※この記事は、2018年8月1日に投稿したものを再編集したものになります。
赤い服の女がやってくる。
今回ご紹介する映画:『死の実況中継』
製作:2014年日本
日本公開日:2014年4月19日
上映時間:73分
オススメ度:★☆☆☆☆(一つ星)
予告編動画
あらすじ
大学に合格して、映画サークルに所属する事にした大学生の中塚歩は、サークル恒例となっている、新入生歓迎を兼ねたホラー映画の企画に難色を示していた。歩はホラー映画が苦手なのだ。それは高校生時代のある出来事がキッカケであった。
サークルメンバーは、「死の実況中継」というインターネットで有名な都市伝説を題材にしようと考えており、歩はそんなサークルから退会する事を考えるのだった。
一方、歩には高校生時代からの親友・三原依子がいた。
依子は、異様なほど歩に依存しており、その事に歩は気付いていながら、危うい雰囲気の依子をほおっておく事などできなかった。
しかし、歩に新しい友人ができてから、歩の周辺がじょじょに変容していく事に、歩は気付いていない。
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どーも、四十郎のおっさん999です。
先日、Netflix で配信されている『死の実況中継』という映画を鑑賞しました。
てっきり、定点カメラで撮影された作品だと思っていたのですが、観てみると、普通の映画として撮影されておりまして、「なんじゃ、そりゃ」っていうのが、最初の印象でした。
本作は「死の実況中継」という架空の都市伝説を題材にした作品でして、日本映画で都市伝説を取り扱うと、だいたい失敗しちゃうんですよねぇ。
この作品、タイトルすら、わたしは聞いた事がないため、おそらく、この作品も失敗したんじゃね??っていう感じを抱きつつの鑑賞。
さて、この映画は、そんなマイナスのイメージを払拭してくれるのか?
今回は『死の実況中継 劇場版』のネタバレなし感想を書いていくんだぜ?
スタッフ
監督:仁同正明脚本:杉山嘉一
撮影:伊集守忠
キャスト
能條愛未、河内美里、船岡咲、南羽翔平、新井裕介、江藤聖矢おっさんのネタバレなし感想
こりゃ、また、見事なまでのダメ作品でした。もう、邦画ホラーのダメなところを、思う存分に詰め込みました!っていう感じの映画。
一体なにをどう考えたら、こんな作品が生み出されるのか。
というか、この作品が実際に劇場で公開され、1800円も支払って鑑賞したという人がいる。その事実こそが、ホラーでございます。
Netflix で視聴したから良いものの、単品で動画レンタルしたり、DVDレンタルした日には、もう「きょえぇー!!」と奇声をあげるかもしれませんぜ。
どの部分にフォーカスしていいのかが、全くわからないまま、ただ撮影して、編集して、体裁を整えました的な作品で、誰にもオススメできない作品でございました。
これだったら、前回感想を書いた『映画版 心霊調査 ビッグサマー』の方が、よほど面白いです。
良いところ
とにかくファーストシーンの「死の実況中継」を紹介する場面が一番良かったですね。だいたい5分くらいですか?本作の本編は、まさにこのシーンのみでして、あとは完全に蛇足ですな。
この都市伝説のシーン、人によるとは思うのですけど、赤い服を着た女性が全力疾走しているんですね。
これが、個人的には、妙に気味が悪い感じでグッドでした。
顔が見えないから微妙という方もいるかもしれないですけど、おっさん的には、顔が見えない方が不気味に感じました。
このシーンが、意外とよくできているため、ちょっと期待したんですが・・・あぁーって感じで、あとはお察しください。
悪いところ
本作は、分類としては、ホラー映画なようですが、実際は暗い青春映画って感じですね。主人公は学生なので、だったら、ティーンに向けたジュヴナイルホラーにすれば良かったのにって感じです。
ホラーな部分もあるにはありますが、ホラーという感じがしないため、ホラー映画を期待すると、わたしのように失敗してしまいます。
最初と最後くらいしかありませんからね、ホラー的要素。
都市伝説を題材にしている割には、都市伝説について、あまり知らない人が脚本を書いているんじゃないのかな?っていう印象。
劇中では「死の実況中継」という都市伝説は有名らしいのですが、そこまで有名なら、対抗神話とかありそうですけどね。
都市伝説の作り込みも中途半端でしたし、モヤモヤが残る映画です。
今回のネタバレなし感想のまとめ
ホラー映画ともいえないし、かといって爽快感のある青春映画かと言われると、それもまた違う。主演の方が、乃木坂46のメンバーさんなので、その方のファンであれば、まだ楽しめるかもしれません。
ごっつい地雷映画でございました。
この映画の存在そのものが、何よりもホラーです。
という事で、今回は『死の実況中継 劇場版』のネタバレなし感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
2021年3月29日:現在運営している映画感想ブログに本作の感想を投稿しました。記事を新しく書くため、改めて鑑賞しました……。地獄やったで。
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