行方不明だった子供たちにはMAMAが傍にいた。
今回ご紹介する映画:『MAMA』
原題:『MAMA』
製作:2013年スペイン・カナダ
日本公開日:2014年5月17日(1週間限定)
上映時間:100分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
道中、スリップ事故を起こしてしまったジェフリーと娘たちは奇跡的に助かるものの、車は大破。
仕方がなく、森をさまようことにしたジェフリーの前に、ある小屋が姿を現す。
訝しむヴィクトリアをよそに、ジェフリーは小屋の中に入り、しばしの休息を得るのだった。
一息ついたジェフリーは、娘たちと心中しようとするが、そこでジェフリーが何者かに襲われてしまう。
残されたふたりの娘は、ジェフリーの命を奪った何者かと、そこで生活を始めることになる。
5年後、ジェフリーの弟ルーカスはヴィクトリアたちを発見。
彼女たちを保護するのだが、小屋にいた不気味な存在も、一緒に小屋からルーカスの元へやってきたのだった。
どーも、四十郎のおっさん999です。
怖いと評判の高い映画『MAMA』を、まだ鑑賞していなくて、先日ようやくdTVで視聴しました。
タイトルから、なんかドラマがメインなのかな??って勝手に思っていて、なかなか観ようって気持ちにならなかったんですよねぇ。
さて、本作の監督は、この『MAMA』が認められて、映画版『IT』を任せられる事になりました。
それも手伝って、ようやく重い腰をあげる事ができました。
という事で、今回は『MAMA』のネタバレなし感想を書いていくんだぜ?
脚本:ニール・クロス、アンディ・ムスキエティ、バルバラ・ムスキエティ
原案:アンディ・ムスキエティ、バルバラ・ムスキエティ
原作:アンディ・ムスキエティ
製作:バルバラ・ムスキエティ、J・マイルズ・デイル
製作総指揮:ギレルモ・デル・トロ
ルーカス/ジェフリー:ニコライ・コスター=ワルドー(桐本琢也)
ヴィクトリア:ミーガン・シャルパンティエ(清水理沙)
リリー:イザベル・ネリッセ(佐藤美由希)
ドレイファス博士:ダニエル・カッシュ(菅生隆之)
ママ:ハビエル・ボテット
ジーン/ママの声:ジェーン・モファット
けれど、その中に切なさが混在している、とてもユニークな映画でございました。
前半と後半、ラストについて、賛否の分かれる映画であるとは思いますが、わたしは、とても満足度の高いホラー映画であると感じましたね。
ストーリーも上手で、ホラー描写についても、西洋的恐怖と東洋的恐怖をうまいことミックスさせていて、ホラー映画としては、レベルの高い作品であるといえます。
確かに、これを見れば、『IT』の監督に抜擢されてもおかしくないというくらい、クオリティー高し。
思っていた作品とは全然違っていて、良い意味で裏切ってくれました。
けれど、丁寧に丁寧に、物語を紡いでいるので、退屈であると感じさせない巧さがありました。
心理的なホラーと視覚的なホラーのバランスがとても良く、ホラー映画好きであれば、それなりに満足できる作品です。
ただスプラッターなどの痛い系ホラーではないので、そこは期待しないように。
MAMAと呼ばれる謎の存在の怖さはもちろん、中盤までは保護された子供たちも不気味な存在として画面に登場します。
この子供たちが不気味であるという、「できれば子供たちは普通のこどもなんだ」と思いたい観客の心理を巧みに突いた、グッドな設定と演出、演技には拍手を送りたい気持ちです。
おっさんは、納得できたのですが、子供を産んだ経験のある女性は、どのような印象を持つのかな?って、ふと思いました。
確かにMAMA(イーディス)の行動に理解できない方もいると思うんですよね。
わたしは理解できたし、納得もしたのだけれど、「これは駄目だ・・・」って思う人もいるかもしれません。
こればかりは、観てみないと何ともいえず、覚悟をある程度してから鑑賞した方が良いかと思います。
わたしは、ところどころで、グッとくるものがありまして、観終わった後、「あぁ、良い映画を観たな」って感じました。
ホラー映画が好きで、風変わりな作品が好みの方は、一度チャレンジしてみては、いかがでしょうか?
という事で、今回は『MAMA』のネタバレなし感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
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今回ご紹介する映画:『MAMA』
原題:『MAMA』
製作:2013年スペイン・カナダ
日本公開日:2014年5月17日(1週間限定)
上映時間:100分
オススメ度:★★★★☆(四つ星!)
予告編動画
あらすじ
投資会社を経営するジェフリーは、ある事がきっかけで、共同経営者と妻を殺害し、3歳のヴィクトリアと1歳のリリー、ふたりの娘を連れて、雪道を車で疾走していた。道中、スリップ事故を起こしてしまったジェフリーと娘たちは奇跡的に助かるものの、車は大破。
仕方がなく、森をさまようことにしたジェフリーの前に、ある小屋が姿を現す。
訝しむヴィクトリアをよそに、ジェフリーは小屋の中に入り、しばしの休息を得るのだった。
一息ついたジェフリーは、娘たちと心中しようとするが、そこでジェフリーが何者かに襲われてしまう。
残されたふたりの娘は、ジェフリーの命を奪った何者かと、そこで生活を始めることになる。
5年後、ジェフリーの弟ルーカスはヴィクトリアたちを発見。
彼女たちを保護するのだが、小屋にいた不気味な存在も、一緒に小屋からルーカスの元へやってきたのだった。
どーも、四十郎のおっさん999です。
怖いと評判の高い映画『MAMA』を、まだ鑑賞していなくて、先日ようやくdTVで視聴しました。
タイトルから、なんかドラマがメインなのかな??って勝手に思っていて、なかなか観ようって気持ちにならなかったんですよねぇ。
さて、本作の監督は、この『MAMA』が認められて、映画版『IT』を任せられる事になりました。
それも手伝って、ようやく重い腰をあげる事ができました。
という事で、今回は『MAMA』のネタバレなし感想を書いていくんだぜ?
スタッフ
監督:アンディ・ムスキエティ脚本:ニール・クロス、アンディ・ムスキエティ、バルバラ・ムスキエティ
原案:アンディ・ムスキエティ、バルバラ・ムスキエティ
原作:アンディ・ムスキエティ
製作:バルバラ・ムスキエティ、J・マイルズ・デイル
製作総指揮:ギレルモ・デル・トロ
キャスト/役名:出演者(日本語吹き替え版声優)
アナベル:ジェシカ・チャステイン(魏涼子)ルーカス/ジェフリー:ニコライ・コスター=ワルドー(桐本琢也)
ヴィクトリア:ミーガン・シャルパンティエ(清水理沙)
リリー:イザベル・ネリッセ(佐藤美由希)
ドレイファス博士:ダニエル・カッシュ(菅生隆之)
ママ:ハビエル・ボテット
ジーン/ママの声:ジェーン・モファット
おっさんのネタバレなし感想
不気味で、おどろおどろしく、怖い。けれど、その中に切なさが混在している、とてもユニークな映画でございました。
前半と後半、ラストについて、賛否の分かれる映画であるとは思いますが、わたしは、とても満足度の高いホラー映画であると感じましたね。
ストーリーも上手で、ホラー描写についても、西洋的恐怖と東洋的恐怖をうまいことミックスさせていて、ホラー映画としては、レベルの高い作品であるといえます。
確かに、これを見れば、『IT』の監督に抜擢されてもおかしくないというくらい、クオリティー高し。
思っていた作品とは全然違っていて、良い意味で裏切ってくれました。
良いところ
映画が始まった当初は、心理的な恐怖と、不気味な雰囲気を観客に投げつけ、後半では視覚的な恐怖によって、観客を不安に陥れるという、言ってしまえば王道のストーリー。けれど、丁寧に丁寧に、物語を紡いでいるので、退屈であると感じさせない巧さがありました。
心理的なホラーと視覚的なホラーのバランスがとても良く、ホラー映画好きであれば、それなりに満足できる作品です。
ただスプラッターなどの痛い系ホラーではないので、そこは期待しないように。
MAMAと呼ばれる謎の存在の怖さはもちろん、中盤までは保護された子供たちも不気味な存在として画面に登場します。
この子供たちが不気味であるという、「できれば子供たちは普通のこどもなんだ」と思いたい観客の心理を巧みに突いた、グッドな設定と演出、演技には拍手を送りたい気持ちです。
悪いところ
人によって、本作のエンディングが耐えられないと感じる人もいると思います。おっさんは、納得できたのですが、子供を産んだ経験のある女性は、どのような印象を持つのかな?って、ふと思いました。
確かにMAMA(イーディス)の行動に理解できない方もいると思うんですよね。
わたしは理解できたし、納得もしたのだけれど、「これは駄目だ・・・」って思う人もいるかもしれません。
こればかりは、観てみないと何ともいえず、覚悟をある程度してから鑑賞した方が良いかと思います。
今回のネタバレなし感想のまとめ
『ファウンド』とは違い、母娘の絆を描いた、本当の意味での美しいホラー映画であると言えますね。わたしは、ところどころで、グッとくるものがありまして、観終わった後、「あぁ、良い映画を観たな」って感じました。
ホラー映画が好きで、風変わりな作品が好みの方は、一度チャレンジしてみては、いかがでしょうか?
という事で、今回は『MAMA』のネタバレなし感想でした。
それでは、今日はこの辺で。
しーゆー!
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