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どーも、四十郎おっさんです。

いつもなら、ネタバレなし感想とネタバレあり感想を書いたら、その後は感想など書かないのですが、『GODZILLA 決戦機動増殖都市』について、ちょっと思うところがありまして。

いつもなら、どんなトンデモ展開でも、スルーできるおっさんですが、どうしてもスルーできない部分があったんですよね。

それというのは、メカゴジラを生み出したビルサルドの面々の考えについてでした。

あ、ちなみに、今回は
ネタバレありとなりますので、未見の方はスルーしてください。



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さてさて。

今回の『決戦機動増殖都市』のキーのひとつであるメカゴジラ。

劇中では、残念ながら、その雄姿を拝む事はできません。

なぜなら、メカゴジラは、コアの部分だけが機能しているからです。

ですので、機龍のような形での登場はしないんですよね。




では、どのような形態で登場するのかといえば、メカゴジラシティという決戦都市という状態で出現し、登場人物と観客の度肝を抜きます。

ハルオはじめ、「これなら勝てるんじゃね??」って思うのですが、ここまでは良かったんですよね。

メカゴジラすげぇ!ってなるんですが、この後のビルサルド人の行動に「?」となりました。




godzilla-anime2_3



プログラムだからこそ最強だったメカゴジラ

ゴジラを倒すための準備を着々と進めるだけだったメカゴジラシティ。

だからこそ、ゴジラに見つからず、ほそぼそと活動できたわけです。

そして、それがメカゴジラ最強!って思わせる要因だった。

そこに「我々が作ったメカゴジラ凄い!」っていう、メカゴジラを崇め奉るビルサルド含めた主人公一行が登場した事により、状況が一変します。

ゴジラを倒すためにメカゴジラシティを起動させ、準備を進めた主人公たち。

問題は、この後、なぜかビルサルド人がメカゴジラシティと融合してしまう点です。




メカゴジラシティはプログラムだからこそ最強だったわけで、そこに不完全な知性を持った生命体という不純物が混ざると最強ではなくなるわけです。

ビルサルド人が融合してしまった事で、ビルサルド人がメカゴジラシティの主導権を完全に握る事になりまして、メカゴジラシティだけで稼働していた方が完全性があったにも関わらず、途端に不完全な兵器となってしまいました。



ビルサルド人は作業の効率化を理由に融合を正当化するのですが、ここでビルサルド人の科学至上主義というか、メカゴジラ教の駄目なところが浮き彫りになります。

メカゴジラが最強⇒だからメカゴジラを生み出したビルサルド人最強

という図式がビルサルド人の中にできたみたいで、本来なら、ハルオはこの点を攻撃しなければいけなかったのです。




ところが、ハルオはこの点を掘り下げる事なく、あろうことか、ゴジラ掃討作戦を続行させます。

なぜハルオは感情的になり、作戦を続行させたのか。

かなり疑問の残る展開です。

ビルサルド人が完璧であれば、そもそも最初からメカゴジラの起動に成功したはずだし、どうして自分たちを過大評価したのか。

この後、案の定、ビルサルド人は間違った判断をしてしまい、結果、ゴジラにメカゴジラシティの場所を露呈してしまい、不完全なまま、ゴジラとの戦闘に突入してしまいます。

さらに、切り札が上手く稼働しないばかりか、ふたつ建造する予定だったのに、ひとつは時間的に間に合わないということで、切り札ひとつだけで戦闘し、そして負けましたとさ。

ううむ。

色々と納得のできないストーリーでございまして、ここが残念でした。



それにしても。

怪獣を神様として崇めているフツアの民を野蛮人と切り捨てたビルサルド人が、自分たちの生み出したメカゴジラを神として崇拝している姿は、かなりゾッとしました。



ヴァルチャーをなぜ無人機にしなかったのか?

さらに、メカゴジラシティを用いて生み出した、対ゴジラ兵器・ヴァルチャー。

これは、元々母船から持ってきたロボット兵器をメカゴジラシティの技術によって、兵装を一新したものでした。

とんでもなくすごいのですが、なぜか有人機体なんですよね。

おっさんはてっきり遠隔操作できるように仕様変更するものだと思っていたのですが、どうしてパイロットが必要だったのか、よくわからず、さらにここからヒロインが悲惨な末路を辿ることになるので、余計に腑に落ちませんでした。

遠隔操作だと反応が鈍る、状況に対応できないという問題があるのかもしれません。

けれど、最終的に特攻する可能性も当然あったわけで、だったら、なおさら無人機体にした方が良かったように思うんですが、どうなんでしょうか??




SF素人には難しい作品

とはいえ、おっさんは前作よりも本作の方が好きなんですけどね。

けれど、SFに対して知識の薄いわたしでは、今ひとつ理解できない展開が多すぎました。

この部分を、もっと掘り下げて描写して欲しかったかな??




というわけで、今回はここまで。

四十郎のおっさんでした。

しーゆー!




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