです。

で。

そこが本作のウリであり、味なのですが、ここで評価がはっきりくっきり分かれるという映画でございます。

サスキアは行方不明のまま、一体どうなったのか、わからない。主人公もまた、箱?棺?の中に閉じ込められ、土の中に埋められて、はい終了な訳です。

「サスキアと同じ運命を辿った」はずの主人公。でも、本当にそうなのだろうか?犯人がそう言っただけなので、本当のところはわからない訳です。

わたしは整形したサスキアが実は主人公の近くにいた、あるいは、サスキアは洗脳のようなものを施され、犯人の家族になった、とか。

色々と想像したのですが、最後まで明かされないという斜め上のエンディングに絶句してしまいました。

さらにこの映画の凄いところは、その終わり方でも別にいっか、と納得してしまうところにあります。

でも、このラストを受け入れる事ができる人って少ないと思います。風変わりな映画がお好みの方なら、許容できるかもしれません。




人の好奇心が一番恐い

spoorloos_4

幽霊と生者。

どちらが恐いかというと、それは生きている人間であると思います。そもそも幽霊と遭遇する可能性は少ないけど、狂人とエンカウントする確率は高い訳です。

ネットでも「生きてる人が一番恐い」という書き込みが多いのですが、本作を見ると、さらに恐いタイプの人間を知る事ができます。

生きている人間の中で好奇心に素直な人間が一番恐い。本作を鑑賞して思ったのが、それです。

本作の犯人は「幸せの絶頂にいる人に悪事を施したら、どうなるのか」という好奇心を満たすために、犯行に及びます。そして冷静に、誰も興味のない失踪事件に仕立て上げてしまう。そこに恐怖を感じます。

シリアルキラーなら、その欲求を満たすために犯行を繰り返します。犯行を繰り返すことによって油断が生じ、事件は解決へ向かう訳です。けど、本作の犯人は一回きりで満足する訳ですよ。

こうなったら、もう解決できない。こういう事件が一番恐いですね。




レビューや評価

こんなつまらないサスペンスがどうして過大評価されてるのか理解不能。

彼女がどうなったのか、そりゃー知りたくてしようがない。だけれども、その先にあったこのラストは、想像していなかった。

リメイク作も同じ監督ですが、こちらの胸糞悪い結末の方が、不気味で映画としては面白いと思います。


YAHOO!JAPAN映画『ザ・バニシング―消失―』




今回のネタバレあり感想のまとめ

spoorloos_2

自分で想像力を働かせて鑑賞するタイプの映画なので、それが苦手な人は当然面白くもなんともない映画です。

しかし、それができる人であれば、本作の不気味さ、怖さを感じる事ができるはず。これは、個人的には本当に恐い映画でした。外に出たくなるなるぅ~。




という事で、『ザ・バニシング―消失―』のネタバレあり感想でした。

それでは、しーゆー!!




この記事がイイネ!と思ったら下のブログランキングボタンをクリックして頂けると嬉しいです☆

人気ブログランキングへ



【関連記事】

『CUB/カブ 戦慄のサマーキャンプ』ネタバレなし感想

おっさん999とは?

おっさんのプロフィール